理想と現実 緑×紫・桃
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「ねぇねぇれにちゃん!これ見てー。」
ある日の控え室、携帯をいじってたらあーりんが携帯の画面をこちらに見せながらテンション高めに、いやいつもの倍の圧力で駆け寄ってくる。
「なーにー?」
「今日学校で友達と見たサイトがあるんだけどね、『思わず胸キュンする行動』!これヤバイよ♪」
「どれどれ?」
れにとあーりんの会話を耳をダンボにして盗み聞き。これを実践すればれにが私にきゅんと来る日も遠くない!飲み物を取りに行くふりをして二人の後ろを通り、なんのサイトを見てるかチェックする。
「なるほどね。」
自分の席に戻り急いでらしきサイトを探す。
「あった♪」
携帯が友達の私をなんめんなよー。
「どれどれ。」
「れにちゃん!これ良くない?さりげなく車道側に回って危ないときに手を引いてくれる、だって!」
「さりげなくがポイントだよね!さっきまで歩道側だったのにーって気付いた途端きゅんとくるわー!!」
「(なるほど、歩道側じゃなくて車道側ね!これはすぐできるかな♪)」
「あ!私これ一番やばいかも♪」
「どれ?」「(どれ!?)」
「頭ぽんぽん♪」
「きゃーーヤバイね!!もうね、ニヤニヤしちゃうw」
「きもーいw」
「人のこと言えないかんね!?www」
「確かにw」
「(頭ぽんぽんって…ハードル高いよ!恥ずかし過ぎる!てかどのタイミングでするの!?)」
「あーこんな王子さま来ないかなー。」
そう言って伸びをするれに。その姿をボーっと見てたら目が合ってニコッと微笑まれてしまった。
「(きゅん。…いやいや!なんか期待されてるのか!?)」
二人は次の話題に突入していたが私はしばらくいろんなサイトを読んでみた。
その結果
ハードルが高すぎるんだよー!!
「(でも、れにをきゅんきゅんさせるためには頑張らなきゃ!)」
ということでさっそく やってみた。
まずはステップ1
『さりげなく車道側に回って危なくなったら手を引く』
「次、外の撮影だからちょっと歩くよ。」
「「「「「はーい。」」」」」
私たちはガヤガヤしゃべりながら移動を始める。
「(これは胸キュン出来るんじゃない!?)」
運よくれにが隣で歩いている。しかも車道側!今しかない!
「ねぇ!有安聞いてる?」
「え?う、うん!聞いてたよ。」
「絶対嘘だね!」
「そんなことないって。」
頭の中はいつ車道側に回ろうかそのタイミングのことでいっぱいだった。
「い、いやーなんか私がれにの左側に立つってなんか違和感あるなー。変わらない?」
「え?w普段の生活でも立ち位置気にする!?w」
「す、するね!」
「いつもしてないじゃんw」
「いいの!はい、交代。」
「変なのー。」
完璧じゃーん♪これで自転車とかきたられにを守るっと。
「前からチャリ来るから端に避けてねー。」
なんてチャンス!
「れに、危ないよ。」
張り切りすぎて思いっきりぐいっと引っ張ってしまった。
「うわっ!」
「ごめん、れに!」
「有安ほんと最近怪力だよね、あははは。」
失敗したー!胸キュンどころか笑われた…。
「はーい到着です。」
「(…。)」
気を取り直してステップ2
『手を繋いだまま自分のコートに手を入れる』
思わぬ転機がきた。
「じゃあ、次推され隊で撮るよ。」
「久しぶりじゃない?押され隊だけで撮るの。」
「だね♪」
リハということで衣装の上からコートを着込んで挑むことになった。
無事リハを終えて他のメンバーにバトンタッチ。
「にしても寒いよー!死んじゃう。」
「ほんとれにって寒がりだよね、太陽が暖かいじゃん。」
「風が冷たいよ。」
「ほら、私の手暖かいよ触ってみる?」
「あったか!!」
そういうと私の手をにぎにぎしたり、顔に当てたりしている。
私はホッカイロか!!可愛いなー
しばらく無言で他のメンバーの仕事を眺める。その間も手はずっと握ったまま。
はっと思い出す。
「(このままポッケに手を入れれば胸キュン成功♪)」
繋いだ手をポケットに入れようとしたら
「終わったー♪え?二人が手繋いでるなんて珍しいじゃん。」
「有安めっちゃ手暖かいの!触ってみ?」
「まじ?」
あっさりと繋いだ手は離されてしまう。
