番外編1
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彰と結ばれて、正式にお付き合いしてから半年がたった。一緒には住んでいないけれど1週間に4日はうちにいるし、日曜日は必ずご飯を食べてからオムくんと昼寝をするのが日課だった。
季節はもう秋から冬になる頃で、ダウンや毛布を出してストーブやコタツを出したりと衣替えに冬支度に忙しい。
最近は家電や日用品、食品までいつも買い物に付き合ってくれて荷物持ちをしてくれたり、日がくれるのが早くなって来たし、夕方の散歩も暗くて危ないからと一緒に来てくれていた。
若いのに私よりも全然頼りになるとゆうか、しっかりしてるんだなぁと感心したのが本音だった。
ある日、海の近くだと何だか前に住んでいた所よりも寒い気がするんだよね。と彰に言うと気のせいじゃない?と言われたが、その次の日には盛大に風邪をひき彼に看病してもらう事になってしまった
ただ風邪で悪寒がしていただけかと納得した。
暖かい寝巻きに着替えて静かに今は休む。
そんな私に、前と反対だねと何だか嬉しそうな彰にどうしてそんなご機嫌なのかと聞くと、風邪で弱っていて可愛い。後、熱が高くて目が涙目なのも。と、呆れた返事が返ってきたが、彰の看病はとても助かった。
おかゆは卵の殻だらけだったけれど、洗濯から掃除機からオムくんの散歩まで完璧にこなしてくれた。
そんな彰のおかげで、2日たつ頃には私も熱も下がり元気になってきた。36、2と表示された体温計を彰に見せると、良かったと言って両手で髪を撫で撫でされて額にキスをされた。
「俺も自分の部屋に1度帰るよ、洗濯もあるし明日日曜日だけど朝は部活あるから」
「本当ありがとうね、おやすみ」
助かったよーと言って抱き締めると、お安いご用だよ、おやすみね。と言って玄関を出ていった。
優しい人だな、本当に隣に越して来てくれたのが彼で良かったな。としみじみと実感した
次の日、元気全快な私は昼前に海の近くの市場に行って新鮮な魚介や野菜、肉を買って家で鍋の下ごしらえを始めた。
野菜や肉を洗って切っておいて、夕方にすぐに煮て食べれるようにしておく。
作業が終わり、ぼんやりテレビを見ていると時間はあっとゆう間に四時を過ぎていて、私は明るいうちにオムくんの散歩を済ませる事にした。
散歩が終わり、階段を上がると彰の部屋の前に人影を見つける
「あれー?福田くん?」
「…あっ、こんにちは」
声をかけられた福田くんは、振り返ると本当に隣なんだとボソッっと呟いていて思わず笑ってしまう
「彰待ってるの?」
「それが、四時半に彰んち集合何ですけど、インターフォンを鳴らしても出てこないんす」
「えっ?寝てんの?」
「カギかかってるし。」
「えー待って、電話してみる!」
私はすぐにポケットから携帯を取り出して彰に発信ボタンを押す。扉にこれでもかとゆうくらい耳をはりつけている福田くんが
中から小さく音鳴ってるんで、出ないんなら寝てますね。と無表情で呟いた
その時、カンカンカンと階段を上がってくる音が聞こえて私達は階段に視線を向ける
そこにはスーパーのビニール袋を持ちながら首を傾げる越野くんがいた。
「何やってんだ福田、仙道は?雪那さんはお久しぶりです」
ペコリと頭を下げてきた越野くんに久しぶりですとこちらも頭を下げる
福田くんは仙道寝てるとポツリと言うと、直後額に青筋を立てた越野くんはインターフォンを連打する
「おい!起きろ!バカ」
「そんなんで起きるかな…。」
「さみーんだよ。全く、何が四時半にうち集合だ、寝てんじゃねーよ」
はぁ、と呆れきみにインターフォン連打をやめた越野くんと無表情の福田くんに、良かったら寒いからうちで待ってなよとうちの扉を開ける
ドアを開けるとオムくんが尻尾を振りながら玄関で待ち構えていて
その姿に2人は、おぉー!犬だ!すげー可愛い!
