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紫×赤
3/2 朝、目が覚めてカーテンを開ける。
思いっきり伸びをして身体を起こす(そんな簡単に起きないけど)
それから自分たちの日めくりカレンダーを一枚剥がす
「ぁ、」
だいぶ前に書いた言葉。
あの頃の会話がフラッシュバックした
「夏菜子と温泉行きたいなー」
『温泉いいね!癒された~い』
どっちかと言ったら「夏菜子と」を大事にしたつもりなんだけど当の本人には響いていないみたい。
きっとカレンダーが発売される頃には忘れられてるんだろうなと思いながら少しの嫌みを込めて書きしたためた。
夏菜子はこのカレンダーをちゃんと使ってるんだろうか、
ズボラな性格だからなぁ掛けてあっても捲ってない可能性もあるなぁ
期待しないでおこう
―いや、期待しないでめっちゃ気になっちゃうやつだ。
迎えの車に乗って一日のスケジュールを聞きながら少しずつ近づく現場にソワソワする心。
いつもより緊張しながらドアを開ける
「おはよー」
楽屋を見渡すも夏菜子の姿がない。まだ来てないのかと少し面喰いながら適当な場所に鞄を置いてコートを脱いでいると
『見て、旅行雑誌。さっき夏菜子が―』
「うそ」
机の上には温泉と大きく書かれた旅行雑誌が何冊か置いてあった。
忘れずに今も同じ気持ちでいてくたこと、実行させようと雑誌を貰ってきてくれたことが嬉しくて、それだけでどんなにきつい仕事も頑張れちゃう。
これから来る幸せに向かって最初の1ページをめくる
3/2 朝、目が覚めてカーテンを開ける。
思いっきり伸びをして身体を起こす(そんな簡単に起きないけど)
それから自分たちの日めくりカレンダーを一枚剥がす
「ぁ、」
だいぶ前に書いた言葉。
あの頃の会話がフラッシュバックした
「夏菜子と温泉行きたいなー」
『温泉いいね!癒された~い』
どっちかと言ったら「夏菜子と」を大事にしたつもりなんだけど当の本人には響いていないみたい。
きっとカレンダーが発売される頃には忘れられてるんだろうなと思いながら少しの嫌みを込めて書きしたためた。
夏菜子はこのカレンダーをちゃんと使ってるんだろうか、
ズボラな性格だからなぁ掛けてあっても捲ってない可能性もあるなぁ
期待しないでおこう
―いや、期待しないでめっちゃ気になっちゃうやつだ。
迎えの車に乗って一日のスケジュールを聞きながら少しずつ近づく現場にソワソワする心。
いつもより緊張しながらドアを開ける
「おはよー」
楽屋を見渡すも夏菜子の姿がない。まだ来てないのかと少し面喰いながら適当な場所に鞄を置いてコートを脱いでいると
『見て、旅行雑誌。さっき夏菜子が―』
「うそ」
机の上には温泉と大きく書かれた旅行雑誌が何冊か置いてあった。
忘れずに今も同じ気持ちでいてくたこと、実行させようと雑誌を貰ってきてくれたことが嬉しくて、それだけでどんなにきつい仕事も頑張れちゃう。
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