HH シャルナーク 中編
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帰宅後、布団で大人しくしていたように見える彼に安心してから、買ってきた食材で夕食を作り一緒に食べた。好き嫌いが無いのか何でも美味しそうに食べてくれる彼はとても作りがいがあった。
食後に実はケーキとクッキーも買わせて貰っちゃったと言って、ここいらじゃ有名な洋菓子店の袋をニコニコしながら彼に見せると。お菓子でそんな嬉しそうな顔するなんて可愛いねぇ。とサラリと言った。
可愛い何て普段言われるような生活をしていないからか。嬉しいけれど少しだけむず痒くなってしまう
ちょっとだけ顔が熱くなった様な気がして。リモコンをとり暖房の温度を下げた。
泥だらけだった靴がピカピカになって暖房の前に置かれている。洗われた靴の水気が部屋に湿気をもたらしてくれていた
お腹いっぱいだと言うシャルナークに布団に横になるように言うと、彼は何も言わず横になる
バスローブを上半身だけ脱がせてから傷口をみると半分瘡蓋になっている
少しまだ肉が赤くじゅくじゅくとしていたが、そこに手をかざすと精神を集中させて傷口を再生していく
「…へえ。凄いや。こんな早く治るなんてちょっとおかしいと思ってたんだよね。レイが治療してくれてたんだ」
「極めている訳では無いから、そんなに効いてるかわからないよ。シャルナークの身体が異常に強いだけ」
はい、終わりと言って手を離しバスローブを脱がせて買ってきたセットアップを渡す
「寝巻きが来るまでこれ着てて、バスローブは汗かいただろうから洗濯する」
「レイ、その前にお風呂貸してくれない?」
「いいけど、痛く無いの?」
大丈夫でしょ。シャワーだけでも浴びたい。髭剃りある?と聞かれて顔用カミソリを貸してあげると彼は少し嬉しそうにバスルームに入っていった。
そういえば、パンツも二枚買っておいたのをシャルくんがお風呂に入ってから思い出す。
リビングに放って置いた紙袋から無地のボクサーパンツと、ギャグ用に買ったパンダさんの顔が沢山ある柄のボクサーパンツを取り出した。
ニヤニヤしながら、パンダの包装紙をピリピリ破いてからそれを持って脱衣所に入る。
セットアップとタオルが置かれた1番上にパンダをかぶせる様に広げて置いた。
笑いが込み上げてきたが、それをグッと噛み殺して
シャワーを浴びているシャルナークに少し大きめの声で伝える
「パンツも買ってきたから置いておくね」
「えー?何ー?」
シャワー室からくぐもった声が聞こえてくる。シャルナークは私の声が聞こえてはいるけど何を言っているのかは分からないみたいだ
彼の裸が見えないようにほんの少しだけ扉を開けて、パンツも買ってきたから置いておくとだけ言って扉を閉めた。
「下着まで買ってきてくれたの?ありがとう」
と扉越しに素直な返事が返ってきて、私はニヤニヤしながら脱衣所を後にしてリビングのソファに腰掛けた。
雑誌を適当にめくっていると、付けっぱなしのテレビから耳に入るアナウンサーの声に手が止まった。
私のうち周辺の住所を口にしたからだ。
すぐに雑誌を置いてテレビに目を向ける。険しい顔のアナウンサーが殺人事件があり、全員死亡。被害者はハンターの4人
S級犯罪者を追っていたと告げた
そこに出ていた現場の画面はまさしくあの場所で
死体は無いものの、血まみれのコンクリートをカメラが映している。画面の端には小さく私の傘があの時の置いたままの状態でうつりこんでいた。
画面が切り替わり、四人の顔写真が出てくる
1人だけ唸り声をあげた1番近くにいた男の横顔を思い出した。
まさしく彼だった。
賞金首のハンターだとか、ハンター協会はこの事件を重く見てだとかうんたらかんたら聞こえて来て。
あの4人は凶悪犯罪者では無く、ハンターだったのか。人を見る目がまるでないなぁと自分が少し情けなくなった。
その時に身体に衝撃が走る
目の前にあるシャルナークの顔と体勢をみて自分が押し倒されて仰向けになっているんだと気付く。
「バレちゃったかな?」
いたずらっこのような顔で笑ったシャルナークに私は何も言えずに口を開けたまま彼の目を見ていた
