✙〜トライアングル〜✙

「ハセヲさん、どうかなさいましたか?」

アトリが心配そうに俺を覗き込む。

「あ、あぁ、何でもねぇよ……」
俺は空返事をした。本当は何でもなくないなんてない。俺は動揺を少しでも隠すように、アトリに聞いた。


「なぁ……何で、グリーマ・レーヴ・大聖堂何だ?」

俺がそう聞くと、一瞬困ったようにアトリは答えた。

「グリーマ・レーヴ・大聖堂とはΔ隠されし 禁断の 聖域の事でしょうか?」

「あぁ……」


俺は急かすような口調で言った。


「実はですね……差出人不明のメールが今朝来まして、内容はこう記されていました。『Δ隠されし 禁断の 聖域に来なさい』っと。」

「……一人で来いとかは、書いてねぇんだな?」


「はい、そうですよ^^*」

「行ってやるよ……」

俺は小さく答えた。

「え?今、何て…」

「一緒に行ってやるっつてるだろ!!:…仕方なくな……///」

アトリが聞き返す前に、俺が素早く言った。顔が赤くなってるのが自分でも分かった……:

「ふふ、ありがとうございます!!ハセヲさん♪」

ギュッ♪

そうアトリが嬉しそうに言うと、意気なり俺を抱き締めた……。

「∑△□○◆■☆~!?:なッ!ば、バカやってねぇで、は、早く行くぞッ!///」

俺は素早くアトリを引き離し、外方を向いて早歩きをした…。
照れてるのバレバレか…?:

「あ、待って下さいよ~:今行きます!」

アトリは慌てて走りながらハセヲが居る所まで走った。

-…<グリーマ・レーヴ・大聖堂【Δ隠されし 禁断の 聖域】>…-
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