ミサ様リクエスト
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「で?俺がどうしたって?」
『……いや、あの』
今更「なんでもないです」とは言えないだろう。
もう腹を括るしかないじゃないか…。
別に苦手だって言うわけじゃない。
そうだよ、ただなんでからかったりするの?ってだけじゃん
『なんで悟浄は私をからかうのかな…って……』
別にやましい事を聞いてる訳でもないのに自然と目線が下に下がる。
こんな時までハッキリ言えない自分に嫌気がさす。
こんな事なら素直に悟空に部屋替わってもらえば良かった、なんて思っても後の祭り…。
いくら待っても視線は感じるモノの、返事は返ってこなくてこちらが不安になってくる。
沈黙は辛い。
恐る恐る顔を上げると案の定こちらを見ていた悟浄と目が合う。
『悟浄?』
「嫌だったか?」
『え?ぁ、いや…嫌っていうかその…どういう反応していいのか分からなくなっちゃう、から……困るっていうか…。だからなんでなのかなって…』
私が嫌いでわざと困らせて楽しんでるなら、あんまり関わらない方が良いのかな…とか、なんなら一緒に旅する事も嫌かもしれないとか思ったり…。
でも心配してくれたりするから、嫌われてる訳じゃないのかなとか…。
ポツリポツリと独り言の様に呟く私の言葉を遮る事もせず、ただ黙って聞いている悟浄。
さっき合わせた目線はいつの間にかまた下を向いていて、ただ自分の足元を写し出している。
「好きだから、とか言ったらどうするよ」
すき…?スキ?隙?…え、好き?
いつにも増して真剣な表情に本気なのかどうなのかが分からずまたも顔が熱くなる。
『え…え?!あの、えと』
「ジョーダンだっての、そんな慌てんなって」
つい数秒前の表情とは打って変わって、今度はケタケタと笑う悟浄。
またからかわれた?!
こっちは真剣なのに…!
「さーてと、そろそろあっちの部屋行くかー。瑞希も早くその冷めた茶ァ飲んで行くぞー」
軽く伸びをしてこちらに背を向ける悟浄。
この人はいつの間にお茶を飲み干したのか…。
折角入れてもらったお茶も悟浄の言った通り冷めてしまっている。
既にドアの方へ歩き出している悟浄の背中に「ちょっと待ってー」と声を掛けて一気に流し込んでいく。
「ま、今は冗談にしておいてやるよ」
『?何か言った?』
「なーんでもねー、おら行くぞー」
『はーい!』
END
『……いや、あの』
今更「なんでもないです」とは言えないだろう。
もう腹を括るしかないじゃないか…。
別に苦手だって言うわけじゃない。
そうだよ、ただなんでからかったりするの?ってだけじゃん
『なんで悟浄は私をからかうのかな…って……』
別にやましい事を聞いてる訳でもないのに自然と目線が下に下がる。
こんな時までハッキリ言えない自分に嫌気がさす。
こんな事なら素直に悟空に部屋替わってもらえば良かった、なんて思っても後の祭り…。
いくら待っても視線は感じるモノの、返事は返ってこなくてこちらが不安になってくる。
沈黙は辛い。
恐る恐る顔を上げると案の定こちらを見ていた悟浄と目が合う。
『悟浄?』
「嫌だったか?」
『え?ぁ、いや…嫌っていうかその…どういう反応していいのか分からなくなっちゃう、から……困るっていうか…。だからなんでなのかなって…』
私が嫌いでわざと困らせて楽しんでるなら、あんまり関わらない方が良いのかな…とか、なんなら一緒に旅する事も嫌かもしれないとか思ったり…。
でも心配してくれたりするから、嫌われてる訳じゃないのかなとか…。
ポツリポツリと独り言の様に呟く私の言葉を遮る事もせず、ただ黙って聞いている悟浄。
さっき合わせた目線はいつの間にかまた下を向いていて、ただ自分の足元を写し出している。
「好きだから、とか言ったらどうするよ」
すき…?スキ?隙?…え、好き?
いつにも増して真剣な表情に本気なのかどうなのかが分からずまたも顔が熱くなる。
『え…え?!あの、えと』
「ジョーダンだっての、そんな慌てんなって」
つい数秒前の表情とは打って変わって、今度はケタケタと笑う悟浄。
またからかわれた?!
こっちは真剣なのに…!
「さーてと、そろそろあっちの部屋行くかー。瑞希も早くその冷めた茶ァ飲んで行くぞー」
軽く伸びをしてこちらに背を向ける悟浄。
この人はいつの間にお茶を飲み干したのか…。
折角入れてもらったお茶も悟浄の言った通り冷めてしまっている。
既にドアの方へ歩き出している悟浄の背中に「ちょっと待ってー」と声を掛けて一気に流し込んでいく。
「ま、今は冗談にしておいてやるよ」
『?何か言った?』
「なーんでもねー、おら行くぞー」
『はーい!』
END