三角形 赤と紫、ときどき黄
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「へぇ、いいじゃん」
「だったらこの間行ったお店で買いなよ」
ソファーに座ってテレビを見ていたら夏菜子の携帯に詩織から着信がきた
なにやら楽しそうなガールズトークがかれこれ30分は繰り広げられている
最初の10分はテレビに集中していたがちょいちょい聞こえる楽しげな笑い声が気になりだしもうテレビなんてどうでもよくなった
「隣に私がいるのに…」
忘れられては困ると夏菜子に寄りかかると「何?」という顔をしてくる
何?じゃないよ
かまってほしいって気付いてほしくて敢えて何も言わず再びテレビに視線を戻す
すると何事もなかったかのように会話を再開しだす夏菜子
くっそー絶対気付いてるはずなのに!
ほんと分かりやすいやつw
詩織から洋服の相談電話が来て、私もファッションは好きだから時間なんて忘れておしゃべりに没頭していたらふいに左肩にトンと重みを感じた
あ、まずい…気づくのが遅かった
とぼけた振りして『ん?』という顔をしたけどすねて無視してきた
『このやろー』と思ったけど特に叩いてくるとかしてこないし『まぁいっか』と会話に意識を戻した
しばらくして感じる痛いくらいの視線に仕方なく振り返ると
口パクで『バーカ』と言ってくるから太ももを叩いてやった
「いたっ!」
(どうした?)
「いや、大丈夫。」
私が叩いた倍の強さで叩き返してさすがにイラッとした
「ごめん、ちょっと待って」
(うん)
「何!?」
「何?」
「痛いじゃん!」
「そっちが先にやってきたんじゃん」
言ってることは間違ってないから言い返せなくて無視して視界に入らないよう床にうつ伏せになりながら電話を再開した
「―うっ!」
もう大丈夫かと思ったら背中にれにが乗っかってきた
相手にしたら負けだと思って反応しない
背中の上でゴロゴロ暴れられても我慢我慢
ベターっと重なってきて携帯を耳に当ててるほうに顔を近づけてきて会話を盗み聞きしてきても我慢我慢
しばらくすると飽きたのか大人しく私の髪を梳きだした
『私の勝ち~』なんて心の中で万歳三唱
髪をくるくるしたり耳に掛けて触ってきたり―――
いや、くすぐったいから!
身体がびくっと反応してとっさに耳をいじってる手を払いのけた
後ろを振り向けば私の反応に満足そうな顔と目が合う
効果はないとは思いながら思いっきり睨んだ
そろそろ切らないとエスカレートしそうだなーと思いながらも詩織のマシンガントークは終わりそうもない
「――っ!」
恐れてたことが起きてしまった
空いているほうの耳に息を吹きかけてきたのだ
反射的に顔を背けたけれど背中にはれにがべったり、言ってみれば私がお寿司のシャリでれにがネタの状態でいるわけだから逃げれるはずもなかった
どこで間違えたかなーと頭の中で回想するも考えたところでれにの思考回路は理解できないと悟った
電話を終わらせることが一番の策だよね!と会話を終わらせる流れに持っていくことにした
ここまですればさすがの夏菜子も詩織との長電話を後悔するだろう
にしても逃げられない状況でちょっかいを掛けるのは面白いね♪
こういう楽しみ方もあるのか~
耳を少し息を吹きかけただけでこんなに反応するなんて知らなかったなー
電話もまだ終わりそうもないしもうちょっと楽しませてもらうよ
ふたたび髪を耳に掛けて、今度は触ってみればくすぐったそうにして空いている手で耳をカバーしてきた
そんなことしても無駄なのに
いとも簡単にその手をホールドして追い詰める
「まだ続ける?いいよ」
やめろという目で見られるけど私の方が優位に立ってるから痛くも痒くもない♪
どこまで我慢できるかなー
ニヤニヤが止まらない!
とりあえず次は耳をペロっと舐めてみる
「―んっ」
(え、どうしたー?)
「なんでもない!!」
「ばれるよ?」
電話先の相手に聞こえないように追い詰めると少し涙目になっている夏菜子
早く会話を終わらせようと必死みたいだな
よし!もうちょっと!
