✙〜閣下と陛下〜✙


一方 血盟城はというと…

バンッ!!


『ユーリ!!!』


し~ん……


ヴォルフラムはいつもグェンダルが仕事をする部屋の扉を(足で蹴飛ばして)開けた。


がー…誰もいなかった。


『…誰もいない…まさか
兄上 本当に…』


ヴォルフラムの脳裏に
愛の逃避行をする二人が過ぎった(笑)


『あぁ…まさかそんな事
が そんな事がーっ!!』

ヴォルフラムは肩を震わせ絶叫した。
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