どっち 黄×紫
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今日は久しぶりに何にもお仕事が無いため、朝から学校にいる。
毎日ヒロインであるれにちゃんは、昨日からピンでお仕事で海外へ行ってしまった。
今は数学の授業ではあるが、受験が控えている高校三年生はほぼ自習である。なんともやる気のでない私は幸いなことに窓側の席だったため少し窓を開けて外を見る。
最近は秋を追い越して冬が来たかと思うほど寒い。だけど今日はこの冷たさが心地よい。
――――――――――――――――――――
「なんで高城さんだけ海外なのー?」
「前から言ってます。俺はももクロの中でも高城さんを推してます。」
「ごめんねー、ねーアキラ♪」
「私達も毎日ヒロインだよ。ね、有安!」
「そうだーそうだー!」
「今まで散々否定してたくせに。」
「うっ。」
「高さん、お土産楽しみにしてるね♪」
「任せろ!」
――――――――――――――――――――
昨日メンバーと話していた会話を思い出す。
――――――――――――――――――――
「あれ、しおりん大人しいね。もう寂しくなっちゃった?」
「そんなことない。お土産何にしてもらおうか考えてただけ!」
「ふーんw…高さーん、しおりんが寂しがってるよ♪」
「ちょっと、あーりん!違うって!」
「今行くからー♪」
そういうと満面の笑みで歩いてくる高城。なんかむかつく。
「しおりん、私も寂しいよー。でもすぐ帰ってくるからちょっと我慢しててね♪」
私のことをぎゅうぎゅう抱きしめながらそんなこと言ってきた。
「寂しいなんて一言も言ってないから!お土産ちゃんと買ってきてね!」
「素直じゃないんだからー。なにが良い?」
「うーんとね。」
――――――――――――――――――
素直じゃないのは分かってるんだ。でも私ばっか寂しがってるなんて悔しいし恥ずかしい。
ぼーっと空を見上げる
日本にれにちゃんいないんだなー
こんなセンチメンタルな気分になるのは季節のせいだ!と決め付ける。
「あー寒っ。」
気付けば授業も終っていた。窓を閉め、友達とお昼を食べに教室を出た。
なんかおかしいと思ったのは午後の授業が始まった当たりからだった。
窓を閉めていてるのにゾクゾクと寒気がする。
「ねぇしおり、顔色悪いよ?大丈夫?」
休み時間になり、友達が私の机まで来た。
「さっきから寒気が…。」
「午前中の授業で窓開けてずっと外見てるから風邪でも引いたんじゃない?w保健室行って来なよ!」
「うん。」
次の授業を休むことを伝えて保健室へ向かう。
「失礼します。熱測ってもいいですか?」
「どうぞ。体調悪い?ベットに横になる?」
「はい。」
素直にベットに横になる。体温計を見れば37.8℃と微熱だった。
「うーん。これから上がりそうだね、早退する?」
「すみません、そうします。」
今の授業が終わるまでベットで休ませてもらっていたら、友達が私の荷物を持ってきてくれた。なんて優しい友達なんだろう。
「ちゃんと病院行くんだよ。」
「ありがとう。そうする、ばいばい。」
言われたとおり帰りに病院へ寄り薬を貰って家に着く。
「ただいま。」
「おかえり。あれ?顔色悪いよ、風邪引いた?」
「みたい。でも今病院行って薬もらったから大丈夫。寝るね。」
「あとで暖かいのも持ってくね。」
「ありがと。お休み。」
自分の部屋に戻りパジャマに着替える。
「れにちゃんのせいで風邪ひいたぞ、どうしてくれるんだ。」
理不尽な文句は風邪とれにちゃんのせいにする。
「私が風邪引いたのにこんなときにいないなんて…。」
ベットにもぐりこみ目を閉じる。
れにちゃん日本にいなんだなー
そんなことをまた考えてしまう。こういうことは一度考え出したらとまらない。すると、いきなりれにちゃんに置いていかれるような感覚に陥ってしまった。
「早く帰ってきて。」
口に出すとますます会いたくなって、風邪でぼーっとするし寒さで人恋しくなるしで涙が出てきてしまった。
