見えない糸 赤×紫
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「ねぇ、れn…」
「あ、夏菜子ー!」
「え?あ、何?」
まただ
なんでこんなにタイミングが悪いんだろう、私
聞こえたか分からないくらいの声だったのにこっちを向いてくれたれには頭に?マークをつけていた
詩織に腕を取られながら私弱々しく笑顔を返すことしか出来なかった
ロケ現場までバスで移動することになっているためそれぞれ乗り込む
席は後部座席にれに、詩織、私
前に杏果、あーりん
だけど私は先に奥に座っているれにの隣に座った
「ん?」
「ん?」
「え?」
「え?w」
「真似すんなw」
「あー私の席がないー」
「今日は私が真ん中ー」
「やった!真ん中狭くてヤダったんだよね♪」
良かった、疑われることなくれにの隣にいけた
相変わらず詩織はマシンガントークをかましていて他のメンバーは聞いているのかいないのか…気になる話題には入るといった感じだった
れにも携帯を弄ったり前にいる杏果に話しかけたりしていた
なんかポツンと取り残されてる気分
「あ、ねぇ写メ撮ろ」
「いいよ~高も入ろっ」
「ダメだよ!ももたまい婚用だもん」
「あ、ちゃんとやってるんだ♪」
「夏菜子忘れるもん、私がやらなきゃ」
「失礼な!否定しないけどもw」
「「否定しないんかい!」」
「あははは」
「撮ってあげる~」
「ありがと」
「結構撮ったんじゃない?」
「うん!セトリとか構成も考えなきゃだよね。何歌う?」
「うーん、何かなー」
ももたまい婚の打ち合わせが始まり、れにと話す雰囲気ではなくなってしまったけど「あれ歌ってよー」と会話に入ってきてくれてそれだけで嬉しかった
「実際聞いてみないと分かんないね」
「まだ時間あるしぼちぼち決めてくかね」
「今聴いてみよ」
「いいよ」
そういうとさっきの話で上がった曲を検索しだした詩織
「はい」
「ありがと」
片方のイヤホンを渡され二人で聴く
最初は真面目に曲探しをしてたけどだんだん詩織の聴きたい曲をかけだした
なんとなしにれにの方を見ると外を眺めてた
詩織チョイスの曲はアップテンポだったりバラードだったり…
不意に流れる恋愛ソングにときめいたりして
私は静かに目を瞑って音楽を聴いた
狭い車内
自然とぶつかる肩
私は思い切って、脇の下かられにの腕に手を通して握る
当たり前のように握り返される手に目を瞑りながらもニヤニヤしてしまう
端から見たら気持ち悪いだろうなーw
「ねぇ何ニヤニヤしてんの?キモいんだけど~w」
「うっさい!」
不意打ちで目ざとい詩織が話しかけてきてドキッとして
思わず握っていた手を離そうとしたられにがそれを許さずグイッと握りなおされた
びっくりしてれにを見ても知らん顔で相変わらず外を眺めていて、私はその強引さにクラッとしてしまう
その行動が嬉しくて、そう思ってしまうことが悔しくて感情がぐちゃぐちゃになった仕返しに
恋人つなぎだった手をさっと離して手の甲を抓った
「いった!何!?」
「高城ってさぁ、チャラいよね」
「はい?」
「ごめんちょっといきなりすぎて意味分かんないんだけどw」
「高城チャラいのー?w」
「いきなり何言ってんの?」
私の発言に全員が反応してしまった
「だって!」
ヤバイこのまま行くと私が不利だ
隣の高城は察してもうニヤニヤしてるし
「いや…墓穴掘りそうだからいい…」
「もう十分墓穴掘ってるからw」
「―もういいから!忘れて!おやすみ!」
私は目を瞑って寝たふりをする―しかなかった
耳には
「高城何したのー?」
「何もしてないよーもしかして私無意識でやってんのかなー」
「なにそれwww」
と、まぁ暢気な会話が入ってくる
やっと静かになって今度は誰かの寝息が聞こえてくる
私もこのまま寝てしまおうと寝る体勢になろうとしたところ
まただ
また当たり前のように手を握ってくる奴
