紫×

「別に諦めろとは言わないよ。けど他にも目を向けてみたら？」

分かってる。不毛な恋にしがみついてることは

傍から見たら私はとても惨めな女に映ってるんだろう

私だっていつまでも片想いし続けようとは思ってない。けど、どうやったらここから抜け出せるかもう分からなくなっちゃった。

見上げた空は私の心とは裏腹に気持ちのいい青空が広がってい憎いと思った

紫「そう簡単には、」

「その"他"に私がなってあげよっか？」

何の冗談を言ってるんだと見上げた空から君に視線を移すと軽い口調言ってきたのに不本意そうな顔とぶつかる

紫「本気？」

「…さぁ、どっちだろうね」

私から視線を外して空を見上げる横顔を見て、とても綺麗だと思った