過去拍手文
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
桃
勝てないなぁ―
月に一度ある生放送中、2人の背中を見て思う。
見えるはずのない糸がまるで見えるかのよう
夏菜子ちゃんに向けるれにちゃんの笑顔は私へのものとは違くて―ただ単純に羨ましいと思ってしまう。
心がヒリヒリとする感覚を覚えて慌てて前にあるモニターを見るふりをして落ち着かせる。
お疲れさまでした~
無事放送が終了し皆で控室に帰る
紫「一番大事なとこで間違えたー最悪だー」
赤「どんまいどんまい」
一足遅れた私は夏菜子ちゃんと雑談しながら歩くれにちゃんの背中に覆いかぶさるように抱きついた。
紫「ぅお!あーちゃんかぁ」
桃「おんぶしてー」
紫「無理無理!」
桃「けちー」
チラッと夏菜子ちゃんを見れば私たちの会話には入る気はないようで黙々と前を向いて歩いている。
でもその表情はどこは不服そうで、傍から見れば分からないかもしれないけど、同じ人を同じタイミングで好きになってしまった私には夏菜子ちゃんの心のうちが手に取るように分かってしまう。
だから今だってこうやって見せつけるように行動にうつしてる
夏菜子ちゃんがしたくても出来ないことを私は出来るんだと。
でもそれはこんなことでしか勝てないという裏返しでもあるのも分かっていた。
勝てないなぁ―
月に一度ある生放送中、2人の背中を見て思う。
見えるはずのない糸がまるで見えるかのよう
夏菜子ちゃんに向けるれにちゃんの笑顔は私へのものとは違くて―ただ単純に羨ましいと思ってしまう。
心がヒリヒリとする感覚を覚えて慌てて前にあるモニターを見るふりをして落ち着かせる。
お疲れさまでした~
無事放送が終了し皆で控室に帰る
紫「一番大事なとこで間違えたー最悪だー」
赤「どんまいどんまい」
一足遅れた私は夏菜子ちゃんと雑談しながら歩くれにちゃんの背中に覆いかぶさるように抱きついた。
紫「ぅお!あーちゃんかぁ」
桃「おんぶしてー」
紫「無理無理!」
桃「けちー」
チラッと夏菜子ちゃんを見れば私たちの会話には入る気はないようで黙々と前を向いて歩いている。
でもその表情はどこは不服そうで、傍から見れば分からないかもしれないけど、同じ人を同じタイミングで好きになってしまった私には夏菜子ちゃんの心のうちが手に取るように分かってしまう。
だから今だってこうやって見せつけるように行動にうつしてる
夏菜子ちゃんがしたくても出来ないことを私は出来るんだと。
でもそれはこんなことでしか勝てないという裏返しでもあるのも分かっていた。