｢おぉ！カリーナか！私を探しに来たのか？｣


奥からハチを背負ったレイリーが出てきた。
その横にはケイミーを背負った麦わらの一味のロボットも一緒だった。



｢レイリー！何があったの？はっちゃんとケイミーちゃんは無事？！｣


｢あぁ！無事だ！｣


ホッとしたのも束の間で、後ろから大軍が押し寄せて来る声が聞こえた。




〝わぁあああああー！！！！！＂

｢准将殿！！援軍が来た模様です！！｣

｢裏口より人質３名の身柄を確保！！迫撃砲は能力者以外を狙え！！全兵一斉攻撃を開始する！！海賊共を討ち取れ〜！！｣


〝ウォオオオオオ〜っ！！！＂



｢大将黄猿が来るまで時間がない！ここは私が足止めする！レイリーは麦わらの一味を連れて先に行って！｣


｢あぁ！頼んだぞカリーナ！！｣


ニカッと笑うレイリーに頷いて答え、背を向けた。雄叫びと共に押し寄せる海兵の方に向いてスッと手をかざす―


｢シールド！！｣

(数が多すぎる…。貼れる盾の大きさには限度がある…あとの海兵達は何とかしてもらうしかない。)


目に見えない壁に阻まれて先に進めない海兵達を横目にレイリー達が逃げられそうか気を配る。








―レイリー達side―


｢おい！おっさん！カリーナ1人で大丈夫なのか？オレも戦うぞ！！｣


｢｢｢逃がすか！！麦わらのルフィ！！｣｣｣


逃げるルフィとレイリーの前に3人の海兵が行く手を阻んだが横から黒い人影が一瞬で3人を蹴り上げた。


｢お！！サンジ！！｣


｢おい！！！ルフィ！！あの美しいレディーは一体誰なんだ！！？あんな麗しきレディー置いて行けねェだろ！！｣


｢ははははは！！頼もしいな！2人共！カリーナは大丈夫だ！私が仕込んだからな！｣


｢チッ！レディを置いて行くのは気が引けるが…今は事を忙ぐ…飛び魚ライダーに乗るぞ！！麗しきレディーーー！！！すぐ助けに戻るからね〜〜〜！！！！｣


｢カリーナ〜〜！！！ありがとなー！！！｣