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ヒューマンショップを抜けて、海兵の目を盗む為、浮き上がってくるシャボンからシャボンに飛んで空中を移動して行く。
下の様子を伺うと1番GRに向かう為の橋が壊されているお陰で海兵達が孤立していた。
その先に目をやるとオレンジのツナギが目立つベポとローと白のツナギの2人…ともう1人
「あれ?確か天竜人の奴隷だった男?仲間にでもなったのかな?」
ベポは未だに何度も後ろを振り返って遅れをとっていて、ローに急かされたのか、小走りで仲間の列に戻って行った。
「ベポ…私のこと心配してくれてるのかな…?」
心配してくれるベポの事を思うと申し訳ない気持ちと、なんだか嬉しい気持ちになる。
ニコニコしながら見ていると白ツナギのキャスケット帽が先を指差して焦っている様子だった。
目線をその先に向けるとキッドと―
霧の先にいたのは―
「バーソロミュークマ?!七武海まで来たの?!」
キッドはかなり前から戦っていたのか疲れを見せていた。
突如現れたローに気づいたバーソロミュークマは次の標的をローに絞り〝ピュルルルル"とけたたましい音と共に口にレーザーを溜め込んでいる。
「危ない!!」
見過ごす事も出来たが、ベポが「キャプテン!!」と叫ぶと同時に体が動いていた。
シャボンから降り、ローの前に降り立った
「?!…お前さっきの?!」
「…シールド!」
スッとバーソロミュークマに向かって手を伸ばした瞬間、ピュン!とクマの口からレーザーが放たれたが、その攻撃は無効化された。
「カリーナ!!無事だったんだね!!」
機敏な動きでベポが近寄りカリーナの手を握ってブンブンと振り回した。
「…なんのつもりだ」
ベポとの再会に水を差すように頭上から低い声が聞こえ、見上げるとローが庇った事が面白くなかったのか眉を潜めていた。
「別に…。友達の大切な人を庇っただけで、別にあなたじゃなくても助けてた」
「友達?ウチのクルーのベポとか?誰だか知らねェが―「またテメェか!!邪魔ばっかりしやがる」
ローの声がキッドによって掻き消された。
「あなたの顔…もう見飽きた。」
プイッとキッドから顔を背けると、先程も 見せた苦虫を噛み潰したような顔をしているのが空気で伝わった。
「〝月黄泉……!!〟」
「「「!!!?」」」
離れた所からクマがボソッと放った言葉にその場にいた者達は目を丸くした。
「―やっぱり…分かってたんだ…」