不機嫌なわけ 赤×紫
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最近は暖かい日と寒い日が交互にきてなんとも服のチョイスに困ってしまう。
「あぁ今日の服間違えた。さむー」
「今日寒いって言ってたのにー。」
「間違えて地元の天気予報見て着替えちゃったよ。」
「静岡と東京ってそんなに気温違うんだね。」
「そうなんだよぅ。あぁ寒すぎ!なんか服買っちゃおうかな。」
「もったいないよ!」
「出た、もったいないババアw」
「ちょっと!私のありがたいアドバイスを!」
高城が隣でわちゃわちゃ言ってるが寒すぎて聞いてられない。
「早く迎え来ないかな。」
今は高城とマネージャーさんのお迎えを待っているがなかなか来ない。
ぶるぶる震えながら待っていると携帯が鳴る。
「もしもし川上さん?全然お迎え来ないんですが?」
「ごめん、あいつ寝坊した。」
「またー!?」
「だから今から二人で来て。」
「え。」
「早く来いよ!」
「は?ちょ…。切れた…。」
「何だって?」
「寝坊したから今から自力で来いって…。」
「まじ?」
「うん。」
「うわー。」
「そんな遠くないと思うから行ってみよっか。」
「そだね。歩いてこうよ♪」
「私薄着なんですけど!!寒い。」
「えー、しょうがないなー。私そんな寒くないからほら、コート貸してあげるよ。」
「え、いいって。」
「なに遠慮してんの?」
「高城に遠慮なんかしてないし!」
「何いきなり怒ってんの?ほら。」
私の肩にコートを掛けてくれる。
高城はたまに気障なことをさらっとやってくる。そんなとき私はどうしたらいいか分からなくて不機嫌な態度をとってしまう。
「ありがと。」
「どういたしまして♪」
「やっぱ歩くと意外と距離あるね。」
「そだね。でも普段あんまり歩かないからちょっと楽しい。」
「私と歩いてるしね♪」
「ばーか。」
高城のセリフを軽くあしらいながらきょろきょろ周りを見ながら歩く。
「れに、あそこ左だよ。」
少し後ろを歩く高城を見ればなんだか寒そう。
「ねぇ、寒いよね?コート返すよ。」
「大丈夫!寒くない。」
「一番の寒がりが何言ってんの。ほら着て。」
「うーごめんね、ありがとう。」
「こちらこそありがとう。」
そう言って再び歩きだす。
「ねぇ寒くない?大丈夫?」
「大丈夫だから。」
そうは言ってみたがやはり寒い。
すると
「じゃあ手繋ご?はい。」
何を言い出すんだと顔を見れば満面の笑みで手を差し出していた。
「いやいや、ここ外だから。」
「大丈夫。」
「何が?」
「もう!」
なかなか手を出さない私に痺れをきらした高城が無理矢理私の右手をとる。
「もう暗くなってきたし大丈夫だって。」
ここでバッと手を離しても余計めんどくさそうなのでおとなしく従い歩く。
「…。」
「…。」
「なんか話してよ。」
「え?なんで?」
「無言で手繋いで歩くなんてなんか恥ずかしい。」
こういう無言の状況になれてなくて再び不機嫌モードになってしまう。
「なに、照れてんの?w」
「照れてないし!」
ごまかすように繋いでいる手をぶんぶん振る。
「寒いからー。」
無理矢理静止されたと思ったらいきなりぐいっと手を引っ張られコートのポケットに連れ込まれた。
「ちょ、ちょっと。」
「へへ、ちょっとこういうのやってみたかったんだー。」
どこかの映画でみたようなことが今私に降りかかってることに動揺しすぎて何も言葉が出てこない。
「やっぱ暖かいね♪」
「…。」
「夏菜子ちゃん、手硬直してるw」
「っうっさい!」
必死に反論するのがやっとで現場に着くまで私はなにも話せなくなった。
高城は私を不機嫌にする。
「あぁ今日の服間違えた。さむー」
「今日寒いって言ってたのにー。」
「間違えて地元の天気予報見て着替えちゃったよ。」
「静岡と東京ってそんなに気温違うんだね。」
「そうなんだよぅ。あぁ寒すぎ!なんか服買っちゃおうかな。」
「もったいないよ!」
「出た、もったいないババアw」
「ちょっと!私のありがたいアドバイスを!」
高城が隣でわちゃわちゃ言ってるが寒すぎて聞いてられない。
「早く迎え来ないかな。」
今は高城とマネージャーさんのお迎えを待っているがなかなか来ない。
ぶるぶる震えながら待っていると携帯が鳴る。
「もしもし川上さん?全然お迎え来ないんですが?」
「ごめん、あいつ寝坊した。」
「またー!?」
「だから今から二人で来て。」
「え。」
「早く来いよ!」
「は?ちょ…。切れた…。」
「何だって?」
「寝坊したから今から自力で来いって…。」
「まじ?」
「うん。」
「うわー。」
「そんな遠くないと思うから行ってみよっか。」
「そだね。歩いてこうよ♪」
「私薄着なんですけど!!寒い。」
「えー、しょうがないなー。私そんな寒くないからほら、コート貸してあげるよ。」
「え、いいって。」
「なに遠慮してんの?」
「高城に遠慮なんかしてないし!」
「何いきなり怒ってんの?ほら。」
私の肩にコートを掛けてくれる。
高城はたまに気障なことをさらっとやってくる。そんなとき私はどうしたらいいか分からなくて不機嫌な態度をとってしまう。
「ありがと。」
「どういたしまして♪」
「やっぱ歩くと意外と距離あるね。」
「そだね。でも普段あんまり歩かないからちょっと楽しい。」
「私と歩いてるしね♪」
「ばーか。」
高城のセリフを軽くあしらいながらきょろきょろ周りを見ながら歩く。
「れに、あそこ左だよ。」
少し後ろを歩く高城を見ればなんだか寒そう。
「ねぇ、寒いよね?コート返すよ。」
「大丈夫!寒くない。」
「一番の寒がりが何言ってんの。ほら着て。」
「うーごめんね、ありがとう。」
「こちらこそありがとう。」
そう言って再び歩きだす。
「ねぇ寒くない?大丈夫?」
「大丈夫だから。」
そうは言ってみたがやはり寒い。
すると
「じゃあ手繋ご?はい。」
何を言い出すんだと顔を見れば満面の笑みで手を差し出していた。
「いやいや、ここ外だから。」
「大丈夫。」
「何が?」
「もう!」
なかなか手を出さない私に痺れをきらした高城が無理矢理私の右手をとる。
「もう暗くなってきたし大丈夫だって。」
ここでバッと手を離しても余計めんどくさそうなのでおとなしく従い歩く。
「…。」
「…。」
「なんか話してよ。」
「え?なんで?」
「無言で手繋いで歩くなんてなんか恥ずかしい。」
こういう無言の状況になれてなくて再び不機嫌モードになってしまう。
「なに、照れてんの?w」
「照れてないし!」
ごまかすように繋いでいる手をぶんぶん振る。
「寒いからー。」
無理矢理静止されたと思ったらいきなりぐいっと手を引っ張られコートのポケットに連れ込まれた。
「ちょ、ちょっと。」
「へへ、ちょっとこういうのやってみたかったんだー。」
どこかの映画でみたようなことが今私に降りかかってることに動揺しすぎて何も言葉が出てこない。
「やっぱ暖かいね♪」
「…。」
「夏菜子ちゃん、手硬直してるw」
「っうっさい!」
必死に反論するのがやっとで現場に着くまで私はなにも話せなくなった。
高城は私を不機嫌にする。