HH シャルナーク 中編
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クロロがワインに口をつける意外に全員がピクリとも動かない中、食べていたアイスが最後の一口を迎えた。それを口に入れてからもう1個アイス食べちゃおうかなとくるりと半転して冷凍庫を開けると後ろでバリンとガラスが割れる大きな音がして
その瞬間に誰かの手に頭を抑えられてしゃがまされる。ちょっぴり顎を膝に打ち付けて痛かったけど。顔を少し上げると私の頭の上にある手の主はクロロで、目尻がエグれて血が出ていた。壁が粉砕したんじゃ無いかって音と誰のかも分からない一瞬の叫びが部屋に響き渡った。
「2人、良い腕をした奴がいる。ここで頭を隠していろ」
「3人で大丈夫?」
少しだけ心配になって目尻に手を当てて止血をするとクロロは少し目を見開いてから大丈夫だ。と言ってカウンターから出て行った。
冷凍庫を閉めてからこっそり頭をあげると、1人は壁にめり込んで血だらけで死んでいた。その男の顔面は顔の原形が無くなる程の拳の痕が残っていた。
隠れていろと言われたけれどやっぱり気になってしまってベランダの入り口まで頭をなるべく低くして移動した。
チラリと割れた窓から破片に当たらないように外を覗くと暗闇の中で凄いスピードでぶつかり合う5人がいた。私がやっと目で追えるくらいのスピードでたまにカン、カンと何やら刃物同士がぶつかる音がする
最近はこんな事ばっかりだなぁ。と思いながら戦闘を見ていると敵の1人と目が合った気がした。その瞬間に念弾の様なものが私の頬と耳を擦り血が噴き出た。
しっかりと避けたはずなのに、避けた瞬間にその弾が炸裂したように感じた。
ビチャリと噴き出た血が服に掛かったのが分かった。
その瞬間にシャルがこちらを見ていた男の頭を蹴りで吹っ飛ばすとその男は地面に叩きつけられた。
早足でこちらに向かって来たシャルは所々から出血していた。私の側まで来ると軽く私の額にデコピンしてクロロの言う事を聞かなかった事を叱ってきた
懐から携帯を取り出して操作をするシャルにごめんと言って立ち上がると、さっきシャルに叩きつけられた男が立ち上がりクロロと戦っていた男に向けて念弾を放ち始めた。
仲間じゃなかったっけ?と首を傾げる私にシャルが俺の能力だよ。と言って画面を見せてくれた。
痛くない?と私の頬の血を優しく拭き取るシャルに大丈夫だよと言ってシャルの止血をすると傷は浅かったのですぐに塞がった。
フィンクスもクロロもその後すぐに部屋に戻ってきた
。シャツが血だらけのクロロに駆け寄ると返り血だと言われてホッと胸を撫で下ろした。
椅子に腰掛けたフィンクスに治療をさせてもらうと、シャルと同じく彼も私の頬の傷を見てから軽く額を小突いて隠れてろって言われただろと私を少し怒った。
クロロは1人だけご満悦な笑みでナイフに付いた血をテーブルに置いてあったナプキンで綺麗に拭き取りながら、中々の奴等だったな。と薄く笑っていた。
全員の治療が済んだ私はテーブルの食器や食べ残し。缶や瓶を手早く片付けていく。皆に珈琲を出そうと思い湯を沸かしていると
シャルがリビングにいた、めり込んでいる男性のポケットから財布のような物を取り出してその死体をベランダに投げると財布の中身を取り出して身元を調べている。
ここ最近ずっとこんな感じだけれどこの人達はいつもこんなのが当たり前なのだろうかと生温かい目で見て
いるた。ポットから湯気が吹き出して来たので4人分の珈琲を蒸らしていると
クロロが数が多いな。とボソリと呟いた。
