第肆話
夢小説設定
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「っじゃーーーん!"おいちょ"だぜ、"おいちょ"!!」
「僕"かぶ"です」
「うわ、てめぇ何度目だよッ?!」
ご飯食べ終わって宿の一室に全員集合して三蔵さんと私意外がトランプしてるのを見守る。
一緒にやろうって誘われたけど、おいちょかぶ?のルールが分からなくて見てるだけに徹する事にした。
見ててもよく分からないから教えてもらいながらでもディーラーとかやった方が良かったかな?
八戒がコーヒーを入れに行ったので、それについてって先に風呂に入らせて頂くとしよう。
って言ってもシャワーだけど。
『八戒、私シャワー浴びてきますね』
「はい、行ってらっしゃい」
笑顔で送り出してくれる八戒に手を振りシャワーへと直行した。
サッパリ!
え?シャワーシーンがない?
そんなサービス取り扱ってないでーす。
瑞希ちゃん難しい事わかんないなー!
部屋へ続く扉を開け、まだしっとりと濡れた髪をタオルで拭きながら部屋に入る。
『戻りましたー』
「あ、瑞希おかえりー!」
元気にお出迎えしてくれた悟空。
さっきまで悟浄と言い合ってたの聞こえてたよ。
今度は何で言い合いになったんだい?
-ザワザワ-
外が騒がしい?
ヒョイっと窓から外を覗けば、悟空も一緒に覗きに来る。
可愛すぎか???
あら綺麗なお姉さんがいっぱい。
団体さんか。
「あぁ、さっき団体客の予約があったって。旅の一座だとよ」
「踊り子の姉ちゃん達イケてんじゃん。俺のベッドでも踊ってもらおうか」
-ピーーー-
「教育的指導」
悟浄は本当に綺麗なお姉さんがお好きの様だ。
後半はちょっと何言ってるか分からなかったけど、八戒が笛吹いて教育的指導って言ってたから多分あんまりよろしくないって事だけはわかった。
「で、今夜どーすんの?団体客が入ったから個室余ってるって朋茗が言ってたぜ」
「…そうだな。俺達はいつ何時妖怪の不意打ちを食らうかわからん。なるべく寝食共にするのが得策だな」
いきなりの真剣な雰囲気に身構えてしまう。
確かにそうだ。
妖怪から不意打ち食らったら私なんて一溜りもない。
一瞬であの世行きだろう。
「と、言いたいところだが宿屋に来てまで野郎の寝顔は見たくない。解散!!」
「いやぁ、皆さん自分に正直ですね。おやすみなさい」
『正直過ぎて感心します』
「瑞希の部屋は真ん中の部屋にしましょうね。何かあったらすぐ呼んでください」
『お気遣いありがとうございます』
八戒に鍵を受け取り部屋を確認すると、八戒と悟浄の間の様だ。
叫べばどっちかには聞こえる…はず。
いや、聞こえてくれ。
部屋に入ってベッドに入る。
この世界に来て数日だけで色々あった。
決意した事も…。
強くなると息巻いたけど、正直どうすればいいのかまだ分からない。
観世に託されたネックレスの事も少し気になる。
《私であって私じゃない。私が1番知っていそうで知らない人》ってどういう事なんだろう…?
そんなこんな考えてるうちに、意識を手放した。
-ドゴォ-
何?!
すやすや気持ちよく寝てたら外から凄い音がして飛び起きた。
まさか妖怪…?
あんな音したし、誰か来るまで部屋でじっとしといた方がいい?
「瑞希ちゃん無事か!」
悟浄が勢いよく部屋に入ってくる。
外で何かあって、心配して駆け付けてくれたのだろう。
『悟浄!私はなんともありません。何かあったんですか?』
「妖怪が襲ってきやがった。瑞希ちゃんの部屋には来てねぇみたいだな」
やっぱり妖怪が…。
あれ、他の皆は?
『悟浄、他の皆さんは?』
「悟空と八戒は無事だ。三蔵は離れに居るから今から向かう。…瑞希ちゃんはここに居るか?」
『…いえ、行きます』
皆が襲われてる時に私が襲われなかったって事は部屋に居た方が安心なのかもしれない。
それでも私の気持ちを聞いてくれた事が嬉しい。
「俺から離れんなよ」と悟浄に言われ、後に続く様に部屋を出ると、まだ眠い目を擦ってる悟空と、こちらを見てホッとした表情を見せる八戒と合流した。
「瑞希も無事で良かったです」
『私の所には来なかったので助かりました』
「もしかしたら、まだあちらは瑞希が加わった事に気付いてないのかもしれませんね…」
「そんなんアリ?」
確かにそうかもしれない。
事実、私だけが襲われてないのだから…。
八戒からも「部屋に居た方が…」と申し出があったが、一緒に行くという選択しかしなかった。
私が居れば足でまといになるかもしれない。
でも部屋でじっと皆を待ってるなんて事出来なかった。
「僕"かぶ"です」
「うわ、てめぇ何度目だよッ?!」
ご飯食べ終わって宿の一室に全員集合して三蔵さんと私意外がトランプしてるのを見守る。
一緒にやろうって誘われたけど、おいちょかぶ?のルールが分からなくて見てるだけに徹する事にした。
見ててもよく分からないから教えてもらいながらでもディーラーとかやった方が良かったかな?
