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「うわぁあああー!!!!」
巨大なヤルキマンマングローブの間はかなり深く、先が見えない急降下にキャスケット帽とベポの叫びが反響していた。
「プロテクト!」
展開した盾は一味を囲い、無事にマングローブの根本が集結する地に降り立った。
そこは陽が届かない場所にも関わらず緑の光が星のように無数に散らばり、真下の水面にもキラキラと反射していた。
「ここがシャボンディ諸島の地下なのか!?地下なのに光があるぞ?」
「なんとも神秘的な場所だな」
「オレ…死んだのかと思ったよ…」
二人組の帽子とベポが興味津々でウロウロし始めた。
「地下っていっても公にされてる場所じゃないから誰かに見つかる心配はない筈。陽は届かないけど無数の光苔が生息してるから暗闇ではないの。それと、今降りてる場所はマングローブの根本が絡まり合って集結してる場所で、踏み外すと下は海だから注意してね。」
「アイアイ!カリーナありがとう!」
「なんだか色々ありがとな!あっ!俺シャチだ!よろしくなカリーナ!」
「俺はペンギンだ。面倒かけたな」
予想もしなかった御礼と自己紹介にカリーナは目をパチパチさせた。
「あ、いや…私も助けてもらったから…それじゃ先を急ぐでしょ…?船の停泊エリアはこっち方面だから付いてきて」
「…おい」
「!?」
ウロウロしてる3人とは逆方向に歩き出した矢先にローに腕を掴まれた。
「ここで休んでから行く」
「でも…船が海軍に狙われてる筈だから早く行かないと!」
「ウチの船は心配ねェ。何かあった場合は潜水するよう伝えてあるからな…それより自分の心配したらどうだ?」
「…別に問題ないけど?」
「嘘つくな。脈が早くなってる…さっきの能力で体力の限界だろ」
〝ドドドドドッ!!"
「そうだったの?!!カリーナ!大丈夫?!オレ達の為にごめんね!キャプテンも心配してるし!言う通りに休んだ方が良いよ!!」
ウロウロしてた筈のベポが地響きを立てながら駆け寄ってローとカリーナの間に割り込んだ。
「別に心配なんかしてねェ…こんな状態のヤツと地上に出たら足手まと…「キャプテン!!ホントに素直じゃないんだから!!」
「チッ…」
「まぁ、俺達も疲れたし!ここで少し休んでいこうぜ!」
「ほとぼりが冷めるまで迂闊に地上に出ない方が良さそうだしな」
ウロウロしてたシャチとペンギンも集まり、皆で少し休む事になった。