「ほんとだ!あったか♪ホッカイロ、ホッカイロ。」
なぜか私は玉井と手を繋ぎその手は玉井のコートの中に。
「それさっき見た胸キュンのサイトに載ってたやつだよ♪」
「私たちラブラブ~♪」
「(…。)」
三度目の正直!というかことごとく失敗してもう心折れそう。これで最後にしよ
『頭ぽんぽん』
れにが一番胸キュンするって言ってたんだよなーでも難しいよ。
どんな手を使って成功させようか必死に考えてもなかなか思いつかない。
「あーもう駄目だー。」
諦めかけて机につっぷする。
「どうした?」
顔を起こすと横にれにが座ってきた。
「いや、別に…。」
「そっかそっか♪」
なんか見透かしているような余裕のある返事にイライラする。
特に話すこともなくお互い思い思いのことをする。私も何か良い案がないか再び思案する。
が、目を瞑って考えていたらいきなり頭を撫でられた。
「!!」
驚きバッっと目を開けれにの方を見るとニコニコしながら頭を撫で続けている。
「な、なに!?」
「これがやりたかったんでしょー。」
「は!?なんで!?」
「有安のことならなんでも分かるよ♪」
「ありえないから。」
なんかもう完全に見透かされてると思うと全身の力が抜けてしまう。
「今日一日おかしいなって思ってたんだwで、さっきいろいろ考えてみたんだけど、それがあーりんと喋ってからだなって気付いたの。」
「ありえないからー。」
「で、あーりんと何話したっけって思い出したらなるほど!有安は私をキュンキュンさせようとしてくれてたんだーってw」
「ありえないからーー。」
「えー私嬉しかったよ。必死に頑張ってて可愛かったなー♪ことごとく失敗してたけどwww」
「うっさい!」
「ねぇ、頭撫でててよ♪」
そう言って頭を差し出してくるれに。
「いやいやおかしいでしょ。」
「いいじゃん。キュンっとするよ?」
「…。」
「はーやーくー。」
「はぁーーーーー。」
まさかの展開かられにの頭を撫でることには成功。
「こんなはずじゃなかったんだけどな。」
「へへ。嬉しい♪」
まぁれにが笑顔ならそれでいいや。
ある日の控え室、携帯をいじってたらあーりんが携帯の画面をこちらに見せながらテンション高めに、いやいつもの倍の圧力で駆け寄ってくる。
「なーにー?」
「今日学校で友達と見たサイトがあるんだけどね、『思わず胸キュンする行動』!これヤバイよ♪」
「どれどれ?」
れにとあーりんの会話を耳をダンボにして盗み聞き。これを実践すればれにが私にきゅんと来る日も遠くない!飲み物を取りに行くふりをして二人の後ろを通り、なんのサイトを見てるかチェックする。
「なるほどね。」
自分の席に戻り急いでらしきサイトを探す。
「あった♪」
携帯が友達の私をなんめんなよー。
「どれどれ。」
「れにちゃん!これ良くない?さりげなく車道側に回って危ないときに手を引いてくれる、だって!」
「さりげなくがポイントだよね!さっきまで歩道側だったのにーって気付いた途端きゅんとくるわー!!」
「(なるほど、歩道側じゃなくて車道側ね!これはすぐできるかな♪)」
「あ!私これ一番やばいかも♪」
「どれ?」「(どれ!?)」
「頭ぽんぽん♪」
「きゃーーヤバイね!!もうね、ニヤニヤしちゃうw」
「きもーいw」
「人のこと言えないかんね!?www」
「確かにw」
「(頭ぽんぽんって…ハードル高いよ!恥ずかし過ぎる!てかどのタイミングでするの!?)」
「あーこんな王子さま来ないかなー。」
そう言って伸びをするれに。その姿をボーっと見てたら目が合ってニコッと微笑まれてしまった。
「(きゅん。…いやいや!なんか期待されてるのか!?)」
二人は次の話題に突入していたが私はしばらくいろんなサイトを読んでみた。
その結果
ハードルが高すぎるんだよー!!
「(でも、れにをきゅんきゅんさせるためには頑張らなきゃ!)」
ということでさっそく やってみた。
まずはステップ1
『さりげなく車道側に回って危なくなったら手を引く』
「次、外の撮影だからちょっと歩くよ。」
「「「「「はーい。」」」」」
私たちはガヤガヤしゃべりながら移動を始める。
「(これは胸キュン出来るんじゃない!?)」
運よくれにが隣で歩いている。しかも車道側!今しかない!
