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夢小説設定
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「あとはレイリーを探さなきゃ…」
裏路地を歩いていると、正面からオレンジ色のツナギを着た人が、顔が隠れる程の本を積み上げ、危なっかしくフラフラと歩いて来る
本だけではなく、腕の中には何本もの薬品を抱えていたのは人ではなく歩く白熊だった。
(白熊?!!!まぁ、麦わらの一味にも歩いて喋るタヌキいたし…同じ感じかな?)
徐々に近づく白熊を興味津々で見ていると
(あ…薬品が落ちそう…)と思った瞬間に白熊の腕からポロッ…
「あー!!!!」
「プロテクト」
割れてもおかしくない薬品はコトッと地面に落ちた。
「はい、どーぞ」
「あ…ありがとう」
本や薬品で両手が塞がっている白熊に、自分のボンバックを差し出した。
「この中に荷物入れたら?本も薬品も入るし、浮くから軽いよ?」
「え?!いいの?こんな便利な物があるなんて知らなかったよー」
「いえいえ、それじゃ…〝グルルルル〟
「はぁ…お腹が空いた…荷物持ってたからレストランにも入れなくて…美味しそうなパンケーキの匂いがするし…」
「パンケーキ…食べる?」
「え?!!!いいの!!!?」
不憫に思ったカリーナは建物との隙間の路地にある木樽に腰掛け
白熊とパンケーキを食べた。