「怖い?俺の事」
意地悪く笑みを浮かばせる彼が、ぎゅっと私の手首を掴む。目の前の引き締まった筋肉質の上半身から下に目線を向けると、何とも間の抜けた顔のパンダのパンツが見えた。
「…ううん、シャルナークが被害者だと思ってたからビックリした。とゆうか、パンダさん履きながら言われても今はあんまり怖くないかも。」
「だよね。本当はこのままやっちゃおうかと思ったんだけど、俺もこのパンツだと何かやる気も出ない」
あーあ。それよりこんなに早くバレる何てと言って私の上から退いたシャルはパンダさんパンツ一丁で立ち上がる
何故服を着てないのかと尋ねると、まだ身体が熱いからと言ってソファに座り直した私の隣に腰掛けた。
「バレちゃったけどさ。お願いがあるんだ」
「どんな?」
「もう少しここにいさせて欲しいなって事。」
「…断ったら?」
「うーん、監禁しちゃおうかな。」
引き攣った顔をした私に、嘘嘘。と言って笑うシャル。物騒な事を言う彼に心を許した訳では無いけれど私は自分の気持ちを少しだけ話す事にした。そしてその後に彼の事をもう少し詳しく教えてもらおうと思った。
何故だか、ニュースを聞いても彼に対して拒否反応もでず怖いとも思わなかったからだ。
いくら念が使えたって、力が互角だろうが仲間を呼ばれたらもう終わり
彼が自分に害をなさない何て保証は無いのに
何故かまだ一緒にいてもいいかなって思ってる。私はシャルが気に入ってるんだなと自覚していたのかもしれない。
「…シャルの事本当に怖くは無いよ。別に居たいならいれば良いし。見境ない快楽殺人者には見えないしね。シャルが来てからご飯食べてくれる人ができて私は実はちょっと嬉しかったからさ。でもやらないけどね」
「なんか、珍しいタイプだね。念が使えるからってこんな悪い人を女の子の家に置いちゃだめなんじゃない?パンツ履き替えるからしようよ。」
お互い目を合わせて吹き出してしまう。
笑ったらアホらしくなってきた。珈琲いれるけど飲む?と私が立ち上がると、飲むと言って風呂場から持ってきてあったセットアップに袖を通していた。
それから2人でソファに座って色々な話をした。
盗賊をやっている事。あの日は仲間と仕事をして、運悪く凄く強いハンターに見つかった事
仲間と3人だったから勝てたけれど、そのハンターと相性が悪かった自分ともう1人は怪我をしてしまい
その場で現地解散をして自宅で療養しようと思ったら4人に追われていた事。
いつも持っている道具がもう無いし、血が出過ぎて朦朧としている所を囲まれた
気付いたらここに居て、
起きて仲間に連絡をとったらすぐに仕事も無いから今は怪我を治すようにと言われた事も話してくれた。
「そーいえば、仲間の怪我は大丈夫なの?」
「足を酷く切られてたけど、縫合できる仲間がいるから大丈夫だと思う」
でもさ、俺は君に拾ってもらえて、たまたま治療できるタイプの能力者だったから凄い運が良いよね。とシャルが笑う
「凄い世界で生きてるんだね。ちょっと間違えてたら死んでるよね」
「うーん。あんな強い奴に会える事も中々普段無いしなぁ。1人だったら死んでたな。そういえばさ、何で念が使えるの??」
「しごかれたからかな。」
濁す様にそれしか言わなかった私にシャルはもう何も聞いて来なかった。
その後、他愛いも無い話を1時間くらいしていると彼は布団で寝てしまった。
シャルの髪はドライヤーをしていないのにもう乾いていて。綺麗な寝顔を見ながら私はその髪に触れた
髪を撫でながら、さっきの彼の話を思い出した。
1番に思った事は彼がその時死ななくて良かったって思っていた。
S級だろうが盗賊だろうが、天使じゃなかろうが彼は今こうして生きていて私に笑顔を向けてくれている
この考え方で昔大変な目にあったな。と、つい昔の自分を思い出して苦笑いしてしまった。悪い事をする奴と居ると巻き込まれる可能性は高いし、人を殺せる様なやつは所詮そうゆう奴なのだ。
だけど…。そんな奴を気になってしまう自分なのだ
撫でていた手を止めると、シャルが私の正座している膝に擦り寄り太い腕で膝を抱き締めてくる
規則正しい寝息が聞こえる事から、ちゃんと眠れている事に安心した。