八戒がコーヒーを入れに行ったので、それについてって先に風呂に入らせて頂くとしよう。
って言ってもシャワーだけど。
『八戒、私シャワー浴びてきますね』
「はい、行ってらっしゃい」
笑顔で送り出してくれる八戒に手を振りシャワーへと直行した。
サッパリ!
え?シャワーシーンがない?
そんなサービス取り扱ってないでーす。
瑞希ちゃん難しい事わかんないなー!
部屋へ続く扉を開け、まだしっとりと濡れた髪をタオルで拭きながら部屋に入る。
『戻りましたー』
「あ、瑞希おかえりー!」
元気にお出迎えしてくれた悟空。
さっきまで悟浄と言い合ってたの聞こえてたよ。
今度は何で言い合いになったんだい?
-ザワザワ-
外が騒がしい?
ヒョイっと窓から外を覗けば、悟空も一緒に覗きに来る。
可愛すぎか???
あら綺麗なお姉さんがいっぱい。
団体さんか。
「あぁ、さっき団体客の予約があったって。旅の一座だとよ」
「踊り子の姉ちゃん達イケてんじゃん。俺のベッドでも踊ってもらおうか」
-ピーーー-
「教育的指導」
悟浄は本当に綺麗なお姉さんがお好きの様だ。
後半はちょっと何言ってるか分からなかったけど、八戒が笛吹いて教育的指導って言ってたから多分あんまりよろしくないって事だけはわかった。
「で、今夜どーすんの?団体客が入ったから個室余ってるって朋茗が言ってたぜ」
「…そうだな。俺達はいつ何時妖怪の不意打ちを食らうかわからん。なるべく寝食共にするのが得策だな」
いきなりの真剣な雰囲気に身構えてしまう。
確かにそうだ。
妖怪から不意打ち食らったら私なんて一溜りもない。
一瞬であの世行きだろう。
「と、言いたいところだが宿屋に来てまで野郎の寝顔は見たくない。解散!!」
「いやぁ、皆さん自分に正直ですね。おやすみなさい」
『正直過ぎて感心します』
「瑞希の部屋は真ん中の部屋にしましょうね。何かあったらすぐ呼んでください」
『お気遣いありがとうございます』
八戒に鍵を受け取り部屋を確認すると、八戒と悟浄の間の様だ。
叫べばどっちかには聞こえる…はず。
いや、聞こえてくれ。
部屋に入ってベッドに入る。
この世界に来て数日だけで色々あった。
決意した事も…。
強くなると息巻いたけど、正直どうすればいいのかまだ分からない。
観世に託されたネックレスの事も少し気になる。
《私であって私じゃない。私が1番知っていそうで知らない人》ってどういう事なんだろう…?
そんなこんな考えてるうちに、意識を手放した。
-ドゴォ-
何?!
すやすや気持ちよく寝てたら外から凄い音がして飛び起きた。
まさか妖怪…?
あんな音したし、誰か来るまで部屋でじっとしといた方がいい?
「瑞希ちゃん無事か!」
悟浄が勢いよく部屋に入ってくる。
外で何かあって、心配して駆け付けてくれたのだろう。
『悟浄!私はなんともありません。何かあったんですか?』
「妖怪が襲ってきやがった。瑞希ちゃんの部屋には来てねぇみたいだな」
やっぱり妖怪が…。
あれ、他の皆は?
『悟浄、他の皆さんは?』
「悟空と八戒は無事だ。三蔵は離れに居るから今から向かう。…瑞希ちゃんはここに居るか?」
『…いえ、行きます』
皆が襲われてる時に私が襲われなかったって事は部屋に居た方が安心なのかもしれない。
それでも私の気持ちを聞いてくれた事が嬉しい。
「俺から離れんなよ」と悟浄に言われ、後に続く様に部屋を出ると、まだ眠い目を擦ってる悟空と、こちらを見てホッとした表情を見せる八戒と合流した。
「瑞希も無事で良かったです」
『私の所には来なかったので助かりました』
「もしかしたら、まだあちらは瑞希が加わった事に気付いてないのかもしれませんね…」
「そんなんアリ?」
確かにそうかもしれない。
事実、私だけが襲われてないのだから…。
八戒からも「部屋に居た方が…」と申し出があったが、一緒に行くという選択しかしなかった。
私が居れば足でまといになるかもしれない。
でも部屋でじっと皆を待ってるなんて事出来なかった。