第弍話
夢小説設定
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こんにちは、瑞希です。
前回、観世音菩薩こと観世に拉致られここ桃源郷へと落とされ尚且つ美形4人組と旅をしろとの命を下されました。
兎に角今の状況を誰か教えて下さい。
突き落とされて宙を舞うなんて思ってなかったから、正直記憶飛んだ。
『あ、あの…!』
「はい、なんですか?」
答えてくれたのは綺麗な碧色の目をしたお兄さん。
素敵に笑顔が輝いてます。
『すいません、私まだ状況が飲み込めてないんですけど…』
「要するに、俺達の旅に同行しろって事でしょ」
次に答えてくれたのは、紅い髪と目のなんだか色々とやんちゃしてそうなお兄さん。
煙草を吸う姿がかっこいいですね。
「何々?コイツ、俺達と一緒に旅すんの?!」
次は金目の少年。
そんなに純真無垢な瞳で私を見ないでくれ。
私には眩し過ぎて溶けるよ。
「……」
無言なんですね金髪美人さん…
私が何したってのよ!
あ、上に落ちましたね、ごめんなさい。
『私本城 瑞希デス。よろしくお願いします…?』
とりあえず自己紹介しなきゃ始まらない。
一応一緒に旅するらしいし。
ならばこの金髪美人さんが醸し出したこの気まずい空気から抜け出したい事この上ない。
何より少しシーンとしててコワい。
シリアスとかそういうの耐えらんないから!
誰かこの中にお気遣いの人はいませんかー!
「僕は猪八戒です。色々大変かと思いますが、よろしくお願いしますね」
居た!
お気遣いの人居た!!
「俺は悟空、孫悟空!よろしくな、瑞希!!」
既に呼び捨てなんですね、悟空さん
いきなりの呼び捨てに内心瑞希ちゃんビックリですよ?
「俺は沙悟浄。よろしくな?瑞希ちゃん♡」
語尾にハートがハマり過ぎてて逆にコワいです、悟浄さん
『えっと…八戒さん、悟空さんに、悟浄さんですね。後…あの…名前、教えてもらえませんか?』
「………玄裝三蔵」
ホントに名前だけなんですね、三蔵さん。
『三蔵さんですね。先程はお恥ずかしい所をお見せして大変申し訳ありまs「だーーッ!なんかそれヤダだ!!」…は?』
何が嫌だと言うんだこの人は…。
こっちは精一杯の敬語で対応しているというに…。