ごめん、
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私は、詩織と付き合っている。
れには、杏果と付き合っている。
れにと杏果は信頼し合っていて、お互い大切な存在なんだなって思う。
私は?
もちろん詩織のことは好きだ。
でも、最近私の心の中でれにの存在が大きくなってきていることに気付いてしまった。気付かないようにしていたのに…。
ライブ中ふと見ると楽しそうに歌ったり踊ったりしていて、目が合えば笑顔で返してくれる。
その笑顔を独占したくなる。
「れに、私…れにのことが好き。」
「ありがと。でも、お互い大切にしたい相手いるよね?私には杏果がいるし、夏菜子ちゃんには玉井がいるよね。」
「うん。」
以前思い切って告白した時、れにからそう言われた。
当たり前だよね、わがままなことを言って困らせているのは百も承知だよ。だけど子供な私はいつまでも諦めきれないでいる。
「もしもし。」
「夏菜子ちゃん?どうした?」
「今大丈夫?」
「あー、少しなら。」
「杏果と一緒?」
「うん。…玉井は?」
「…、れにに会いたい。」
「え。」
「…。いいや、じゃあね!」
はぁー、杏果に嫉妬してる。れには私のじゃないのに。どんどん自分がいやになってくるよ。れにだって迷惑だって思うに決まってんじゃん!
その後、詩織から電話がきて次のお休みの日の計画をたてたり他愛もない話をする。
「じゃあ、また明日ね。好きだよ、夏菜子。えへへ♪」
「私も…じゃあね。」
いつからだろう。詩織に『好きだよ』って言わなくなったのは。詩織は気付いてしまってるのかな。最低だよね私。ごめんね、
~♪~
携帯の着信が鳴る。ディスプレイを見れば『高城 れに』の文字が映し出されていた。
ずるいよ。
「もしもし、夏菜子ちゃん?」
「うん。」
「さっきごめんね。」
「なんで謝んの?私が勝手に電話しただけじゃん!」
「だって、なんか辛そうだったから。」
「大丈夫だから、さっき玉井と電話したし!」
「そっか♪ならいいんだけど。」
「今度のお休み詩織と遊園地行くんだ!れにも行こうよ、杏果も一緒に!」
「いいね!杏果に言ってみる♪」
「うん!じゃあ明日ね。…好きだよ。」
「…うん、ばいばい。」
いつもそうだ。
好きだと言っても受け入れてくれなければ拒否もされない。
いつか届くのかな、この気持ちは。
久しぶりのお休みの日。計画通り私、詩織、れに、杏果と遊園地へ行くことになった。あーりんも誘ってみたが、ママとお出かけするらしくまた今度行くことに。
「うわー、ダブルデートだね♪本当は夏菜子と二人で来たかったけどー。」
「ごめんって、玉様ー。」
「いいよ♪夏菜子発案だし、遊園地は多い方が楽しいしね。」
「ありがと、詩織。」
「どういたしまして。さて、何乗る?」
「コーヒーカップ!!」
「「「「いきなり!?」」」
「うん♪」
コーヒーカップからスタートし、次々と乗り物を制覇させる私たち。絶叫物が苦手なれにも無理矢理乗せ、楽しく過ごす。
「大丈夫?れに。」
「もージェットコースターは嫌!杏果、観覧車乗ろうよ。」
「そうだね。ねー、詩織たち!私たち観覧車乗ってくるけどどうする?」
「うちらも乗ろうよ♪」
「うん!」
当たり前のように2対2で分かれて乗る。れに達が微妙に視界に入ってくるから気になってしまう。
「ねーねー、観覧車の頂上でキスすると幸せになるんだって!」
「え?あ、うん。」
「頂上もうすぐだよ。」
頂上で私達はキスをした。
「やったー、これで幸せだー。」
「だね。」
れに達の方を見てみれば案の定、二人もキスをしていた。そしてとても幸せそうに微笑み合っている。
見なきゃ良かった。
「そろそろ帰る?」
