明日は(ももたかぎ編)
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「明日空いてる?」遠慮がちに送られてきたメール
オフなのは分かってるはず。これで私が空いてないって言ったらどれだけ落ち込むんだろうとS心が顔を出す
もっと自分に自信持ったらいいのに
『暇だよ』
必要最低限の言葉だけを返す
「私もオフなんだ。よかったら遊ばない?」
明日渡そうと思っていたれにへのプレゼントが視界に入る
奇遇だね、私も今誘おうと思ってたんだ。
『いいよ』
「やった♪何しよっか?」
誘うことばかり頭にあってそこから何も考えてなかったの?w本当私のこと好きだよね
思わず口角が上がった
せっかくのれにの誕生日だから明日は私がエスコートしたいな
天気予報を確認すると生憎の雨で梅雨であることを痛感する
薄く開けた窓から夜風はまだひんやり冷たくて、だけど遠くで虫の音が聞こえた気がして早く夏来ないかな―なんて夏に思いを馳せてしまう
いや違う違う、れにの誕生日だよと自分に言い聞かせて彼女の好きそうなプランを考える
『そうだなー梅雨だし紫陽花見に行こうよ』
「見たい!じゃあ鎌倉行きたいなー」
『いいね、行こう』
鎌倉に小旅行なんて私たち大人になったよね
『どっか行きたいとこある?』
「そうだなー行きたいというか散歩したい!」
『それだけ?』
「うん♪」
なんかれにらしいなぁ。
普段から何気ない日常の一コマから幸せを見つけるのが得意で、その時は分かりやすくニコニコしている。
そんな笑顔を見て私も幸せな気分になるから笑顔の連鎖って本当にあるんだなーって。
『よし、じゃあ散歩以外は私がエスコートするよ!』
「ほんとに!?楽しみーー♪」
『任せて!』
あと5分で始まる21日
まずはこのまま一番に「おめでとう」と言わせてね