アイス 赤×紫
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紫「今何してる?」
時計を見ると21時を少し過ぎたころ
赤『んー?何も。テレビ見てる』
紫「そっか」
赤『なにwなんかあった?』
紫「なんかなきゃ電話しちゃいけないんですかー」
赤『電話ってめずらしいから』
紫「夏菜ちゃん暇だろうなぁと思って電話してみた」
赤『失礼だわ!』
用もなく電話してきて嫌味を言うのはいつものことだけど、耳に届いた笑い声はいつもの元気なものではなくて少し心配になる
赤『あれ?今外なの?』
紫「あー、うん。さっきまで食事会があって」
赤『れにだけ?』
紫「うん、あとスタッフさんもいたけど」
赤『美味しいもの食べた?』
紫「まぁ」
赤『いいなぁれにだけ』
紫「抜け駆けみたいな言い方やめてよw」
赤『そうじゃん』
大変だったんだから―小さく聞こえた文句はまるで子供みたいだった
赤『やっぱなんかあったでしょ』
紫「―なんかって、なに」
赤『それはこっちのセリフ』
試しにストレートに聞いてみたけど案の定言葉を濁すだけでなかなか教えてくれようとしない。
グループのことなら話せるけど個人的な相談事となると途端口ごもるのはお互い様。
気を遣いすぎるれにには無理やりに聞き出してでも発散させてあげたいし、その役目は私でありたい。
『今お風呂上りなんだけどさ』
「そうなんだ、今日早いね」
『寒いから長風呂しようと思ったんだけどお風呂の温度高かったみたいで熱くて長風呂出来なかったw』
「アホやw」
『まだ熱いからアイス食べたくなったんだけど家になくて』
「うん」
『今から買ってうちに来てくんない?』
「はぁ~?」
『いいじゃん、今日泊まってけばいいし』
「えぇー」と渋る言葉のわりには声色は少し明るくなったように感じた。
『お願い!』
「んー分かったよぉ」
『ありがと♪ちなみに今どこ?』
伝えられた場所はなぜかうちの近所だった
『え?めっちゃ近いじゃん。もしかして来ようとしてた?』
「たまたま近かっただけ」
『―まぁいいや。雪見〇〇ふく食べたい!』
「はいはい」
『ありがとー。待ってるね』
きっと来ようとしてたんだろうなぁと思うとれにには悪いけど嬉しくて頬が緩んでしまう
ピンポーンとチャイムの音が鳴り、玄関の扉を開けると少し気まずそうにれにが立っていた。
『おかえり』
「え?おかえり?」
戸惑うれにを差し置いて愛おしさが最高潮に達してしまった私は思わず抱き着いた
勢いが良すぎてふらつきながらもしっかり踏ん張ってくれるれにはいまだ状況が掴めてないようで「大丈夫?なんかあった?」と心配そうに聞いてくる
『違う。それ私のセリフ』
体を離し目を見て訴えると困ったように笑うその顔はさっきの電話での声からはいくぶん元気になったように見えた。
もう一度抱きしめて背中をさすってあげるとしばらくして肩口に頭を乗せられ重みを感じる
『れにちゃんは私といるだけで元気になるんだねぇ』
かなり上から目線だけど反論の声はなく、代わりに鼻で笑ったのか首に息がかかる
「ぁ、アイス溶けちゃう」
『忘れてた!』
急いで離れようとしたられにの腕が私のからだに回され放してくれない
「もうちょっと」
『―うん』
れにの心も溶かすようにやさしく抱きしめ返す
時計を見ると21時を少し過ぎたころ
赤『んー?何も。テレビ見てる』
紫「そっか」
赤『なにwなんかあった?』
紫「なんかなきゃ電話しちゃいけないんですかー」
赤『電話ってめずらしいから』
紫「夏菜ちゃん暇だろうなぁと思って電話してみた」
赤『失礼だわ!』
用もなく電話してきて嫌味を言うのはいつものことだけど、耳に届いた笑い声はいつもの元気なものではなくて少し心配になる
赤『あれ?今外なの?』
紫「あー、うん。さっきまで食事会があって」
赤『れにだけ?』
紫「うん、あとスタッフさんもいたけど」
赤『美味しいもの食べた?』
紫「まぁ」
赤『いいなぁれにだけ』
紫「抜け駆けみたいな言い方やめてよw」
赤『そうじゃん』
大変だったんだから―小さく聞こえた文句はまるで子供みたいだった
赤『やっぱなんかあったでしょ』
紫「―なんかって、なに」
赤『それはこっちのセリフ』
試しにストレートに聞いてみたけど案の定言葉を濁すだけでなかなか教えてくれようとしない。
グループのことなら話せるけど個人的な相談事となると途端口ごもるのはお互い様。
気を遣いすぎるれにには無理やりに聞き出してでも発散させてあげたいし、その役目は私でありたい。
『今お風呂上りなんだけどさ』
「そうなんだ、今日早いね」
『寒いから長風呂しようと思ったんだけどお風呂の温度高かったみたいで熱くて長風呂出来なかったw』
「アホやw」
『まだ熱いからアイス食べたくなったんだけど家になくて』
「うん」
『今から買ってうちに来てくんない?』
「はぁ~?」
『いいじゃん、今日泊まってけばいいし』
「えぇー」と渋る言葉のわりには声色は少し明るくなったように感じた。
『お願い!』
「んー分かったよぉ」
『ありがと♪ちなみに今どこ?』
伝えられた場所はなぜかうちの近所だった
『え?めっちゃ近いじゃん。もしかして来ようとしてた?』
「たまたま近かっただけ」
『―まぁいいや。雪見〇〇ふく食べたい!』
「はいはい」
『ありがとー。待ってるね』
きっと来ようとしてたんだろうなぁと思うとれにには悪いけど嬉しくて頬が緩んでしまう
ピンポーンとチャイムの音が鳴り、玄関の扉を開けると少し気まずそうにれにが立っていた。
『おかえり』
「え?おかえり?」
戸惑うれにを差し置いて愛おしさが最高潮に達してしまった私は思わず抱き着いた
勢いが良すぎてふらつきながらもしっかり踏ん張ってくれるれにはいまだ状況が掴めてないようで「大丈夫?なんかあった?」と心配そうに聞いてくる
『違う。それ私のセリフ』
体を離し目を見て訴えると困ったように笑うその顔はさっきの電話での声からはいくぶん元気になったように見えた。
もう一度抱きしめて背中をさすってあげるとしばらくして肩口に頭を乗せられ重みを感じる
『れにちゃんは私といるだけで元気になるんだねぇ』
かなり上から目線だけど反論の声はなく、代わりに鼻で笑ったのか首に息がかかる
「ぁ、アイス溶けちゃう」
『忘れてた!』
急いで離れようとしたられにの腕が私のからだに回され放してくれない
「もうちょっと」
『―うん』
れにの心も溶かすようにやさしく抱きしめ返す