✙〜私の願い〜✙


『何としても葵を見つけるぞ。俺達は騎士院の外を捜してみようぜ。』


『うん。これだけ捜しても院の中にいないなら外に出ている可能性が高いね。』

『そういう事。リュート行くぞ!お前らソロイ様が来たら葵は、あの日で寝込んでて門前払いだとでも言っとけよ!!』


『あ、あの日って…アークそれは ちょっと…』


リュートは顔を赤らめながら言った。


『何でも良いんだよ。嘘も方便って言うだろうがっ』

足早にアークは院の扉出口に向かった。


『あっアーク!!』
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