上半身を起こし、背骨の線に沿って指をつーーっとなぞれば少し反り返る身体
Tシャツの下に手を忍ばせて―――
「ごめん!また明日聞くわ!じゃあね」
(え?あ、ちょ―)
「あ、切った」
「切るよ!」
「つまんないの~」
「さいってー」
「楽しかったのに」
「もう降りて」
「ここまできて止めれないでしょ♪」
「は?」
ぐるっと夏菜子の身体を反転させてお腹の上に跨り向かい合う
「楽しかったからまた長電話していいよ♪」
「絶対しない!―てか変態すぎる」
「私もそう思う」
「真面目な顔で言わないでくんない?」
「そんな私が好きなくせに~」
「変態を好きになった覚えありませんー」
―いがみ合いは続く
「だったらこの間行ったお店で買いなよ」
ソファーに座ってテレビを見ていたら夏菜子の携帯に詩織から着信がきた
なにやら楽しそうなガールズトークがかれこれ30分は繰り広げられている
最初の10分はテレビに集中していたがちょいちょい聞こえる楽しげな笑い声が気になりだしもうテレビなんてどうでもよくなった
「隣に私がいるのに…」
忘れられては困ると夏菜子に寄りかかると「何?」という顔をしてくる
何?じゃないよ
かまってほしいって気付いてほしくて敢えて何も言わず再びテレビに視線を戻す
すると何事もなかったかのように会話を再開しだす夏菜子
くっそー絶対気付いてるはずなのに!
ほんと分かりやすいやつw
詩織から洋服の相談電話が来て、私もファッションは好きだから時間なんて忘れておしゃべりに没頭していたらふいに左肩にトンと重みを感じた
あ、まずい…気づくのが遅かった
とぼけた振りして『ん?』という顔をしたけどすねて無視してきた
『このやろー』と思ったけど特に叩いてくるとかしてこないし『まぁいっか』と会話に意識を戻した
しばらくして感じる痛いくらいの視線に仕方なく振り返ると
口パクで『バーカ』と言ってくるから太ももを叩いてやった
「いたっ!」
(どうした?)
「いや、大丈夫。」
私が叩いた倍の強さで叩き返してさすがにイラッとした
「ごめん、ちょっと待って」
(うん)
「何!?」
「何?」
「痛いじゃん!」
「そっちが先にやってきたんじゃん」
言ってることは間違ってないから言い返せなくて無視して視界に入らないよう床にうつ伏せになりながら電話を再開した
「―うっ!」
もう大丈夫かと思ったら背中にれにが乗っかってきた
相手にしたら負けだと思って反応しない
背中の上でゴロゴロ暴れられても我慢我慢
ベターっと重なってきて携帯を耳に当ててるほうに顔を近づけてきて会話を盗み聞きしてきても我慢我慢
しばらくすると飽きたのか大人しく私の髪を梳きだした
『私の勝ち~』なんて心の中で万歳三唱
髪をくるくるしたり耳に掛けて触ってきたり―――
いや、くすぐったいから!
身体がびくっと反応してとっさに耳をいじってる手を払いのけた
後ろを振り向けば私の反応に満足そうな顔と目が合う
効果はないとは思いながら思いっきり睨んだ
そろそろ切らないとエスカレートしそうだなーと思いながらも詩織のマシンガントークは終わりそうもない
「――っ!」
恐れてたことが起きてしまった
空いているほうの耳に息を吹きかけてきたのだ
反射的に顔を背けたけれど背中にはれにがべったり、言ってみれば私がお寿司のシャリでれにがネタの状態でいるわけだから逃げれるはずもなかった
どこで間違えたかなーと頭の中で回想するも考えたところでれにの思考回路は理解できないと悟った
電話を終わらせることが一番の策だよね!と会話を終わらせる流れに持っていくことにした
ここまですればさすがの夏菜子も詩織との長電話を後悔するだろう
にしても逃げられない状況でちょっかいを掛けるのは面白いね♪
こういう楽しみ方もあるのか~
耳を少し息を吹きかけただけでこんなに反応するなんて知らなかったなー
電話もまだ終わりそうもないしもうちょっと楽しませてもらうよ
ふたたび髪を耳に掛けて、今度は触ってみればくすぐったそうにして空いている手で耳をカバーしてきた
そんなことしても無駄なのに
いとも簡単にその手をホールドして追い詰める
「まだ続ける?いいよ」
やめろという目で見られるけど私の方が優位に立ってるから痛くも痒くもない♪
どこまで我慢できるかなー
ニヤニヤが止まらない!
とりあえず次は耳をペロっと舐めてみる
「―んっ」
(え、どうしたー?)
「なんでもない!!」
「ばれるよ?」
電話先の相手に聞こえないように追い詰めると少し涙目になっている夏菜子
早く会話を終わらせようと必死みたいだな
よし!もうちょっと!
上半身を起こし、背骨の線に沿って指をつーーっとなぞれば少し反り返る身体
Tシャツの下に手を忍ばせて―――
「ごめん!また明日聞くわ!じゃあね」
(え?あ、ちょ―)
「あ、切った」
「切るよ!」
「つまんないの~」
「さいってー」
「楽しかったのに」
「もう降りて」
「ここまできて止めれないでしょ♪」
「は?」
ぐるっと夏菜子の身体を反転させてお腹の上に跨り向かい合う
「楽しかったからまた長電話していいよ♪」
「絶対しない!―てか変態すぎる」
「私もそう思う」
「真面目な顔で言わないでくんない?」
「そんな私が好きなくせに~」
「変態を好きになった覚えありませんー」
―いがみ合いは続く