フィンクスがその声を聞くと電話を取り出し誰かと話し出した。内容は今からシャルんちな。くらいの簡素なもので彼らしいなと思ってしまうけど。今のこのタイミングで友達や彼女を呼ぶ訳が無い。きっとまた仲間だな、今度はどんな凄いのが来るんだろうと私はもう色々すっとばして少しだけワクワクしていた。
珈琲が出来上がったので、買ってきた菓子と一緒にテーブルに出して椅子に座った。
「やはり女性がいるのはいいな。気が利く」
前の席でニッコリと笑ったクロロに女性の仲間はいないの?と聞くと、いるけれど。と言いその後何も言わなかった
「レイ、鞄持ってな。」
シャルが私の隣に座って鞄を渡してくる。鞄を首から斜めに掛けて珈琲を口に入れるとピンポーンとインターフォンが鳴った。
その音にシャルが腰を上げて玄関に向かう
「あのー。今来た人全然気配しなかったんですけど」
「大丈夫だ。来たのは仲間だ」
クロロがそう言うと、フィンクスも一度コクリと頷いてまだ飲んでいるビールの缶を一気に飲み干した。
シャルが戻ってくると、後ろに小さな黒髪の男の子が後ろをついて来ていた。細長いキレ長の目で私を見ていたのでペコリと頭を下げると向こうは目を逸らしてクロロに近寄った。
凄い感じ悪いけど、小さくて可愛いなとチラチラ見てしまう。また目が合うとジロリと少しだけ睨まれたので今度は私が目を逸らした。
「さっき戦ってたやつ、ハンターだたか?」
「いや、分からない。同業の可能性が高い」
「フェイ、何処にいたんだよ」
「文明展の近くで待機してたね。」
「何飲む??」
「何でもいいね」
彼等のやりとりを一応耳に入れながら暇なので携帯をいじっていると、今度はハッキリと大勢と言っても8人くらいだが人の気配がこちらに向かってくるのが分かった。
どうせこの4人なら私は何もする事が無いので、携帯に入っている牧場ゲームをひたすらクエストクリアする事にした。
2分か3分たってシャルを除いた3人はベランダに出て行った。私が顔をあげるとシャルがベランダの入り口からこちらを見ている
「行かなくていいの?」
「3人で平気だろ、また怪我されても困るし」
「ごめんてば。」
そう私が謝りながら笑うとベランダで人の声がした。
窓が割れているから少し反響して大きく聞こえたのかもしれない。そしてすぐにパトカーのサイレンが遠くから鳴り響く。
「ここは燃やしちゃうから支度しといて」
「もったいないね。ここにどれくらい住んだの?」
「7ヶ月くらいかなぁ」
早いよねと笑いながらパソコンがあった部屋に向かって行ったシャルはそこから動くなよ。と念を私に押した。
すぐに焼けたような匂いがこちらの部屋まで漂ってくると、荷物を持ったシャルがリビングに戻ってきた。
「それ中身は?」
「ノートパソコンと必要な資料。」
「ティアラとかは?」
「もうその辺は全部持って行ってある。」
「準備万端だね」
「マンションの場所がバレたのが不思議。ティアラを狙っていた大きな組織に人物と場所を特定できる奴がいたかもしれない。」
「また面倒な事に」
「フィンクスの言う通り組織を全部潰せばいいだけだから。すぐ終わるよ」
「何かアリの巣コロリみたいに簡単に言うね」
「ぷっ。何それ」
外からもの凄い音がしているけど、シャルの笑い声のが距離が近い分大きくて。体をちょっぴりよじり外を見ればもう半数の男性が地にうつ伏せていた。
「シャル行ったぞ」
「分かってる」
フィンクスの叫ぶ様な声に、シャルが割れた窓から2、3歩外に出て返事をしていた。
窓辺にいたシャルが居なくなったので外が少しだけ見やすくなった。シャルの前にいる男は何とゆうかまぁ典型的な悪い顔をしていた。それを言ってしまえばフィンクスと後から来たフェイという子もなんだけど。
「ちょっと聞きたい事があるんだけど。」