「そだねー、あ!お土産屋さん見てみようよ。」
「「「賛成♪」」」
お店を覗いてみるといろいろおもしろそうな物がたくさんあった。
「見て!このキャラクターれにに似てない?w」
見せようと振り返ってみるがどこにもいない。
「あれ?」
少し探してみると、少し離れたとこで杏果と何かお揃いの物を買おうとしていた。その光景をじっと見ていたら、れにがこっちを向いた。
「(ばーか。)」
「(え?)」
「もういい。」
口パクで言ってみるも届いているのかいないのか。
それぞれが買い物を済ませ帰路に着く。
「今日は楽しかったね!じゃあ、うちらこっちだから。」
「うん。じゃあ家ついたら連絡ちょうだい。」
「分かった。気をつけて帰ってねー。」
「「ばいばーい。」」
詩織と杏果、私とれにと分かれて帰ることに。
「久しぶりに皆で遊べたね♪あーりんがいなかったのは残念だけど。」
「そうだね。次どこ行っか!」
「動物園行きたいなー♪あ、今日は事務所に泊まるんだよね?送ってくね。」
「ありがとう。」
しゃべってたらあっという間に着いてしまった。
「じゃあ、明日ね。」
「あ、これ!」
実はさっきの遊園地で買った、れににそっくりのキャラクターのストラップを差し出す。
「くれるの?ありがとう♪」
「私とお揃いだから!付けてね!」
「うん♪じゃあ、私からも!」
「え?」
そういってストラップを差し出される。
「これ、夏菜子ちゃんに似てない?w買っちゃった♪お揃いだよ。」
そういってさっそく携帯に着けてるのを見せてもらった。
「ありがとう。」
「じゃあ、今度こそばいばい。」
「うん、ばいばい。…ねぇ!やっぱ私、れにが好き。諦めきれないよ、迷惑だって分かってるけど、でも。」
「ありがとう。」
そういって、わたしの頬にキスをひとつ落として帰っていった。
寝る準備を済ませ、布団に潜る。目を閉じればさっきの光景がよみがえる。
「どういうこと?」
いつもなら『好き』だと言えば困ったように笑いながら流されるのに、今日はキスされた。
携帯をかばんから取り出し、さっそく付けた二つのストラップを見つめる。
訳が分からなくなり、なぜか涙が止まらない。気が付けば、れにに電話をかけていた。
「もしもし、夏菜子ちゃん?」
「さっき、なんでキスしたの?」
「わからない。」
「…。」
「泣いてるの?ごめん、」
「お願い、会いたい。今すぐ来て。」
「…。分かった、すぐ行く。待ってて。」
「うん。」
今夜、私には何かが終わりそして始まる音が聞こえる。それが良いのか悪いのかなんて考えたくもない。
詩織。杏果。ごめん、
れには、杏果と付き合っている。
れにと杏果は信頼し合っていて、お互い大切な存在なんだなって思う。
私は?
もちろん詩織のことは好きだ。
でも、最近私の心の中でれにの存在が大きくなってきていることに気付いてしまった。気付かないようにしていたのに…。
ライブ中ふと見ると楽しそうに歌ったり踊ったりしていて、目が合えば笑顔で返してくれる。
その笑顔を独占したくなる。
「れに、私…れにのことが好き。」
「ありがと。でも、お互い大切にしたい相手いるよね?私には杏果がいるし、夏菜子ちゃんには玉井がいるよね。」
「うん。」
以前思い切って告白した時、れにからそう言われた。
当たり前だよね、わがままなことを言って困らせているのは百も承知だよ。だけど子供な私はいつまでも諦めきれないでいる。
「もしもし。」
「夏菜子ちゃん?どうした?」
「今大丈夫?」
「あー、少しなら。」
「杏果と一緒?」
「うん。…玉井は?」
「…、れにに会いたい。」
「え。」
「…。いいや、じゃあね!」
はぁー、杏果に嫉妬してる。れには私のじゃないのに。どんどん自分がいやになってくるよ。れにだって迷惑だって思うに決まってんじゃん!