「ねぇ!有安聞いてる?」
「え?う、うん!聞いてたよ。」
「絶対嘘だね!」
「そんなことないって。」
頭の中はいつ車道側に回ろうかそのタイミングのことでいっぱいだった。
「い、いやーなんか私がれにの左側に立つってなんか違和感あるなー。変わらない?」
「え?w普段の生活でも立ち位置気にする!?w」
「す、するね!」
「いつもしてないじゃんw」
「いいの!はい、交代。」
「変なのー。」
完璧じゃーん♪これで自転車とかきたられにを守るっと。
「前からチャリ来るから端に避けてねー。」
なんてチャンス!
「れに、危ないよ。」
張り切りすぎて思いっきりぐいっと引っ張ってしまった。
「うわっ!」
「ごめん、れに!」
「有安ほんと最近怪力だよね、あははは。」
失敗したー!胸キュンどころか笑われた…。
「はーい到着です。」
「(…。)」
気を取り直してステップ2
『手を繋いだまま自分のコートに手を入れる』
思わぬ転機がきた。
「じゃあ、次推され隊で撮るよ。」
「久しぶりじゃない?押され隊だけで撮るの。」
「だね♪」
リハということで衣装の上からコートを着込んで挑むことになった。
無事リハを終えて他のメンバーにバトンタッチ。
「にしても寒いよー!死んじゃう。」
「ほんとれにって寒がりだよね、太陽が暖かいじゃん。」
「風が冷たいよ。」
「ほら、私の手暖かいよ触ってみる?」
「あったか!!」
そういうと私の手をにぎにぎしたり、顔に当てたりしている。
私はホッカイロか!!可愛いなー
しばらく無言で他のメンバーの仕事を眺める。その間も手はずっと握ったまま。
はっと思い出す。
「(このままポッケに手を入れれば胸キュン成功♪)」
繋いだ手をポケットに入れようとしたら
「終わったー♪え?二人が手繋いでるなんて珍しいじゃん。」
「有安めっちゃ手暖かいの!触ってみ?」
「まじ?」
あっさりと繋いだ手は離されてしまう。
「ほんとだ!あったか♪ホッカイロ、ホッカイロ。」
なぜか私は玉井と手を繋ぎその手は玉井のコートの中に。
「それさっき見た胸キュンのサイトに載ってたやつだよ♪」
「私たちラブラブ~♪」
「(…。)」
三度目の正直!というかことごとく失敗してもう心折れそう。これで最後にしよ
『頭ぽんぽん』
れにが一番胸キュンするって言ってたんだよなーでも難しいよ。
どんな手を使って成功させようか必死に考えてもなかなか思いつかない。
「あーもう駄目だー。」
諦めかけて机につっぷする。
「どうした?」
顔を起こすと横にれにが座ってきた。
「いや、別に…。」
「そっかそっか♪」
なんか見透かしているような余裕のある返事にイライラする。
特に話すこともなくお互い思い思いのことをする。私も何か良い案がないか再び思案する。
が、目を瞑って考えていたらいきなり頭を撫でられた。
「!!」
驚きバッっと目を開けれにの方を見るとニコニコしながら頭を撫で続けている。
「な、なに!?」
「これがやりたかったんでしょー。」
「は!?なんで!?」
「有安のことならなんでも分かるよ♪」
「ありえないから。」
なんかもう完全に見透かされてると思うと全身の力が抜けてしまう。
「今日一日おかしいなって思ってたんだwで、さっきいろいろ考えてみたんだけど、それがあーりんと喋ってからだなって気付いたの。」
「ありえないからー。」
「で、あーりんと何話したっけって思い出したらなるほど!有安は私をキュンキュンさせようとしてくれてたんだーってw」
「ありえないからーー。」
「えー私嬉しかったよ。必死に頑張ってて可愛かったなー♪ことごとく失敗してたけどwww」
「うっさい!」
「ねぇ、頭撫でててよ♪」
そう言って頭を差し出してくるれに。
「いやいやおかしいでしょ。」
「いいじゃん。キュンっとするよ?」
「…。」
「はーやーくー。」
「はぁーーーーー。」
まさかの展開かられにの頭を撫でることには成功。
「こんなはずじゃなかったんだけどな。」
「へへ。嬉しい♪」
まぁれにが笑顔ならそれでいいや。