シャルがそう男に言えば、その男はチラリと奥にいる私を見る。
「何だ?…お喋りがしたいのか?後ろにいる女も出てこい」
「来なくていいよ」と私にわざわざ振り向いて来るシャルに私は苦笑いをしながら頷いた。内心は敵から目を離すなよだったけど。彼の中でこの男性なら背後をとられても大丈夫だと分かってやってるのかもしれない。
「…聞きたい事は?」
「人物や場所を特定出来る能力者がいる筈だ。そいつはお前か、又はあのメンバーにいるか。それ共違う場所にいるか。」
「それは教えないだろうよ」
「はぁ。じゃあいいよ」
フェイタン送りにするから。とシャルが言うと男は何だそれと言ってから2秒で地面に叩きつけられたのであった。
後ろからモクモクと泉の如く湧き出て来る煙にもう限界で私も外に出た。少し奥で煙草を吸うフィンクスとベンチに座るクロロ。最後の男と壮絶な剣技で渡り合う嬉しそうなフェイタンを見ながら私は壁を背にペタリと座り込んだ。
はぁ。何てハードな1日何だろう。明日はゆっくりしたいわぁ。そんな事を考えながら頭も壁にもたれるとスーッと意識は遠のいていった。
「なんね、この女。寝てるよ」
「疲れたんだろ、寝かしといてやれよ。それより最後の奴のあの念凄かったな」
「チッ。トドメもさせなかたよ」
「今頃逃げ帰って報告してるだろうな。俺らも撤収しようぜ」
そんなフィンとフェイの会話に俺もフゥーと息を吐いた。玄関の扉の前に置いた本棚がガタガタと揺れて、俺の偽の名前を呼ぶ消防と警察が突入するのも時間の問題だ。
寝ている彼女をおぶるとまだベンチにいるクロロに先に行くと伝えに行く事にした。
「お姫様は眠っているのか?」
「あの状況で寝れるからビックリするよ。」
「お前とはそれくらいじゃないと付き合えないだろ」
まあね、そろそろ俺は先に行くよ。と返してからフィンクスと俺と話していた軽傷の男を担ぐフェイタンにまた連絡すると言ってから屋上を出た。
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その瞬間に誰かの手に頭を抑えられてしゃがまされる。ちょっぴり顎を膝に打ち付けて痛かったけど。顔を少し上げると私の頭の上にある手の主はクロロで、目尻がエグれて血が出ていた。壁が粉砕したんじゃ無いかって音と誰のかも分からない一瞬の叫びが部屋に響き渡った。
「2人、良い腕をした奴がいる。ここで頭を隠していろ」
「3人で大丈夫?」
少しだけ心配になって目尻に手を当てて止血をするとクロロは少し目を見開いてから大丈夫だ。と言ってカウンターから出て行った。
冷凍庫を閉めてからこっそり頭をあげると、1人は壁にめり込んで血だらけで死んでいた。その男の顔面は顔の原形が無くなる程の拳の痕が残っていた。
隠れていろと言われたけれどやっぱり気になってしまってベランダの入り口まで頭をなるべく低くして移動した。
チラリと割れた窓から破片に当たらないように外を覗くと暗闇の中で凄いスピードでぶつかり合う5人がいた。私がやっと目で追えるくらいのスピードでたまにカン、カンと何やら刃物同士がぶつかる音がする
最近はこんな事ばっかりだなぁ。と思いながら戦闘を見ていると敵の1人と目が合った気がした。その瞬間に念弾の様なものが私の頬と耳を擦り血が噴き出た。
しっかりと避けたはずなのに、避けた瞬間にその弾が炸裂したように感じた。
ビチャリと噴き出た血が服に掛かったのが分かった。
その瞬間にシャルがこちらを見ていた男の頭を蹴りで吹っ飛ばすとその男は地面に叩きつけられた。
早足でこちらに向かって来たシャルは所々から出血していた。私の側まで来ると軽く私の額にデコピンしてクロロの言う事を聞かなかった事を叱ってきた