「高城のバカ…。」
泣き疲れのように寝てしまい、目を覚ますとすでに朝だった。
リビングへ行くと家族は皆出ていて、机に私宛の置手紙があった。
(学校と川上さんには連絡しておいたから、今日は一日ゆっくり休んで。)
気を使ってお母さんが連絡をしてくれていたらしい。
やることもなかったが、体のだるさがまだ抜けていなかったため今日は素直に一日寝ていようと決めた。
自分の部屋に入り、カーテンを開けると太陽が差し込んで部屋がぽかぽかと暖かくなってくる。
お母さんが用意してくれたご飯を食べて薬を飲んで再びベットに入ると自然とまぶたが重くなってくる。
夢でれにちゃんが出た。
本当くだらないことで二人でただただ爆笑してて、幸せな夢だった。
夢から覚め寝返りを打つと信じられない光景が目に入った。
「え、れにちゃん?」
私のベットにれにちゃんが爆睡しているのだ。これは夢?ふるちゃんのよくなるぽやぽやした頭ではうまく整理が出来ないでいた。すると、
「あ、おはよ。風邪の具合どう?大丈夫?」
「う、うん。」
「良かったー。」
そういうとまた寝だそうとするれにちゃんを起こして説明してもらう。
「空港で川上さんが迎えに来てくれたんだけど、その時玉さんのこと聞いてそのまま来ちゃった、えへへ。」
嬉しいことを当たり前のように言ってくる高城。いつもだったら照れるからツンツンしちゃうけどそんな余裕は私にはなかった。
満面の笑みでベットの中で思いっきり抱きつく。
「今日仕事は?」
「今日はなし。だから一日看病してあげるね♪」
「やったー。」
れにちゃんが私のもとにすぐ来てくれたことが嬉しくて風邪のことなんてすぐ忘れてしまった。
「じゃあ、もうちょっと寝よっか。」
「自分が眠いだけでしょ。」
「ばれた?w」
「ばればれw」
太陽の光とれにちゃんに包まれてこれ以上ない幸せを感じながら再び目を閉じる。
「「おやすみ。」」
会えなくて寂しいのは私のほうだったみたい。
毎日ヒロインであるれにちゃんは、昨日からピンでお仕事で海外へ行ってしまった。
今は数学の授業ではあるが、受験が控えている高校三年生はほぼ自習である。なんともやる気のでない私は幸いなことに窓側の席だったため少し窓を開けて外を見る。
最近は秋を追い越して冬が来たかと思うほど寒い。だけど今日はこの冷たさが心地よい。
――――――――――――――――――――
「なんで高城さんだけ海外なのー?」
「前から言ってます。俺はももクロの中でも高城さんを推してます。」
「ごめんねー、ねーアキラ♪」
「私達も毎日ヒロインだよ。ね、有安!」
「そうだーそうだー!」
「今まで散々否定してたくせに。」
「うっ。」
「高さん、お土産楽しみにしてるね♪」
「任せろ!」
――――――――――――――――――――
昨日メンバーと話していた会話を思い出す。
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「あれ、しおりん大人しいね。もう寂しくなっちゃった?」
「そんなことない。お土産何にしてもらおうか考えてただけ!」
「ふーんw…高さーん、しおりんが寂しがってるよ♪」
「ちょっと、あーりん!違うって!」
「今行くからー♪」
そういうと満面の笑みで歩いてくる高城。なんかむかつく。
「しおりん、私も寂しいよー。でもすぐ帰ってくるからちょっと我慢しててね♪」
私のことをぎゅうぎゅう抱きしめながらそんなこと言ってきた。
「寂しいなんて一言も言ってないから!お土産ちゃんと買ってきてね!」
「素直じゃないんだからー。なにが良い?」
「うーんとね。」
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素直じゃないのは分かってるんだ。でも私ばっか寂しがってるなんて悔しいし恥ずかしい。
ぼーっと空を見上げる
日本にれにちゃんいないんだなー
