✙〜この想いよ永遠に〜✙


『………』

ここは、アニシナ専用の研究地下室である。
辺りは薄暗く、得体の知れない不気味な彼女愛用の
音楽が響き亘っている。


『…おい・・・』

 
『・・・・』


『聞いているのかアニシナ!!』


『・・・何です?グェンダル 』
アニシナと呼ばれた腰まである長く紅い髪が特徴的な彼女は気だるそうに答えた。


『聞こえているなら返事をしろ。…で?私はいつまでお前の実験に付き合わなければならないんだ?仕事が溜まっているのだがな。』
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