懐から携帯を取り出して操作をするシャルにごめんと言って立ち上がると、さっきシャルに叩きつけられた男が立ち上がりクロロと戦っていた男に向けて念弾を放ち始めた。
仲間じゃなかったっけ?と首を傾げる私にシャルが俺の能力だよ。と言って画面を見せてくれた。
痛くない?と私の頬の血を優しく拭き取るシャルに大丈夫だよと言ってシャルの止血をすると傷は浅かったのですぐに塞がった。
フィンクスもクロロもその後すぐに部屋に戻ってきた
。シャツが血だらけのクロロに駆け寄ると返り血だと言われてホッと胸を撫で下ろした。
椅子に腰掛けたフィンクスに治療をさせてもらうと、シャルと同じく彼も私の頬の傷を見てから軽く額を小突いて隠れてろって言われただろと私を少し怒った。
クロロは1人だけご満悦な笑みでナイフに付いた血をテーブルに置いてあったナプキンで綺麗に拭き取りながら、中々の奴等だったな。と薄く笑っていた。
全員の治療が済んだ私はテーブルの食器や食べ残し。缶や瓶を手早く片付けていく。皆に珈琲を出そうと思い湯を沸かしていると
シャルがリビングにいた、めり込んでいる男性のポケットから財布のような物を取り出してその死体をベランダに投げると財布の中身を取り出して身元を調べている。
ここ最近ずっとこんな感じだけれどこの人達はいつもこんなのが当たり前なのだろうかと生温かい目で見て
いるた。ポットから湯気が吹き出して来たので4人分の珈琲を蒸らしていると
クロロが数が多いな。とボソリと呟いた。
フィンクスがその声を聞くと電話を取り出し誰かと話し出した。内容は今からシャルんちな。くらいの簡素なもので彼らしいなと思ってしまうけど。今のこのタイミングで友達や彼女を呼ぶ訳が無い。きっとまた仲間だな、今度はどんな凄いのが来るんだろうと私はもう色々すっとばして少しだけワクワクしていた。
珈琲が出来上がったので、買ってきた菓子と一緒にテーブルに出して椅子に座った。
「やはり女性がいるのはいいな。気が利く」
前の席でニッコリと笑ったクロロに女性の仲間はいないの?と聞くと、いるけれど。と言いその後何も言わなかった
「レイ、鞄持ってな。」
シャルが私の隣に座って鞄を渡してくる。鞄を首から斜めに掛けて珈琲を口に入れるとピンポーンとインターフォンが鳴った。
その音にシャルが腰を上げて玄関に向かう
「あのー。今来た人全然気配しなかったんですけど」
「大丈夫だ。来たのは仲間だ」
クロロがそう言うと、フィンクスも一度コクリと頷いてまだ飲んでいるビールの缶を一気に飲み干した。
シャルが戻ってくると、後ろに小さな黒髪の男の子が後ろをついて来ていた。細長いキレ長の目で私を見ていたのでペコリと頭を下げると向こうは目を逸らしてクロロに近寄った。
凄い感じ悪いけど、小さくて可愛いなとチラチラ見てしまう。また目が合うとジロリと少しだけ睨まれたので今度は私が目を逸らした。
「さっき戦ってたやつ、ハンターだたか?」
「いや、分からない。同業の可能性が高い」
「フェイ、何処にいたんだよ」
「文明展の近くで待機してたね。」
「何飲む??」
「何でもいいね」
彼等のやりとりを一応耳に入れながら暇なので携帯をいじっていると、今度はハッキリと大勢と言っても8人くらいだが人の気配がこちらに向かってくるのが分かった。
どうせこの4人なら私は何もする事が無いので、携帯に入っている牧場ゲームをひたすらクエストクリアする事にした。
2分か3分たってシャルを除いた3人はベランダに出て行った。私が顔をあげるとシャルがベランダの入り口からこちらを見ている
「行かなくていいの?」
「3人で平気だろ、また怪我されても困るし」
「ごめんてば。」
