｢うぅ…気持ち悪い｣


｢だから呑む前にウコン飲んどきなって言ったのに、はい水｣


｢ありがと、高城は平気なの？｣


｢うん、私強いみたい。今日休みでよかったね｣


｢うん、完全に調子乗った。ごめん、今日遊びにいく予定なのに｣


｢しょうがないよ｣


とは言ったものの暇だ
地元の友達も平日だからかなかなか捕まらない
コンビニでも行こっかな


｢ちょっとコンビニ行ってくるけどなんか欲しいものある？｣


｢あいす～｣


｢分かった｣


適当に小銭をポケットに入れて携帯を手に部屋を出る


コンビニに行く道中にある公園を覗くとちびっ子達が水遊びをしていた


｢いいな～｣


吸い込まれるように公園の中を進んでいき木陰にあるベンチに腰かけて子供たちを眺めた


夏休みに突入したからか平日でも賑やかな公園内


幸い今日は比較的過ごしやすい陽気で、時折吹き抜ける気持ち良い風を感じながら｢平和だな～｣と目を瞑りセミの声や子供達の声を聞いてたらいつのまにかうたた寝をしていたらしい


｢あっつ…｣


さすがに風があるからと言っても夏だ、喉も渇いたしコンビニへ急ぐ


｢いらっしゃいませー｣


｢ふはぁ涼しい｣


いつものようにとりあえず雑誌コーナーに立ち寄って適当に雑誌をペラペラ


さーて何飲もっかな
とりあえず炭酸だよね！そういえば冷蔵庫のお水もう切らしてたっけ


無事清算を済ませ、歩きながら買った飲み物を飲む




｢ただいま～｣


｢おかえり、遅かったね｣


｢ちょっと公園で寄り道してた…ヤバ｣


｢何？｣


｢いやぁ夏菜子のアイス買い忘れた(汗｣


｢えー！自分ばっか買って？｣


｢ごめん！これ飲む？｣


手にしてた飲み物を差し出す


｢いらなーい、楽しみにしてたのに｣


｢ごめんてーそうだ！今から詩織呼んでついでにアイス買ってきてもらおっか♪｣


｢来るかな｣


｢電話するだけしてみよ｣




｢もしもし？今暇？…え、さすがw分かった、じゃあ｣


｢出かけてた？｣


｢うん、てかもう来てる途中だったw｣


｢さすがwアイスは？｣


｢もう買ってた｣


｢出来た子だ｣


｢ほんと｣