最近心配していることがある。

それは

怪我をしているあーりん…の隣でかいがいしくお世話している杏果!!

去年のchanであーりんやすの企画をしてからわりとファンの間で人気があるらしい。

でも杏果は私との推され隊があるじゃん！そりゃ最近はめっきり私たちの活動はないけどさ。

言っちゃえば

｢さみしい。｣

思わず心の声が出ちゃったけど、有安を取り返さなきゃ!!



｢あーりん、足痛む？なんか必要なのあったら言って！持ってくるから。｣

｢日常生活にはなんの支障もないから大丈夫だってーありがと♪｣

｢でもひび入ってるんでしょ？｣

｢まぁ、でも全治3週間だし！平気平気。｣

｢あーりん無理するとこあるから心配してんだよ？｣

…なんなの？さっきから聞いてれば恋人みたいな会話は!!目の前でこれを聞かされて高城が嫉妬しないとでも思ったか!?バリバリしてるわ!!

てことでさっそく二人の間に入ろー。

｢あーりん♪早く足が治るようにマッサージしてあげようか？｣

｢え、いいの？やったー♪｣

｢ちょっと、れに。安静にしてるのが一番なんだから余計なことしなくていいの。｣

｢うえっ。｣

なぜか有安に阻まれてしまった。

私負けない!!

｢あーりん♪これ体に良いサプリみたいだからあげるね。｣

｢あーりんは病院から貰ってる薬あるでしょ？｣

｢え、まぁ。｣

｢じゃあ大丈夫！｣

｢うえー。｣

負けそう。
押して駄目なら引いてみろの言葉にならってしばらくおとなしく見守る。




｢…っ駄目だ、我慢できない。｣

だからといってもうネタが尽きてしまった私にはなんにもすることが出来ない。
からひたすら見つめる。(睨む)

｢ねぇ、有安…さっきから高さんの視線がめっちゃ痛いんだけど…。｣

｢え？そう？｣

｢感じないの？これ絶対勘違いされてるw｣

あーりんに言われてちらっと前を見れば簡単にれにと目が合う。

｢なに？れに。｣

｢いいや(ﾆｺﾆｺ)｣

｢あっそう。なんでもないみたいだよ、あーりん。｣

｢なんでもないことないしょw｣

｢はぁー、れにちょっといい？｣

｢うん♪｣

おぉぉぉ！押して駄目なら引いてみろ効果抜群！！

｢あのさ、あーりん今怪我してるじゃん？｣

｢うん。｣

｢だから世話してあげたいじゃん。｣

｢あんなにベタベタしなくてもいいと思う…。｣

｢ベタベタしてないよ！ただ私も一時期歌えなくて皆に迷惑かけちゃったじゃん？｣

｢迷惑なんて思ってない!!｣

｢ありがと。でも今度は私が恩返しじゃないけど力になりたくて。｣

｢…。｣

｢分かってくれるよね？｣

｢…。｣

｢……。ここまで言ってるのになんで分かってくんないの!?｣

｢だってーー！だったら私にも優しくしてよーー！｣

｢はぁーー？してんじゃん！｣

｢足りないーー！｣

｢この分からず屋！｣

｢それはこっちのセリフだし！｣

｢分かった！分かったからあともうちょっと我慢して！｣

｢どのくらい？｣

｢あーりんが治るまで！｣

｢まーてーなーいー！｣

｢だーかーらー！｣


堂々巡りの会話は果てしなく続く。

黄(これ終わりはあるの？)
桃(私が治るまでないんじゃないかなw)
赤(あーりん早く治さなきゃねw)