｢はい高城、トマト｣

そう言って高城のお皿にトマトをのっけてくる夏菜子

｢あ、セロリ…｣

高城も無言で夏菜子のお皿に乗せる
お互い当たり前のように苦手な食べ物をのせていく

緑｢なんだこの熟年夫婦は｣

｢ん？なんか言った？｣

｢いや、何でもないよ｣

――――――

｢ねぇねぇ今度の休み何する？♪｣

｢んー見たいＤＶＤ溜まってるんだよねぇ｣

｢え～外行こうよ～｣

｢でもこういうときに見ないと溜まってっちゃうし家でまったりいいじゃん｣

｢もったいないよ！｣

｢もったいなくない｣

｢じゃあもうママと買い物行こっかなー｣

｢いいよ、私家に引きこもってる♪｣

｢つまんないの！｣

｢いいのいいの｣

――――――

｢見て～ぜっくん痩せたよ！｣

｢これで？｣

｢うん♪可愛いでしょ！｣

｢うんw｣

黄｢なに、うちの子自慢してんの？よし…じゃーん、イロくん♪｣

｢わ～大きくなったね♪ほら、ピーチだよ～｣

夏菜子と詩織が画像を見せっこをしだして｢感動の再開！｣｢いやいや画像同士だし！w｣と何やら楽しそう
一方高城は二人が楽しそうに見せっこしてる隣でぜっとを見てニコニコしていた

緑｢気にしないんだ！｣

――――――

無事収録を終えスタジオから控え室へと戻る途中

杏果、詩織、あーりんが歩いているところからだいぶ後ろを高城と夏菜子が何やら楽しそうに話をしながら歩いている

一日ももたかぎの観察をしていた杏果は気になったことを二人にぶつけることにした
(にしてもあの二人歩くの遅いな～)

｢ねぇ二人って気合うの？｣

｢いきなり何？w｣

｢今日ちょっと二人を見てたんだけどさ｣

｢｢変態～♪｣｣

息ぴったりの二人

｢いやいやw休みの日別行動みたいだし、れには猫派で夏菜子は犬派でしょ？｣

｢まぁ｣

｢食べ物の好き嫌いとかも違うし｣

｢言われてみれば…｣

お互い顔を見合わせる

｢うちらばらばらだねw｣

なぜか楽しそうに言っているももたかぎ

｢いいの？｣

｢そりゃ一緒なら嬉しいけどばらばらの方が楽しいよ♪自分の知らなかった話とか聞けるし｣

｢嫌いなの食べてくれるし♪｣

｢残飯処理かーい！w｣

｢あははは｣

一緒にいるだけでいいってこういうことなのかな
笑うツボが一緒だったり
歩くペースが一緒だったり
お互いの凸凹を補い合ったり

そんな些細なことが大事なのかも
当の本人達は気付いてなさそうだけどw



kwkm(お前ら早く来い！)
赤(ヤバ)
紫(また怒られた～百田のせいだぞ)
赤(なんでよ)