ナンパな彼
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「頼む、そのままで聞いてくれ」
『は、はい…』
「俺はお前が好きだ」
『はい……え?!』
思いもよらぬ言葉に顔を上げようとするのを、頭に添えられた悟浄の手によって阻止されてしまった。
え?今好きって言った…?
LIKE?LOVE?どっち?
なんて言うべき?
私も!なんて言って意味が違ったら辛過ぎるんだけど?!
いやいや、妹みたいって事よね、LIKEよLIKE。
今までの扱いだってそうだったじゃない。
勘違いしちゃいけない。
『悟浄の好きって妹みたいでって事…だよね?』
「そうじゃねぇよ。初めはそうだったかもしれねぇけどな…今は1人の女として、だ」
『そんな…だってそんな素振り全然…』
「余裕ねぇ所なんて格好悪くて見せらんねぇだろ」
そんな事ないよ。
どんな悟浄も、格好良くて、優しくて大好きだよ。
余裕なくても女好きでも、それでも…それ全部引っ括めて私が大好きな悟浄だよ。
嬉しくて、でもどうしていいか分からなくてギュッと悟浄の服を掴んだ。
それに気付いた悟浄が頭を固定していた手を離し、私の髪を梳く。
「返事は別に今じゃなくても『私も悟浄が好き』え…?」
『私…ずっと妹みたいって思われてると思ってて…私はまだ子供だから相手にされないと思ってずっと言えなくて…今日だって女の人とどっか行っちゃうし…』
思ってるままを話す私の言葉を時折相槌を打ちながら聞いてくれる。
『それでも私悟浄が好きだよ…大好き』
「あぁ、俺も瑞希が好きだ、愛してる」
言い終わるが早いか、どちらともなくそのまま唇を合わせた。
願わくば、この幸せが永遠に続きますように…。
NEXT おまけ→