ナンパな彼
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-No side-
-ガチャッ-
「たっだいまーっと」
「おかえりなさい」
瑞希が風呂に向かってすぐ、酔っているのかうっすらと顔の赤い悟浄が部屋に帰ってきた。
空いた椅子に腰掛け早速煙草に火をつけ、辺りを見回すが姿の見えない想い人。
「あれ、瑞希は?」
「今お風呂行ってます。覗かないでくださいね」
「俺紳士よ?覗かねーよ」
どうぞと目の前に置かれた酔い醒ましの水に口を付ける。
「悟浄、貴方瑞希に気があるなら少しはナンパも控えたらどうですか?」
「ブーーーーーッ」
図星をつかれて勢い良く水を吹き出しむせる悟浄。
「は?!おまっ」等言いながらゴシゴシと口を拭って元々赤かった顔を更に赤らめる。
そんな悟浄を横目に吹き出された物を拭きながら「なんですか、その思春期みたいな反応は…」とため息をつく八戒。
「気付いてないとでも思ってるんですか?」
「お前なぁ……良いんだよ、俺は。不用意に伝えて困らせてどうすんだよ」
「相手が望んでいても…ですか?」
「…………………は?」
たっぷりと間を置いて絞り出した一文字。
自分の都合のいい期待をしてしまうのを、悟浄は「いやいやいや」と頭を振って振り払う。
少しクラっとするのを抑えつつ、動揺は隠しきれていない。
「早くしないと、僕や三蔵がかっさらっちゃいますよ」
「おい、俺を巻き込むな」
「笑顔で凄い事言うな、お前…」
「そうですか?」
「大体[-ガチャ-]…?」
話を遮る様に扉が開き、そこから顔を出したのは只今の会話の中心、瑞希。
「さっぱりしたー」と、まだ乾ききらない髪をタオルで拭きながら、部屋へと入ってくる。
『あ…おかえり、悟浄』
「お、おぅ、ただいま」
「おかえりなさい、瑞希。何か冷たい物飲みます?」
『うん、ありがとう、八戒』
グラスを差し出し、まるで母の様な八戒に思わず笑う瑞希。
風呂上がりで微かに赤く火照る頬、いつもより薄着な彼女をじっと見つめる悟浄。
その視線に気付き、視線を交える。
『えっと…何?悟浄、どうしたの?』
「あ、あぁ、いや、なんもねぇ」
『そう?悟浄顔赤いけど、飲んできたの?それとも風邪引いた?』
「ちょっと酒飲んだだけだから心配すんなって」
「馬鹿は風邪引かんぞ」
「おい」
「ほらほら、瑞希も早く髪乾かさないとそれこそ風邪引きますよ」
『はーい。乾かしてきまーす』
ガシガシとタオルドライしながら洗面所に向かう瑞希。
少ししてドライヤーの音が聞こえ始めた。
「何あの格好…エロ……」
「そういう目でしか見れねぇのかエロ河童」
「うるせぇ」
-ガチャッ-
「たっだいまーっと」
「おかえりなさい」
瑞希が風呂に向かってすぐ、酔っているのかうっすらと顔の赤い悟浄が部屋に帰ってきた。
空いた椅子に腰掛け早速煙草に火をつけ、辺りを見回すが姿の見えない想い人。
「あれ、瑞希は?」
「今お風呂行ってます。覗かないでくださいね」
「俺紳士よ?覗かねーよ」
どうぞと目の前に置かれた酔い醒ましの水に口を付ける。
「悟浄、貴方瑞希に気があるなら少しはナンパも控えたらどうですか?」
「ブーーーーーッ」
図星をつかれて勢い良く水を吹き出しむせる悟浄。
「は?!おまっ」等言いながらゴシゴシと口を拭って元々赤かった顔を更に赤らめる。
そんな悟浄を横目に吹き出された物を拭きながら「なんですか、その思春期みたいな反応は…」とため息をつく八戒。
「気付いてないとでも思ってるんですか?」
「お前なぁ……良いんだよ、俺は。不用意に伝えて困らせてどうすんだよ」
「相手が望んでいても…ですか?」
「…………………は?」
たっぷりと間を置いて絞り出した一文字。
自分の都合のいい期待をしてしまうのを、悟浄は「いやいやいや」と頭を振って振り払う。
少しクラっとするのを抑えつつ、動揺は隠しきれていない。
「早くしないと、僕や三蔵がかっさらっちゃいますよ」
「おい、俺を巻き込むな」
「笑顔で凄い事言うな、お前…」
「そうですか?」
「大体[-ガチャ-]…?」
話を遮る様に扉が開き、そこから顔を出したのは只今の会話の中心、瑞希。
「さっぱりしたー」と、まだ乾ききらない髪をタオルで拭きながら、部屋へと入ってくる。
『あ…おかえり、悟浄』
「お、おぅ、ただいま」
「おかえりなさい、瑞希。何か冷たい物飲みます?」
『うん、ありがとう、八戒』
グラスを差し出し、まるで母の様な八戒に思わず笑う瑞希。
風呂上がりで微かに赤く火照る頬、いつもより薄着な彼女をじっと見つめる悟浄。
その視線に気付き、視線を交える。
『えっと…何?悟浄、どうしたの?』
「あ、あぁ、いや、なんもねぇ」
『そう?悟浄顔赤いけど、飲んできたの?それとも風邪引いた?』
「ちょっと酒飲んだだけだから心配すんなって」
「馬鹿は風邪引かんぞ」
「おい」
「ほらほら、瑞希も早く髪乾かさないとそれこそ風邪引きますよ」
『はーい。乾かしてきまーす』
ガシガシとタオルドライしながら洗面所に向かう瑞希。
少ししてドライヤーの音が聞こえ始めた。
「何あの格好…エロ……」
「そういう目でしか見れねぇのかエロ河童」
「うるせぇ」