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「いいか!カリーナ!!!この名を、この刀を守れ!!!お前に全てを伝えられなかったが...己の力で切り開くのだ!!!」
「そんな...お父様...一緒に...う゛ぅ...ひっく」
森は焼け、辺り一面は煙で視界はボヤけ
島中は血の臭いが充満し人間と獣の叫びが木霊していた。
「見つけたぞ、娘と刀をよこすんじゃ!!」
煙の向こう、父の背後からドスの効いた低い声が響く
腕にすがるように抱きついていた私を引き離し、振り向き立ち上がった父の足下には既に大量の血溜まりができていた。
「断る!!!我は、この名と刀を守る指名!!!父として娘を守る!!当然の事だ!!!」
「貴様らの血筋は〝危険〟すぎる!!絶対に逃がさん!!!」
このままだと父が死んでしまうという恐怖
捕まってしまったら...と思う恐怖
危険すぎる血筋と言われた自分への恐怖
たくさんの恐怖に体がガタガタと震える私に
父は振り向き血と煤で黒くなった父はニコッと笑いかけた。
「強く.....強く生きろ。自分の信じた道を突き進め!!行け!!!!!!」