✙〜私の願い〜✙


―今すぐにも駆け寄りたかった―…


しかし、私は動く事が出来なかった


鎖に繋がれているかのように動く事が出来なかったのだ


『葵殿…?』


ソロイは、私のただならぬ様子に気が付いた


『…る…』



『え?…』



『…紅丸…』



私は懐かしいその名を紡いだ…



―prologue・End―
3/10ページ
スキ