✙〜私の願い〜✙

『苛々するのも解るけど
冷静にならなくちゃ』


アークは溜め息を付き

『んな事 解ってるよ…
だけどな葵は、
一応、候補様
だぜ?
しかも騎士院預かりだ。』

『そうだね。確かに騎士院で預かってるね。』


アークは、ビシッとリュートに人差し指を指し


『もし、葵にもしもの事があってみろ…俺達ソロイ様に首切られる所じゃ済まねぇぞ…?』


『…バラバラにされるかもね…』


『バラバラで済んだら良い方だな。細切れだな。』


二人は想像し身震いした。

『とにかく、捜し出せば良い訳だ。』
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