秘密 赤×紫
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私、百田夏菜子は高城れにと付き合ってます。
これは誰にも言えない二人だけの秘密。
収録前のメイク室(×黄)
私と杏果とあーりんが先にメイクしてもらっている為、順番待ちをしているれにとしおりは暇そうにしている。
「れに助ーひま!」
「じゃあ小顔マッサージやらせて!」
「やってー♪」
ぶらり高城れにで小顔マッサージにはまったらしいれにがしおりんを小顔にするらしい。
これ以上小顔になってどうするんだとは思うけど…。
二人の様子は目の前の鏡から見え隠れする。
「はい、じゃあ私に頭あずけてー。」
「はーい。」
何の気なしに鏡から見てみれば椅子に座ったしおりの後ろにれにが立ち、顔を見合わせるような形になっていた。
まぁまぁいつものことだから気にはしないよ、私は。
次第に背中から賑やかな声が聞こえ始める。
「どう?気持ちいいでしょ?」
「うん。」
「はい今から小顔いきまーす!」
「っいったーーーい!!」
バシッ
「痛い!小顔なんだからこのくらい我慢してよ!」
いつもの二人の小競り合いが始まった。私を含め周りの人も皆気にもとめない。
「ヤダ!!もう小顔いいから普通にマッサージして。」
「しょうがないなー。」
しばらくすると静かになる二人。
ちらっと見てみればしおりは気持ち良いのか目を瞑っていた。一方れには真剣にマッサージをしていた。
変なところで真剣になる姿はいつ見ても面白い。
そんなところも好きなんだよなーと少しのろけてみる、もちろん心の中で。
しばらくするとまた後ろで会話が聞こえてきた。
「はーい、終了でーす。」
「!!ちょ、近いって!」
「これもサービスです♪」
「いらないいらない!」
「まぁまぁ♪」
メイクさんと会話していた私はいそいで鏡越しの二人を見てみる。が、運悪くメイクさんが遮っていた。
「ちょっとーほんといらないからーー!」
「ちゅーーー。」
絶対れにがしおりにちゅうしようとしてる!!
「う゛う゛ん!!」
ひとつわざとらしいくらいに咳払いをする。
「え、どうした!?」
「びっくりしたー!」
いきなりの咳払いに隣の杏果とあーりんを驚かせてしまったけど申し訳ないがそれどころではない!
もちろん後ろにいた二人にも聞こえたはずだ。メイクさんが少し離れた隙に鏡から見てみれば申し訳なさそうにこっちを伺うれにと目があった。
私は何事もなかったようにニコっと微笑んでみせる。
そんな顔するなら最初からやらなきゃいいのに!
いい加減キス魔をなんとかしなくては。
杏果と私はメイクを終え、れにとしおりにバトンタッチする。
「れにー、しおりー終わったよー。」
「「はーい。」」
二人仲良く同時に返事をする。
嫉妬してしまった私はすれ違いざまに一発れにのおしりに可愛い蹴りをいれた♪
「っいった!」
「ごめーんね♪」
お仕置きだ!
ある日のリハーサル休憩(×桃)
「ねぇねぇ夏菜子ちゃん、高さんは?」
「ん?どこだろ、トイレかな。なんで?」
「それはひ・み・つ!んふふ。」
はい?ひみつ?れにが私に内緒であーりんと何か企んでる?
一人で悶々としているとれにが外から戻ってきた。
「あ、れn」「れにちゃーん!」
私の声はあーりんの声で綺麗に消されてしまった。
「何?あーりん。」
なんだよ、私よりあーりんかよ!まぁ聞こえてなかったからだと思うけど腑に落ちない。
仕方がないから二人の会話を盗み聞きする。
「この前言ってたお店なんだけどさ。」
「んーなんだっけ?」
「ちょっと!忘れないでよ。伊達に教えてもらったおいしいパンケーキ屋さん♪」
「あーそれね!」
「そう、お店の予約は出来ないみたいなんだー。」
「そうなんだ。」
「しょうがないから今度並ぶしかないねー。」
え?二人で行くの?
「え?あ、そうだねー。」
私聞いてないんだけど…。
「いつ行く?今度のOFFは?」
その日は私と買い物に行くんだからね、れに!
「その日はちょっと…先約がー。」
そう言いながらちらっと私の方を見て様子を伺うれに。
私が何もないようにニコっと微笑んでみせる。
「なになに?ママとドンキに行くの?w」
「まぁそんなとこかなー。」
「いつでも行けるじゃん!」
「そうなんだけどー。」
なぜかしつこく誘うあーりん。
「じゃあ行こうよ!決まり♪」
「…。」
こいつ!
タイミングよく休憩終了の時間がきてしまった。
各々立ち上がり自分たちの立ち位置へと向かう。
私も移動するため歩き出し、すれ違いざまに一発れにのおしりに可愛い蹴りをいれた♪
「っいった!」
「ごめーんね♪」
「ごめん、あーりん!駄目だやっぱ行けない!」
収録休憩中(×緑)
「見てこれ、可愛くない?」
「本当だ。」
「今度ここのお店行こうよ♪」
「いいねー♪」
久しぶりに二人になれた休憩中。私は地元の駅で買ってきた雑誌を見ながら今度のOFFに行くお店選びをしている。
「なんかお揃いのもの欲しいなー。」
「夏菜子ちゃんって意外と乙女だよねー。」
「意外と余計だよ!」
「あはは。」
雑誌をぱらぱらめくり一緒に着けられるものはないか探してみる。
「あ!これ可愛いよ!!これにしよう、れに♪」
「ほんとだー♪良さげだね。」
「そこのブランド可愛いの多いよね♪」
びっくりして振り返れば杏果が覗き込んでいた。
「今見てるの可愛いよねー。私も欲しいとは思ってるんだけど勇気がなくてさー。ね!どうせなら一緒に買おうよ♪」
「え…あーっと。」
助けを求めるようにれにの方を見れば私以上にうろたえていて全く頼りになりそうもない。
しょうがない。
「そんなこと言ってーまた買わないと思うなー杏果w」
「夏菜子買うなら私も買うよ!」
まさかの杏果とおそろ!?
「だ、駄目だよ!!」
「びっくりしたー、いきなり何w」
なんて言おうか悩んでいたられにがいきなり大きな声で否定した。
嬉しいは嬉しいんだけど私たちの関係は秘密なんだからね?れに!
「だっておかしいじゃーん。なんで夏菜子と杏果がおそろいの着けるの?」
「え?駄目?」
「私だって欲しいもん!!」
「じゃあ、皆で買う?」
「それじゃ意味ない!」
「おーーーっとそろそろ次の収録始まるんじゃない?行こう!」
このまま言わせてたら確実に言っちゃいけないことを言い出すと思って必死に止めた。
タイミングよくスタッフさんに呼ばれ、皆で移動を始める。
れにの隣を歩き小声で注意をする。
「分かってる?私たちのことバレたらやばいんだからね?」
「分かってるけど嫌だったんだもん。」
ふて腐れたように言う顔に不覚にもキュンときてしまった。
「ありがとう、嬉しかったよ。今度二人でお揃いの買おうね♪」
「うん!」
私たちはこっそり手を繋いで収録現場へ向かう。
黄(ほんとイジリがいのある二人だね)
緑(バレてないとでも思ってんのかなー)
桃(あんなバレバレなカップルもなかなかないよねー)