その後、詩織から電話がきて次のお休みの日の計画をたてたり他愛もない話をする。
「じゃあ、また明日ね。好きだよ、夏菜子。えへへ♪」
「私も…じゃあね。」
いつからだろう。詩織に『好きだよ』って言わなくなったのは。詩織は気付いてしまってるのかな。最低だよね私。ごめんね、
~♪~
携帯の着信が鳴る。ディスプレイを見れば『高城 れに』の文字が映し出されていた。
ずるいよ。
「もしもし、夏菜子ちゃん?」
「うん。」
「さっきごめんね。」
「なんで謝んの?私が勝手に電話しただけじゃん!」
「だって、なんか辛そうだったから。」
「大丈夫だから、さっき玉井と電話したし!」
「そっか♪ならいいんだけど。」
「今度のお休み詩織と遊園地行くんだ!れにも行こうよ、杏果も一緒に!」
「いいね!杏果に言ってみる♪」
「うん!じゃあ明日ね。…好きだよ。」
「…うん、ばいばい。」
いつもそうだ。
好きだと言っても受け入れてくれなければ拒否もされない。
いつか届くのかな、この気持ちは。
久しぶりのお休みの日。計画通り私、詩織、れに、杏果と遊園地へ行くことになった。あーりんも誘ってみたが、ママとお出かけするらしくまた今度行くことに。
「うわー、ダブルデートだね♪本当は夏菜子と二人で来たかったけどー。」
「ごめんって、玉様ー。」
「いいよ♪夏菜子発案だし、遊園地は多い方が楽しいしね。」
「ありがと、詩織。」
「どういたしまして。さて、何乗る?」
「コーヒーカップ!!」
「「「「いきなり!?」」」
「うん♪」
コーヒーカップからスタートし、次々と乗り物を制覇させる私たち。絶叫物が苦手なれにも無理矢理乗せ、楽しく過ごす。
「大丈夫?れに。」
「もージェットコースターは嫌!杏果、観覧車乗ろうよ。」
「そうだね。ねー、詩織たち!私たち観覧車乗ってくるけどどうする?」
「うちらも乗ろうよ♪」
「うん!」
当たり前のように2対2で分かれて乗る。れに達が微妙に視界に入ってくるから気になってしまう。
「ねーねー、観覧車の頂上でキスすると幸せになるんだって!」
「え?あ、うん。」
「頂上もうすぐだよ。」
頂上で私達はキスをした。
「やったー、これで幸せだー。」
「だね。」
れに達の方を見てみれば案の定、二人もキスをしていた。そしてとても幸せそうに微笑み合っている。
見なきゃ良かった。
「そろそろ帰る?」
「そだねー、あ!お土産屋さん見てみようよ。」
「「「賛成♪」」」
お店を覗いてみるといろいろおもしろそうな物がたくさんあった。
「見て!このキャラクターれにに似てない?w」
見せようと振り返ってみるがどこにもいない。
「あれ?」
少し探してみると、少し離れたとこで杏果と何かお揃いの物を買おうとしていた。その光景をじっと見ていたら、れにがこっちを向いた。
「(ばーか。)」
「(え?)」
「もういい。」
口パクで言ってみるも届いているのかいないのか。
それぞれが買い物を済ませ帰路に着く。
「今日は楽しかったね!じゃあ、うちらこっちだから。」
「うん。じゃあ家ついたら連絡ちょうだい。」
「分かった。気をつけて帰ってねー。」
「「ばいばーい。」」
詩織と杏果、私とれにと分かれて帰ることに。
「久しぶりに皆で遊べたね♪あーりんがいなかったのは残念だけど。」
「そうだね。次どこ行っか!」
「動物園行きたいなー♪あ、今日は事務所に泊まるんだよね?送ってくね。」
「ありがとう。」
しゃべってたらあっという間に着いてしまった。
「じゃあ、明日ね。」
「あ、これ!」
実はさっきの遊園地で買った、れににそっくりのキャラクターのストラップを差し出す。
「くれるの?ありがとう♪」
「私とお揃いだから!付けてね!」
「うん♪じゃあ、私からも!」
「え?」
そういってストラップを差し出される。
「これ、夏菜子ちゃんに似てない?w買っちゃった♪お揃いだよ。」
そういってさっそく携帯に着けてるのを見せてもらった。
「ありがとう。」
「じゃあ、今度こそばいばい。」
「うん、ばいばい。…ねぇ!やっぱ私、れにが好き。諦めきれないよ、迷惑だって分かってるけど、でも。」
「ありがとう。」
そういって、わたしの頬にキスをひとつ落として帰っていった。
寝る準備を済ませ、布団に潜る。目を閉じればさっきの光景がよみがえる。
「どういうこと?」
いつもなら『好き』だと言えば困ったように笑いながら流されるのに、今日はキスされた。
携帯をかばんから取り出し、さっそく付けた二つのストラップを見つめる。
訳が分からなくなり、なぜか涙が止まらない。気が付けば、れにに電話をかけていた。
「もしもし、夏菜子ちゃん?」
「さっき、なんでキスしたの?」
「わからない。」
「…。」
「泣いてるの?ごめん、」
「お願い、会いたい。今すぐ来て。」
「…。分かった、すぐ行く。待ってて。」
「うん。」
今夜、私には何かが終わりそして始まる音が聞こえる。それが良いのか悪いのかなんて考えたくもない。
詩織。杏果。ごめん、