彼のそんな姿を見て、気に入っている自覚があるのなら、彼が出ていくまでは彼と居ようと決意した
。
食後に実はケーキとクッキーも買わせて貰っちゃったと言って、ここいらじゃ有名な洋菓子店の袋をニコニコしながら彼に見せると。お菓子でそんな嬉しそうな顔するなんて可愛いねぇ。とサラリと言った。
可愛い何て普段言われるような生活をしていないからか。嬉しいけれど少しだけむず痒くなってしまう
ちょっとだけ顔が熱くなった様な気がして。リモコンをとり暖房の温度を下げた。
泥だらけだった靴がピカピカになって暖房の前に置かれている。洗われた靴の水気が部屋に湿気をもたらしてくれていた
お腹いっぱいだと言うシャルナークに布団に横になるように言うと、彼は何も言わず横になる
バスローブを上半身だけ脱がせてから傷口をみると半分瘡蓋になっている
少しまだ肉が赤くじゅくじゅくとしていたが、そこに手をかざすと精神を集中させて傷口を再生していく
「…へえ。凄いや。こんな早く治るなんてちょっとおかしいと思ってたんだよね。レイが治療してくれてたんだ」
「極めている訳では無いから、そんなに効いてるかわからないよ。シャルナークの身体が異常に強いだけ」
はい、終わりと言って手を離しバスローブを脱がせて買ってきたセットアップを渡す
「寝巻きが来るまでこれ着てて、バスローブは汗かいただろうから洗濯する」
「レイ、その前にお風呂貸してくれない?」
「いいけど、痛く無いの?」
大丈夫でしょ。シャワーだけでも浴びたい。髭剃りある?と聞かれて顔用カミソリを貸してあげると彼は少し嬉しそうにバスルームに入っていった。
そういえば、パンツも二枚買っておいたのをシャルくんがお風呂に入ってから思い出す。
リビングに放って置いた紙袋から無地のボクサーパンツと、ギャグ用に買ったパンダさんの顔が沢山ある柄のボクサーパンツを取り出した。
ニヤニヤしながら、パンダの包装紙をピリピリ破いてからそれを持って脱衣所に入る。
セットアップとタオルが置かれた1番上にパンダをかぶせる様に広げて置いた。
笑いが込み上げてきたが、それをグッと噛み殺して
シャワーを浴びているシャルナークに少し大きめの声で伝える
「パンツも買ってきたから置いておくね」
「えー?何ー?」
シャワー室からくぐもった声が聞こえてくる。シャルナークは私の声が聞こえてはいるけど何を言っているのかは分からないみたいだ
彼の裸が見えないようにほんの少しだけ扉を開けて、パンツも買ってきたから置いておくとだけ言って扉を閉めた。
「下着まで買ってきてくれたの?ありがとう」
と扉越しに素直な返事が返ってきて、私はニヤニヤしながら脱衣所を後にしてリビングのソファに腰掛けた。
雑誌を適当にめくっていると、付けっぱなしのテレビから耳に入るアナウンサーの声に手が止まった。
私のうち周辺の住所を口にしたからだ。
すぐに雑誌を置いてテレビに目を向ける。険しい顔のアナウンサーが殺人事件があり、全員死亡。被害者はハンターの4人
S級犯罪者を追っていたと告げた
そこに出ていた現場の画面はまさしくあの場所で
死体は無いものの、血まみれのコンクリートをカメラが映している。画面の端には小さく私の傘があの時の置いたままの状態でうつりこんでいた。
画面が切り替わり、四人の顔写真が出てくる
1人だけ唸り声をあげた1番近くにいた男の横顔を思い出した。
まさしく彼だった。
賞金首のハンターだとか、ハンター協会はこの事件を重く見てだとかうんたらかんたら聞こえて来て。
あの4人は凶悪犯罪者では無く、ハンターだったのか。人を見る目がまるでないなぁと自分が少し情けなくなった。
その時に身体に衝撃が走る
目の前にあるシャルナークの顔と体勢をみて自分が押し倒されて仰向けになっているんだと気付く。
「バレちゃったかな?」
いたずらっこのような顔で笑ったシャルナークに私は何も言えずに口を開けたまま彼の目を見ていた
「怖い?俺の事」
意地悪く笑みを浮かばせる彼が、ぎゅっと私の手首を掴む。目の前の引き締まった筋肉質の上半身から下に目線を向けると、何とも間の抜けた顔のパンダのパンツが見えた。
