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-悟浄 side-
チェリーを見つけたのは見失った場所からそう離れていない路地だった。
息をしてるかなんて確認もせずに雨で冷えきったチェリーを抱え込み、宿に戻る。
勢い良くドアを開けりゃ、驚いた顔のいつものメンツ。
八戒にチェリーを見せるも静かに顔を横に振るだけだった。
「せめて綺麗にしてあげましょう」という八戒の提案で、雨と泥で汚れた体を拭き、布で覆った。
「すぐ瑞希ちゃんの所に連れてってやるからな…」
ちょっと出て来るわと言い残し、チェリー宿を出て瑞希ちゃんの家に向かう。
また守れなかったとか言って酷く落ち込むだろう。
生憎ヘイゼルの野郎はもうこの街には居ない。
そうなれば生き返らせるのも不可能だ。
こうなる前に見つけてやれれば良かったな。
瑞希ちゃん泣くよな…女の涙に弱いんだよなぁ、俺。
なんて考えてると、あっという間に瑞希ちゃんの家の前まで着いちまった。
-コンコン…コン-
いつものノックをしてすぐに中から大きな音が響く。
こりゃ慌てて椅子倒したな…。
バタバタと出て来た瑞希ちゃんの不安そうな顔や声に思わず目を逸らしちまう。
唯一絞り出せた言葉もチェリーの安否を知らせるには十分過ぎた。
瑞希ちゃんはそっと俺からチェリーを受け取り、振り絞るような声で「どうぞ…」と俺を部屋へと招き入れた。
チェリーを見つけたのは見失った場所からそう離れていない路地だった。
息をしてるかなんて確認もせずに雨で冷えきったチェリーを抱え込み、宿に戻る。
勢い良くドアを開けりゃ、驚いた顔のいつものメンツ。
八戒にチェリーを見せるも静かに顔を横に振るだけだった。
「せめて綺麗にしてあげましょう」という八戒の提案で、雨と泥で汚れた体を拭き、布で覆った。
「すぐ瑞希ちゃんの所に連れてってやるからな…」
ちょっと出て来るわと言い残し、チェリー宿を出て瑞希ちゃんの家に向かう。
また守れなかったとか言って酷く落ち込むだろう。
生憎ヘイゼルの野郎はもうこの街には居ない。
そうなれば生き返らせるのも不可能だ。
こうなる前に見つけてやれれば良かったな。
瑞希ちゃん泣くよな…女の涙に弱いんだよなぁ、俺。
なんて考えてると、あっという間に瑞希ちゃんの家の前まで着いちまった。
-コンコン…コン-
いつものノックをしてすぐに中から大きな音が響く。
こりゃ慌てて椅子倒したな…。
バタバタと出て来た瑞希ちゃんの不安そうな顔や声に思わず目を逸らしちまう。
唯一絞り出せた言葉もチェリーの安否を知らせるには十分過ぎた。
瑞希ちゃんはそっと俺からチェリーを受け取り、振り絞るような声で「どうぞ…」と俺を部屋へと招き入れた。