―シャッキー’SぼったくりBAR―


｢おいシャッキー 今帰ったぞ｣

｢あらレイさんお帰り！早かったわね！やっぱりカリーナに頼んだだけあるわ！…あれ？カリーナは？｣

｢足止めを頼んだんだ、すぐ帰ってくると思うがなァ…それとハチの奴が大怪我をしたんだ、すぐにベッドを｣

｢大変！！何があったの！？皆も中に入って！｣


シャッキー はドアの〝OPEN〟の札を〝CLOSE〟に変えた。

店の中央に設置されたベッドではチョッパーがハチの手当てに取り組み、ルフィは相変わらず冷蔵庫の中身を漁って食し、他の皆にはお茶が振る舞われた。


｢じぃさん！あの美しいレディーがまだ帰ってこない！！迎えに行くと約束したんだ！｣

｢モグモグ…たじかにじんぱいだなぁ〜！｣

｢食ってる場合か！！！おめェ心配してねェだろ！！！｣


｢ハハハハハ！！カリーナは無事だよ。〝声〟が聞こえる｣


｢モグモグ…声？何も聞こえねェぞ？？｣

｢カリーナちゃんって言うのか〜名前もプリティー！！！俺の頭の中でも、あの子の美声が響いている〜！！｣


｢フフ…♪今はゆっくりお茶でも飲んで休んでおいた方が良いわ｣

カウンターに座りながら呑気に酒の飲むレイリーとニコニコとタバコをふかすシャッキー に拍子抜け、サンジは大人しくお茶に口を付けて落ち着いた。



｢あの女、何者なんだ？女には似つかねェ刀を持ってたが｣

｢なんだマリモ？筋肉と刀にしか興味ないオメェがレディーを気にするなんて！どんな風の吹き回しだ？｣

｢てめェ…喧嘩売ってんのか！！このクソコックが！！｣

｢んだと…コラァ！！｣


｢それ、私も気になってた！レイリーさんの娘なの？｣


｢んナミすわぁぁあん！！確かに気になるよね！！｣



｢チッ…クソコック…いつか殺す！｣