✙〜トライアングル〜✙

「志乃さんとハセヲさんは、いつからお知り合いなのですか?^^*」

アトリが間髪入れずに聞いた。いきなり何言うんだか……:

「えっとね……生まれる前、からかな?……なんてね、冗談♪」


志乃さぁーんッ!意気なり何を言うんですかぃ~?!:ほらほら、前を見て下さいよ!アレ、アレ!


「うふふ……冗談が上手い方なのですね♪(怒)」

アトリはプルプルと肩を揺らしながら、握りこぶしを作っていた……;
もう目が笑ってねぇよ……(泣)


…………………

「…………^^」

「…………♪」


もう嫌だぁ!この空間から誰か助けてくれッッ!!:スケエエェェイス!!!(おい)



「ところで、ハセヲ……ちょっと良いかな……?^^*」

沈黙を破ってくれたのは、以外な事に志乃だった…。

「良いけど、何だよ……?」


俺は内心『ホッ』としながら志乃に聞いた。
だが、この安心感は次の瞬間、脆くも崩れ去った……

「私が居ない間に、コレはどういう事なのかな……?」

「コレって何のこ…∑ぐぉっ!」

グイッ!

「とぼけないの……♪あの子(アトリ)……私と同じタイプのPCだよね?」


俺は志乃に問いただそうとしたが、途中で首のベルトを捕まれてしまい、言葉が途切れた……:


く、ぐるじぃ…ッッ!:


「あ、あぁ……そ、それがどうか、したのか…?:」

俺は苦しくも、なんとか残ってる元気を振り絞って答えた……

「ふふ、コレは……浮気、浮気なのかな……?^^」

「へ?∑うぐぉっ!!:」
志乃は『にっこり』としながら、首のベルトを強く引っ張った。


し、死ぬ……ッッ!:


「私が居ないことを良い事に、他の子と宜しく遣ってたんだ……ふーん♪^^」

「なっ!///ち、違ッ!∑ごふぅっ!!」


もうダメだ……殺される……(死)


俺の人生ろくな事なかったなぁ~……


そう諦めかけたその時…



「志乃さん止めてあげて下さい!ハセヲさんに何をしてらっしゃるのですか!:」

アトリが志乃の行いを見るなり、横から入って来て志乃を止めてくれた。


た、助かった……!



今回ばかりは、俺はアトリに感謝した……月の樹万歳ッ!(泣)


「志乃さん、此処(グリーマ・レーヴ大聖堂)に居ると言う事は……もしかして、差出人不明のメールは貴方が…?」

「そうだよ…?それが、どうかしたのかな……?^^」

「∑何ィッ?!:」


アトリの問いに志乃は『サラッ』と答えた……。

俺は思わず驚いてしまった…
おいおい、マジかよ……:

何で志乃が……?
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