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「今までごめんね、ちゃんと諦めるから」
「…は?」
いきなり言われた
以前告白されたとき、私は「ごめん」と断った
「そうだよね、女同士だもんね、ごめんね――でも私はずっと好きだと思う」
「うん」
高城は好きだけどそんな風に考えたこともなかったから
付き合えるはずないって思った
最近は前のようなスキンシップも減ってきた
その矢先での宣言だった
「でも―。なんで?」
「実はしおりん、私の気持ち知ってるんだ」
「え、そうなの?」
「うん。ちょくちょく相談というか話を聞いてくれて」
「うん」
「そしたらね、自分の気持ち整理出来て。ほんと自分勝手なことしたなってw」
「そん…」
え?今私そんなことないって言おうとした?
「だからこれ以上夏菜子の気持ちに負担かけないように今宣言してみました」
「…」
「ありがと」
「私はなにも」
勝手に宣言されて「はいそうですか」とはなれないでしょ
なんなの?
それからというものれには吹っ切れたのか以前のようなしつこい絡み方に戻った
単にじゃれてるだけなのかもしれないけど好きだと言われ、諦めますと宣言され…流れに全然着いていけない私は一人ドギマギしている
そしてもう一つ変わったのは
れにが他のメンバーといちゃいちゃしている姿が目に付くようになったこと
この分かりやすい心の変化の理由が分からないほど子供でもない
「うわっ、びっくりしたぁ」
「そんなに驚かなくてもw」
トイレで手を洗ってたられにがあらわれた
どうせだからと髪を整えたりして待つことにした
手を洗うれにの後姿を見つめる
「好きでいること止めなくていいよ」
「え?」
今しかないと思って、思い切って話を切り出す
鏡越しに目が合うが恥ずかしくなってすぐそらしてうつむいた
「だから!」
「うん」
「自分でもよく分かんないけど―」
「うん」
「他の人んところに行ってほしくない」
「うん」
「でもこの気持ちが恋愛として好きなのかまだ分からない…というか」
どんどん小声になって最後まで聞こえたのかどうか
「…」
「―っもー!なんか言ってよ!」
「やっぱ無理だった」
「何が?」
「夏菜子ちゃんのこと諦めるの♪」
「ぇ―」
「だからこれからも振り向いてもらえるように頑張るね♪」
「―はは。なにそれ」
自然と安堵したような笑いが出る
「でもさ、ちょっとは揺らせてるってこと?」
ニヤニヤ顔が近づいてくる
「うっさい」
「もっと頑張ろ~♪」
私を置いて先を歩くれに
その後ろ姿を見ながらこの先の未来が楽しみな自分がいた
「…は?」
いきなり言われた
以前告白されたとき、私は「ごめん」と断った
「そうだよね、女同士だもんね、ごめんね――でも私はずっと好きだと思う」
「うん」
高城は好きだけどそんな風に考えたこともなかったから
付き合えるはずないって思った
最近は前のようなスキンシップも減ってきた
その矢先での宣言だった
「でも―。なんで?」
「実はしおりん、私の気持ち知ってるんだ」
「え、そうなの?」
「うん。ちょくちょく相談というか話を聞いてくれて」
「うん」
「そしたらね、自分の気持ち整理出来て。ほんと自分勝手なことしたなってw」
「そん…」
え?今私そんなことないって言おうとした?
「だからこれ以上夏菜子の気持ちに負担かけないように今宣言してみました」
「…」
「ありがと」
「私はなにも」
勝手に宣言されて「はいそうですか」とはなれないでしょ
なんなの?
それからというものれには吹っ切れたのか以前のようなしつこい絡み方に戻った
単にじゃれてるだけなのかもしれないけど好きだと言われ、諦めますと宣言され…流れに全然着いていけない私は一人ドギマギしている
そしてもう一つ変わったのは
れにが他のメンバーといちゃいちゃしている姿が目に付くようになったこと
この分かりやすい心の変化の理由が分からないほど子供でもない
「うわっ、びっくりしたぁ」
「そんなに驚かなくてもw」
トイレで手を洗ってたられにがあらわれた
どうせだからと髪を整えたりして待つことにした
手を洗うれにの後姿を見つめる
「好きでいること止めなくていいよ」
「え?」
今しかないと思って、思い切って話を切り出す
鏡越しに目が合うが恥ずかしくなってすぐそらしてうつむいた
「だから!」
「うん」
「自分でもよく分かんないけど―」
「うん」
「他の人んところに行ってほしくない」
「うん」
「でもこの気持ちが恋愛として好きなのかまだ分からない…というか」
どんどん小声になって最後まで聞こえたのかどうか
「…」
「―っもー!なんか言ってよ!」
「やっぱ無理だった」
「何が?」
「夏菜子ちゃんのこと諦めるの♪」
「ぇ―」
「だからこれからも振り向いてもらえるように頑張るね♪」
「―はは。なにそれ」
自然と安堵したような笑いが出る
「でもさ、ちょっとは揺らせてるってこと?」
ニヤニヤ顔が近づいてくる
「うっさい」
「もっと頑張ろ~♪」
私を置いて先を歩くれに
その後ろ姿を見ながらこの先の未来が楽しみな自分がいた