第伍話
夢小説設定
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「ここから北西へ抜ければ夕刻までには平地へ出ると思います。ジープなら町まですぐでしょう」
結局大した休息も取らずに出発する事になった私達。
また襲われたら今度こそお寺無くなっちゃうしね。
「ご迷惑をおかけしました」
「いえいえとんでもない!」
八戒が詫びると昨日の態度はなんだったの?って位の腰の低さ。
まぁあんな事があったらこうもなるか。
「今回の事で我々が如何に危機管理がなっていないか思い知らされました。死んだ僧達の魂を無駄にせぬ様に致します」
反省を述べる坊さんに「あっそ」と気のない返事をする三蔵さん。
ホントにもうどうでも良さそうな返事にちょっと笑いそうになった。
「皆様にもとんだ御無礼を…」
「あ、気にしないで下さい。たまには浄化された生活も必要な方々ですから♡」
「汚れ物か俺達は」
『え、それ私も…?』
八戒の発言に困惑していると、今まで少し後ろの方で俯いていた葉君が前に出てきて三蔵さんに話し掛ける。
横目で葉君を見やる三蔵さん。
「三蔵様。全て片付きましたら又この寺に立ち寄って頂けますか?…その時は、私に麻雀を教えて下さい」
「…覚えておく」
麻雀やってた時はあんなに怒ってたのに…。
彼なりに何か答えを見つけたのだろうか?
フッと笑って歩き出す三蔵さんの後に皆でついて歩こうとすると、あっ!と悟空が振り返った。
「やめた方が良いよ、三蔵と悟浄は。すっげぇ性格ヒネた打ちかたするから」
「未だに役も覚えきれねぇ猿に言われたかねぇなぁ?!」
「本当の事じゃんか、イカサマ河童!」
『役も含めてちゃんと教えてもらうなら八戒が一番良さそう』
「今度役の表でも作りましょうかねぇ」
『ホント?それ見て覚えよーっと』
「瑞希ちゃんには俺が手取り足取り教えてやるよ♡」
『大丈夫でーす♡』
「あーー、うるせぇ!!」
ぎゃあぎゃあと騒ぎながら寺院を後にする。
さーて、今日も頑張って歩くかー。
鞄を背負い直して少しを伸びをした。
to be continued →
結局大した休息も取らずに出発する事になった私達。
また襲われたら今度こそお寺無くなっちゃうしね。
「ご迷惑をおかけしました」
「いえいえとんでもない!」
八戒が詫びると昨日の態度はなんだったの?って位の腰の低さ。
まぁあんな事があったらこうもなるか。
「今回の事で我々が如何に危機管理がなっていないか思い知らされました。死んだ僧達の魂を無駄にせぬ様に致します」
反省を述べる坊さんに「あっそ」と気のない返事をする三蔵さん。
ホントにもうどうでも良さそうな返事にちょっと笑いそうになった。
「皆様にもとんだ御無礼を…」
「あ、気にしないで下さい。たまには浄化された生活も必要な方々ですから♡」
「汚れ物か俺達は」
『え、それ私も…?』
八戒の発言に困惑していると、今まで少し後ろの方で俯いていた葉君が前に出てきて三蔵さんに話し掛ける。
横目で葉君を見やる三蔵さん。
「三蔵様。全て片付きましたら又この寺に立ち寄って頂けますか?…その時は、私に麻雀を教えて下さい」
「…覚えておく」
麻雀やってた時はあんなに怒ってたのに…。
彼なりに何か答えを見つけたのだろうか?
フッと笑って歩き出す三蔵さんの後に皆でついて歩こうとすると、あっ!と悟空が振り返った。
「やめた方が良いよ、三蔵と悟浄は。すっげぇ性格ヒネた打ちかたするから」
「未だに役も覚えきれねぇ猿に言われたかねぇなぁ?!」
「本当の事じゃんか、イカサマ河童!」
『役も含めてちゃんと教えてもらうなら八戒が一番良さそう』
「今度役の表でも作りましょうかねぇ」
『ホント?それ見て覚えよーっと』
「瑞希ちゃんには俺が手取り足取り教えてやるよ♡」
『大丈夫でーす♡』
「あーー、うるせぇ!!」
ぎゃあぎゃあと騒ぎながら寺院を後にする。
さーて、今日も頑張って歩くかー。
鞄を背負い直して少しを伸びをした。
to be continued →