ずるいよなーと思いながらその手をしっかり握り返してほんとに眠りにつく
「あ、夏菜子ー!」
「え?あ、何?」
まただ
なんでこんなにタイミングが悪いんだろう、私
聞こえたか分からないくらいの声だったのにこっちを向いてくれたれには頭に?マークをつけていた
詩織に腕を取られながら私弱々しく笑顔を返すことしか出来なかった
ロケ現場までバスで移動することになっているためそれぞれ乗り込む
席は後部座席にれに、詩織、私
前に杏果、あーりん
だけど私は先に奥に座っているれにの隣に座った
「ん?」
「ん?」
「え?」
「え?w」
「真似すんなw」
「あー私の席がないー」
「今日は私が真ん中ー」
「やった!真ん中狭くてヤダったんだよね♪」
良かった、疑われることなくれにの隣にいけた
相変わらず詩織はマシンガントークをかましていて他のメンバーは聞いているのかいないのか…気になる話題には入るといった感じだった
れにも携帯を弄ったり前にいる杏果に話しかけたりしていた
なんかポツンと取り残されてる気分
「あ、ねぇ写メ撮ろ」
「いいよ~高も入ろっ」
「ダメだよ!ももたまい婚用だもん」
「あ、ちゃんとやってるんだ♪」
「夏菜子忘れるもん、私がやらなきゃ」
「失礼な!否定しないけどもw」
「「否定しないんかい!」」
「あははは」
「撮ってあげる~」
「ありがと」
「結構撮ったんじゃない?」
「うん!セトリとか構成も考えなきゃだよね。何歌う?」
「うーん、何かなー」
ももたまい婚の打ち合わせが始まり、れにと話す雰囲気ではなくなってしまったけど「あれ歌ってよー」と会話に入ってきてくれてそれだけで嬉しかった
「実際聞いてみないと分かんないね」
「まだ時間あるしぼちぼち決めてくかね」
「今聴いてみよ」
「いいよ」
そういうとさっきの話で上がった曲を検索しだした詩織
「はい」
「ありがと」
片方のイヤホンを渡され二人で聴く
最初は真面目に曲探しをしてたけどだんだん詩織の聴きたい曲をかけだした
なんとなしにれにの方を見ると外を眺めてた
詩織チョイスの曲はアップテンポだったりバラードだったり…
不意に流れる恋愛ソングにときめいたりして
私は静かに目を瞑って音楽を聴いた
狭い車内
自然とぶつかる肩
私は思い切って、脇の下かられにの腕に手を通して握る
当たり前のように握り返される手に目を瞑りながらもニヤニヤしてしまう
端から見たら気持ち悪いだろうなーw
「ねぇ何ニヤニヤしてんの?キモいんだけど~w」
「うっさい!」
不意打ちで目ざとい詩織が話しかけてきてドキッとして
思わず握っていた手を離そうとしたられにがそれを許さずグイッと握りなおされた
びっくりしてれにを見ても知らん顔で相変わらず外を眺めていて、私はその強引さにクラッとしてしまう
その行動が嬉しくて、そう思ってしまうことが悔しくて感情がぐちゃぐちゃになった仕返しに
恋人つなぎだった手をさっと離して手の甲を抓った
「いった!何!?」
「高城ってさぁ、チャラいよね」
「はい?」
「ごめんちょっといきなりすぎて意味分かんないんだけどw」
「高城チャラいのー?w」
「いきなり何言ってんの?」
私の発言に全員が反応してしまった
「だって!」
ヤバイこのまま行くと私が不利だ
隣の高城は察してもうニヤニヤしてるし
「いや…墓穴掘りそうだからいい…」
「もう十分墓穴掘ってるからw」
「―もういいから!忘れて!おやすみ!」
私は目を瞑って寝たふりをする―しかなかった
耳には
「高城何したのー?」
「何もしてないよーもしかして私無意識でやってんのかなー」
「なにそれwww」
と、まぁ暢気な会話が入ってくる
やっと静かになって今度は誰かの寝息が聞こえてくる
私もこのまま寝てしまおうと寝る体勢になろうとしたところ
まただ
また当たり前のように手を握ってくる奴
ずるいよなーと思いながらその手をしっかり握り返してほんとに眠りにつく