「…ううん、シャルナークが被害者だと思ってたからビックリした。とゆうか、パンダさん履きながら言われても今はあんまり怖くないかも。」
「だよね。本当はこのままやっちゃおうかと思ったんだけど、俺もこのパンツだと何かやる気も出ない」
あーあ。それよりこんなに早くバレる何てと言って私の上から退いたシャルはパンダさんパンツ一丁で立ち上がる
何故服を着てないのかと尋ねると、まだ身体が熱いからと言ってソファに座り直した私の隣に腰掛けた。
「バレちゃったけどさ。お願いがあるんだ」
「どんな?」
「もう少しここにいさせて欲しいなって事。」
「…断ったら?」
「うーん、監禁しちゃおうかな。」
引き攣った顔をした私に、嘘嘘。と言って笑うシャル。物騒な事を言う彼に心を許した訳では無いけれど私は自分の気持ちを少しだけ話す事にした。そしてその後に彼の事をもう少し詳しく教えてもらおうと思った。
何故だか、ニュースを聞いても彼に対して拒否反応もでず怖いとも思わなかったからだ。
いくら念が使えたって、力が互角だろうが仲間を呼ばれたらもう終わり
彼が自分に害をなさない何て保証は無いのに
何故かまだ一緒にいてもいいかなって思ってる。私はシャルが気に入ってるんだなと自覚していたのかもしれない。
「…シャルの事本当に怖くは無いよ。別に居たいならいれば良いし。見境ない快楽殺人者には見えないしね。シャルが来てからご飯食べてくれる人ができて私は実はちょっと嬉しかったからさ。でもやらないけどね」
「なんか、珍しいタイプだね。念が使えるからってこんな悪い人を女の子の家に置いちゃだめなんじゃない?パンツ履き替えるからしようよ。」
お互い目を合わせて吹き出してしまう。
笑ったらアホらしくなってきた。珈琲いれるけど飲む?と私が立ち上がると、飲むと言って風呂場から持ってきてあったセットアップに袖を通していた。
それから2人でソファに座って色々な話をした。
盗賊をやっている事。あの日は仲間と仕事をして、運悪く凄く強いハンターに見つかった事
仲間と3人だったから勝てたけれど、そのハンターと相性が悪かった自分ともう1人は怪我をしてしまい
その場で現地解散をして自宅で療養しようと思ったら4人に追われていた事。
いつも持っている道具がもう無いし、血が出過ぎて朦朧としている所を囲まれた
気付いたらここに居て、
起きて仲間に連絡をとったらすぐに仕事も無いから今は怪我を治すようにと言われた事も話してくれた。
「そーいえば、仲間の怪我は大丈夫なの?」
「足を酷く切られてたけど、縫合できる仲間がいるから大丈夫だと思う」
でもさ、俺は君に拾ってもらえて、たまたま治療できるタイプの能力者だったから凄い運が良いよね。とシャルが笑う
「凄い世界で生きてるんだね。ちょっと間違えてたら死んでるよね」
「うーん。あんな強い奴に会える事も中々普段無いしなぁ。1人だったら死んでたな。そういえばさ、何で念が使えるの??」
「しごかれたからかな。」
濁す様にそれしか言わなかった私にシャルはもう何も聞いて来なかった。
その後、他愛いも無い話を1時間くらいしていると彼は布団で寝てしまった。
シャルの髪はドライヤーをしていないのにもう乾いていて。綺麗な寝顔を見ながら私はその髪に触れた
髪を撫でながら、さっきの彼の話を思い出した。
1番に思った事は彼がその時死ななくて良かったって思っていた。
S級だろうが盗賊だろうが、天使じゃなかろうが彼は今こうして生きていて私に笑顔を向けてくれている
この考え方で昔大変な目にあったな。と、つい昔の自分を思い出して苦笑いしてしまった。悪い事をする奴と居ると巻き込まれる可能性は高いし、人を殺せる様なやつは所詮そうゆう奴なのだ。
だけど…。そんな奴を気になってしまう自分なのだ
撫でていた手を止めると、シャルが私の正座している膝に擦り寄り太い腕で膝を抱き締めてくる
規則正しい寝息が聞こえる事から、ちゃんと眠れている事に安心した。
彼のそんな姿を見て、気に入っている自覚があるのなら、彼が出ていくまでは彼と居ようと決意した
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