こんなセンチメンタルな気分になるのは季節のせいだ!と決め付ける。
「あー寒っ。」
気付けば授業も終っていた。窓を閉め、友達とお昼を食べに教室を出た。
なんかおかしいと思ったのは午後の授業が始まった当たりからだった。
窓を閉めていてるのにゾクゾクと寒気がする。
「ねぇしおり、顔色悪いよ?大丈夫?」
休み時間になり、友達が私の机まで来た。
「さっきから寒気が…。」
「午前中の授業で窓開けてずっと外見てるから風邪でも引いたんじゃない?w保健室行って来なよ!」
「うん。」
次の授業を休むことを伝えて保健室へ向かう。
「失礼します。熱測ってもいいですか?」
「どうぞ。体調悪い?ベットに横になる?」
「はい。」
素直にベットに横になる。体温計を見れば37.8℃と微熱だった。
「うーん。これから上がりそうだね、早退する?」
「すみません、そうします。」
今の授業が終わるまでベットで休ませてもらっていたら、友達が私の荷物を持ってきてくれた。なんて優しい友達なんだろう。
「ちゃんと病院行くんだよ。」
「ありがとう。そうする、ばいばい。」
言われたとおり帰りに病院へ寄り薬を貰って家に着く。
「ただいま。」
「おかえり。あれ?顔色悪いよ、風邪引いた?」
「みたい。でも今病院行って薬もらったから大丈夫。寝るね。」
「あとで暖かいのも持ってくね。」
「ありがと。お休み。」
自分の部屋に戻りパジャマに着替える。
「れにちゃんのせいで風邪ひいたぞ、どうしてくれるんだ。」
理不尽な文句は風邪とれにちゃんのせいにする。
「私が風邪引いたのにこんなときにいないなんて…。」
ベットにもぐりこみ目を閉じる。
れにちゃん日本にいなんだなー
そんなことをまた考えてしまう。こういうことは一度考え出したらとまらない。すると、いきなりれにちゃんに置いていかれるような感覚に陥ってしまった。
「早く帰ってきて。」
口に出すとますます会いたくなって、風邪でぼーっとするし寒さで人恋しくなるしで涙が出てきてしまった。
「高城のバカ…。」
泣き疲れのように寝てしまい、目を覚ますとすでに朝だった。
リビングへ行くと家族は皆出ていて、机に私宛の置手紙があった。
(学校と川上さんには連絡しておいたから、今日は一日ゆっくり休んで。)
気を使ってお母さんが連絡をしてくれていたらしい。
やることもなかったが、体のだるさがまだ抜けていなかったため今日は素直に一日寝ていようと決めた。
自分の部屋に入り、カーテンを開けると太陽が差し込んで部屋がぽかぽかと暖かくなってくる。
お母さんが用意してくれたご飯を食べて薬を飲んで再びベットに入ると自然とまぶたが重くなってくる。
夢でれにちゃんが出た。
本当くだらないことで二人でただただ爆笑してて、幸せな夢だった。
夢から覚め寝返りを打つと信じられない光景が目に入った。
「え、れにちゃん?」
私のベットにれにちゃんが爆睡しているのだ。これは夢?ふるちゃんのよくなるぽやぽやした頭ではうまく整理が出来ないでいた。すると、
「あ、おはよ。風邪の具合どう?大丈夫?」
「う、うん。」
「良かったー。」
そういうとまた寝だそうとするれにちゃんを起こして説明してもらう。
「空港で川上さんが迎えに来てくれたんだけど、その時玉さんのこと聞いてそのまま来ちゃった、えへへ。」
嬉しいことを当たり前のように言ってくる高城。いつもだったら照れるからツンツンしちゃうけどそんな余裕は私にはなかった。
満面の笑みでベットの中で思いっきり抱きつく。
「今日仕事は?」
「今日はなし。だから一日看病してあげるね♪」
「やったー。」
れにちゃんが私のもとにすぐ来てくれたことが嬉しくて風邪のことなんてすぐ忘れてしまった。
「じゃあ、もうちょっと寝よっか。」
「自分が眠いだけでしょ。」
「ばれた?w」
「ばればれw」
太陽の光とれにちゃんに包まれてこれ以上ない幸せを感じながら再び目を閉じる。
「「おやすみ。」」
会えなくて寂しいのは私のほうだったみたい。