そう私が謝りながら笑うとベランダで人の声がした。
窓が割れているから少し反響して大きく聞こえたのかもしれない。そしてすぐにパトカーのサイレンが遠くから鳴り響く。
「ここは燃やしちゃうから支度しといて」
「もったいないね。ここにどれくらい住んだの?」
「7ヶ月くらいかなぁ」
早いよねと笑いながらパソコンがあった部屋に向かって行ったシャルはそこから動くなよ。と念を私に押した。
すぐに焼けたような匂いがこちらの部屋まで漂ってくると、荷物を持ったシャルがリビングに戻ってきた。
「それ中身は?」
「ノートパソコンと必要な資料。」
「ティアラとかは?」
「もうその辺は全部持って行ってある。」
「準備万端だね」
「マンションの場所がバレたのが不思議。ティアラを狙っていた大きな組織に人物と場所を特定できる奴がいたかもしれない。」
「また面倒な事に」
「フィンクスの言う通り組織を全部潰せばいいだけだから。すぐ終わるよ」
「何かアリの巣コロリみたいに簡単に言うね」
「ぷっ。何それ」
外からもの凄い音がしているけど、シャルの笑い声のが距離が近い分大きくて。体をちょっぴりよじり外を見ればもう半数の男性が地にうつ伏せていた。
「シャル行ったぞ」
「分かってる」
フィンクスの叫ぶ様な声に、シャルが割れた窓から2、3歩外に出て返事をしていた。
窓辺にいたシャルが居なくなったので外が少しだけ見やすくなった。シャルの前にいる男は何とゆうかまぁ典型的な悪い顔をしていた。それを言ってしまえばフィンクスと後から来たフェイという子もなんだけど。
「ちょっと聞きたい事があるんだけど。」
シャルがそう男に言えば、その男はチラリと奥にいる私を見る。
「何だ?…お喋りがしたいのか?後ろにいる女も出てこい」
「来なくていいよ」と私にわざわざ振り向いて来るシャルに私は苦笑いをしながら頷いた。内心は敵から目を離すなよだったけど。彼の中でこの男性なら背後をとられても大丈夫だと分かってやってるのかもしれない。
「…聞きたい事は?」
「人物や場所を特定出来る能力者がいる筈だ。そいつはお前か、又はあのメンバーにいるか。それ共違う場所にいるか。」
「それは教えないだろうよ」
「はぁ。じゃあいいよ」
フェイタン送りにするから。とシャルが言うと男は何だそれと言ってから2秒で地面に叩きつけられたのであった。
後ろからモクモクと泉の如く湧き出て来る煙にもう限界で私も外に出た。少し奥で煙草を吸うフィンクスとベンチに座るクロロ。最後の男と壮絶な剣技で渡り合う嬉しそうなフェイタンを見ながら私は壁を背にペタリと座り込んだ。
はぁ。何てハードな1日何だろう。明日はゆっくりしたいわぁ。そんな事を考えながら頭も壁にもたれるとスーッと意識は遠のいていった。
「なんね、この女。寝てるよ」
「疲れたんだろ、寝かしといてやれよ。それより最後の奴のあの念凄かったな」
「チッ。トドメもさせなかたよ」
「今頃逃げ帰って報告してるだろうな。俺らも撤収しようぜ」
そんなフィンとフェイの会話に俺もフゥーと息を吐いた。玄関の扉の前に置いた本棚がガタガタと揺れて、俺の偽の名前を呼ぶ消防と警察が突入するのも時間の問題だ。
寝ている彼女をおぶるとまだベンチにいるクロロに先に行くと伝えに行く事にした。
「お姫様は眠っているのか?」
「あの状況で寝れるからビックリするよ。」
「お前とはそれくらいじゃないと付き合えないだろ」
まあね、そろそろ俺は先に行くよ。と返してからフィンクスと俺と話していた軽傷の男を担ぐフェイタンにまた連絡すると言ってから屋上を出た。
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