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「ハァ…ハァ…どうなってんの…」
息を切らし、少し離れた所から見たヒューマンショップは屋根が崩れ落ち、壁には大きな穴が空いて中が丸見えの状態になっていた。
周りには沢山の海兵達が居るが悪戦苦闘している様子だった。
「何とか〝大将黄猿〟到着まで持ち堪えろ!!」
大将到着までの時間稼ぎに迫撃砲で足止めしようとしているが能力者の3人に手も足も出ない。
「うわァ!!ちょっとアレ何だ!!?あの腕!!」
「ひるむなっ!武器を構えろ!!必ずスキはある!!」
「大佐!!!―しかし武器が!!飛んで行きます!!」
「わぁーっ!!!とにかく〝あいつ〟の作るサークルには入るな!!」
武器が何かに吸い寄せられるように宙を舞い
どこからともなく〝ぶーん〟という鈍い音と共にサークルが展開され
「この腕は巨人族の腕だ!!!」とルフィは巨大になった腕を振り上げていた。
「もう時間がない…!」
ヒューマンショップを背に3人の男達が大勢の海兵達に向かって攻撃しようとしている様子に気づき、呼吸を整える暇も無く再び走り出し、この争いの渦中に割って入った。
3人の技が衝突仕合い、1つの強大な力になって海兵達に襲いかかると同時に、海兵達も怯えた表情を見せながらも唯一残った大砲で応戦した。
〝―ドォォオオ…ン!!!!!!"
「おいおいイキナリこれかよ…!」
「あの2人も当然の様に能力者か!」
「スン!…スンゴー!目を疑いますね!私!目!ないんですけどー!」
「あーあー暴れちゃって船長…」
「気の早い奴らだ…」
凄まじい破壊音と共にヒューマンショップ内からは各、海賊団のクルー達が出てきた。
辺りには砂埃と爆煙が巻上がり、両者とも向き合っていた敵がどうなったのか、すぐに確認出来る状態ではなかったが徐々に引く煙の先にボヤッと人影が見えた。
〝!!!!!??"
煙と砂埃の先に居たのは無惨な姿の海兵達でも、海賊達でもなく
長い髪をなびかせてキッと3人を見据えたカリーナの姿だった。