✙〜私の願い〜✙


日本で妖怪討伐をしていた時に妖怪を見逃した事がある。


妖怪は年端もいかない子供だったからだ。


『…七姫は本当に甘いな。その甘さ…いずれ命取りになるぞ?』


その時は『ならぬわ!!』と一喝したが

『はっ…その通りだ…我ながら自分の性格が嫌になってくる。』

今更ながらに後悔した。


『はぁ…どうすれば…良いの…だろう…か…』


ドッと疲れが全身を襲い


『…そういえば…寝ていなかったな…少し…休もう』

静かに目を伏せた。
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