その一言が言えなくて
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「愛してる」ただそれだけの言葉が言えない。
それは俺がホンキだから?
…どうだかな。
今まで軽く言えてた言葉がアイツの前では言えなくなる。
こんなどうでもいい女には簡単に言えんのにな。
実際に今俺の下で喘いでる女には言えた。
アイツに知られたら"サイテー"なんて思われんじゃねぇかと考えて自傷気味に笑う。
「あっ…ゃ…ぁん…も、っとぉ」
「もっと…何?ハッキリ言わねぇとわかんねぇだろ?」
こんな事言う俺はSか?
俺の下で喘ぎ、快楽から身体をくねらす女をアイツに重ねる。
「もっと…っ…お、く…はぅっ…奧に…ちょうだ、っい」
「こうか?」
返事とほぼ同時に奥に思いっきり打ち付ける。
ビクビクと痙攣するかの様な女のソコに、自身が締め付けられ激しい射精感に襲われる。
数回腰を打ち付け引き抜くとドクドクと女の白い肌に精を吐き出した。
それから首に絡んでる女の腕をやんわりと引き剥がし、早々に身支度を整える。
「もう行っちゃうの?ヤって終わり?」
「元々アンタもそのつもりだろ?」
「…そうだったわね」
ヤるだけヤってオワリ。
そういや、なんで俺この女抱いたんだっけ?
……あぁ、今日は瑞希と同じ部屋だったな。
同室で理性が飛ばねぇとは限らないと、瑞希と2人部屋の時だけは外で適当な女引っ掛けて性処理していた。
時間は既に2時を回ってる。
流石にもう寝てんだろ。
宿に着き自分に宛がわれた部屋のドアを開けるとまだ明かりが点いてた。
起きてんのか?
こんな時間に?
見ると椅子に座って寝てる瑞希。
頬には微かに泣いた跡。
「……なんで泣いてんだよ」
涙の跡をなぞる様にそっと触れる。
『ん…ごじょ…』
驚いて咄嗟に手を離した。
ただの寝言みたいだが…びっくりした。
なんだよ、俺の夢でも見てんのか?
頬が緩む。
嬉しい。
「こんなトコで寝てっと風邪引くぞ?」
ユサユサと揺さぶり起こそうとするが、起きる様子がない。
眉間に皺寄せてやがる。
頼むから起きろよ。
犯すぞ?
『ん?ごじょー…おかえりぃ』
まだ寝惚けた顔で俺を見てへらりと笑う瑞希。
不覚にも顔が赤くなる。
「おう、ただいま。風邪引くぞ、ベッドで寝ろ」
『ごじょー、だっこ。連れてって…』
とか言って両腕を伸ばして俺の首に絡みつく瑞希。
自分が何言ってんのかわかってんの?この子は。
誘ってんの?
これで正面から抱き締めたら歯止め効かなくなんだろうな…。
かと言って惚れた女の手を容易に払う事も出来ず、結果…お姫様抱っこ。
……これはこれでダメな気がする。
1人項垂れてると腕の中から微かに規則正しい寝息。
起こさない様にベッドへと下ろして布団を被せる。
いつものぱっちりとした目は瞼に覆われて今は見えない。
僅かに開いた唇。
その唇に吸い込まれる様にしてそっと口付けをした。
「愛してる」の言葉を添えて。
面と向かって言えたらどんなにいいだろうか。
END
それは俺がホンキだから?
…どうだかな。
今まで軽く言えてた言葉がアイツの前では言えなくなる。
こんなどうでもいい女には簡単に言えんのにな。
実際に今俺の下で喘いでる女には言えた。
アイツに知られたら"サイテー"なんて思われんじゃねぇかと考えて自傷気味に笑う。
「あっ…ゃ…ぁん…も、っとぉ」
「もっと…何?ハッキリ言わねぇとわかんねぇだろ?」
こんな事言う俺はSか?
俺の下で喘ぎ、快楽から身体をくねらす女をアイツに重ねる。
「もっと…っ…お、く…はぅっ…奧に…ちょうだ、っい」
「こうか?」
返事とほぼ同時に奥に思いっきり打ち付ける。
ビクビクと痙攣するかの様な女のソコに、自身が締め付けられ激しい射精感に襲われる。
数回腰を打ち付け引き抜くとドクドクと女の白い肌に精を吐き出した。
それから首に絡んでる女の腕をやんわりと引き剥がし、早々に身支度を整える。
「もう行っちゃうの?ヤって終わり?」
「元々アンタもそのつもりだろ?」
「…そうだったわね」
ヤるだけヤってオワリ。
そういや、なんで俺この女抱いたんだっけ?
……あぁ、今日は瑞希と同じ部屋だったな。
同室で理性が飛ばねぇとは限らないと、瑞希と2人部屋の時だけは外で適当な女引っ掛けて性処理していた。
時間は既に2時を回ってる。
流石にもう寝てんだろ。
宿に着き自分に宛がわれた部屋のドアを開けるとまだ明かりが点いてた。
起きてんのか?
こんな時間に?
見ると椅子に座って寝てる瑞希。
頬には微かに泣いた跡。
「……なんで泣いてんだよ」
涙の跡をなぞる様にそっと触れる。
『ん…ごじょ…』
驚いて咄嗟に手を離した。
ただの寝言みたいだが…びっくりした。
なんだよ、俺の夢でも見てんのか?
頬が緩む。
嬉しい。
「こんなトコで寝てっと風邪引くぞ?」
ユサユサと揺さぶり起こそうとするが、起きる様子がない。
眉間に皺寄せてやがる。
頼むから起きろよ。
犯すぞ?
『ん?ごじょー…おかえりぃ』
まだ寝惚けた顔で俺を見てへらりと笑う瑞希。
不覚にも顔が赤くなる。
「おう、ただいま。風邪引くぞ、ベッドで寝ろ」
『ごじょー、だっこ。連れてって…』
とか言って両腕を伸ばして俺の首に絡みつく瑞希。
自分が何言ってんのかわかってんの?この子は。
誘ってんの?
これで正面から抱き締めたら歯止め効かなくなんだろうな…。
かと言って惚れた女の手を容易に払う事も出来ず、結果…お姫様抱っこ。
……これはこれでダメな気がする。
1人項垂れてると腕の中から微かに規則正しい寝息。
起こさない様にベッドへと下ろして布団を被せる。
いつものぱっちりとした目は瞼に覆われて今は見えない。
僅かに開いた唇。
その唇に吸い込まれる様にしてそっと口付けをした。
「愛してる」の言葉を添えて。
面と向かって言えたらどんなにいいだろうか。
END