とキラキラした笑顔でオムくんを盛大に撫で撫でしてくれていた。
家に上がってもらって、2人に遊んでもらって嬉しそうにはしゃぐオムくんを見ながら鍋の支度をする
2人が来る事を知らなかった私は、勝手に彰と食べようと鍋の食材を買って来てたんだけど
せっかくなので2人にご馳走する事にしたのだ。
「2人共、何か飲む??」
「ありがとうございます、でも買って来たんで大丈夫です」
と越野くんはスーパーの袋からペットボトルを取り出すと、福田君にも1つ渡していた
いい匂いですね、と福田くんはちょっと嬉しそうにリビングの椅子に腰掛ける
「何かすみません、食材も買って来ないのにご馳走になっちゃって」
と越野くんがオムくんを抱きながら頭を下げてくる
その言葉に福田くんも、ウッスとペコリと頷く
彰もそうだけど、みんな若いのに何て偉いんだろうと少々驚いた
気遣いも出来るし。思わず2人ともいい子なんだねえと思わず口に出してしまった
「出来たよー!特製寄せ鍋」
じゃーんと自分で効果音を付けながらテーブルのカセットコンロにお鍋をおくと、うまそーと2人は笑顔で顔を見合わせた。
さすが高校生、物凄い食べっぷりが良い
お腹が空いていたのか、次々に口にご飯をかっこむ福田くんの口元が米粒だらけなのも可愛いくてつい笑ってしまう
「雪那さん、そういえば仙道のどこらへんが好きなんですか?」
ちょっとニヤリとしながら、まあアイツは俺から見てもカッコいいっすけど。と越野君は付け加える
「うーん、凄い好きだよって事を行動に示してくれる所かなぁ」
「…例えばどこら辺ですか?!」
「あっ、福田くんのが気になるんだ」
珍しい福田くんのお早い突っ込みに少し笑ってしまう
犬の散歩や買い物、暗い時は必ず付き添ってくれる事
何の記念日でも無いのに花を買ってきてくれたり、食事を作るのを手伝ってくれたりと私が1つ1つ思い出しながら話すと、2人はへぇと最初は感心したように聞いていたが、途中から視線がそれる
「ん?どしたの?」
2人が視線を向けた方に目を向けると、嬉しそうな顔でおはようと笑う彰の姿があった
「全然玄関あく音しなかった!」
「越野からここにいるってライン入ってたから、静かに来てみた」
と笑いながら2人に寝坊した、すまんと謝りながら席につく彰に2人は代わりに飯食い尽くしたから許してやると言って鍋がもう空に近い事を告げる
まじかよ、と本気で落胆する彰に3人で大笑いをした
2人が帰って食器洗いを2人で済ませてからソファに座ると、彰が手を握ってくる
「雪那今日ありがとうね」
手を握り返して、彰の肩にもたれ掛かる
「私凄く楽しかったよ、あの2人面白いし」
「うん、いい奴らだよな。でもさ、流石に俺がいない時に男を部屋に入れるのは感心しないな。今回はあの2人だから危なく無いけど。他は絶対駄目だよ」
険しい顔なんて珍しい。と思うと同時に何だか愛おしくなって意地悪したくなる
「今度マッサージで来るお客さまが、壮絶なイケメンなんだよねぇ。2人っきりになっちゃうけどどうしよう」とちょっとわざとらしく言ってみる
「雪那ちゃん」
「ん?」
「お仕置きしないと分からないみたいだね」
「えっ?今の冗談なん、ちょ、まっ」
手で口を素早く塞ぐ彰の顔はニッコリと、でも額に青筋が。めっちゃ怒ってる
本当イタズラしすぎたと思う頃には遅くって
いつもは首筋に優しくしてくれるキスが、キツく吸い上げる物に変わる
「ん、う、ちょっと」
思わず口から出てしまう声も無視されて
服を脱がされて胸まで吸い上げられる。ふっと感じたような私の声を聞くと彰は嬉しそうに笑って、今日は朝までお仕置きね。と私を組み敷いた
今日は何だかとても激しい気がする
息も荒く動きが強い彰の頬に手を置くと、ちょっと激しすぎじゃない?と本音をもらす
少し意地悪な笑みを浮かべると、俺は意外にやきもち焼きだったみたい。と頬に置いた手をとりキスをしてくれる
可愛い、愛おしいなと感じて私は彼にぎゅっと抱きついた。
その後朝まで寝かしてくれずに次の日は昼まで寝ているハメになってしまったが、彰は何だかすこぶるご機嫌だった。
後日イケメンのマッサージをしにきた、チッポくん
4歳オスと対面した彰は大笑いをしたのだった。
fin
季節はもう秋から冬になる頃で、ダウンや毛布を出してストーブやコタツを出したりと衣替えに冬支度に忙しい。
最近は家電や日用品、食品までいつも買い物に付き合ってくれて荷物持ちをしてくれたり、日がくれるのが早くなって来たし、夕方の散歩も暗くて危ないからと一緒に来てくれていた。
若いのに私よりも全然頼りになるとゆうか、しっかりしてるんだなぁと感心したのが本音だった。
ある日、海の近くだと何だか前に住んでいた所よりも寒い気がするんだよね。と彰に言うと気のせいじゃない?と言われたが、その次の日には盛大に風邪をひき彼に看病してもらう事になってしまった
ただ風邪で悪寒がしていただけかと納得した。
暖かい寝巻きに着替えて静かに今は休む。
そんな私に、前と反対だねと何だか嬉しそうな彰にどうしてそんなご機嫌なのかと聞くと、風邪で弱っていて可愛い。後、熱が高くて目が涙目なのも。と、呆れた返事が返ってきたが、彰の看病はとても助かった。
おかゆは卵の殻だらけだったけれど、洗濯から掃除機からオムくんの散歩まで完璧にこなしてくれた。
そんな彰のおかげで、2日たつ頃には私も熱も下がり元気になってきた。36、2と表示された体温計を彰に見せると、良かったと言って両手で髪を撫で撫でされて額にキスをされた。
「俺も自分の部屋に1度帰るよ、洗濯もあるし明日日曜日だけど朝は部活あるから」
「本当ありがとうね、おやすみ」
助かったよーと言って抱き締めると、お安いご用だよ、おやすみね。と言って玄関を出ていった。
優しい人だな、本当に隣に越して来てくれたのが彼で良かったな。としみじみと実感した
次の日、元気全快な私は昼前に海の近くの市場に行って新鮮な魚介や野菜、肉を買って家で鍋の下ごしらえを始めた。
野菜や肉を洗って切っておいて、夕方にすぐに煮て食べれるようにしておく。
作業が終わり、ぼんやりテレビを見ていると時間はあっとゆう間に四時を過ぎていて、私は明るいうちにオムくんの散歩を済ませる事にした。
散歩が終わり、階段を上がると彰の部屋の前に人影を見つける
「あれー?福田くん?」
「…あっ、こんにちは」
声をかけられた福田くんは、振り返ると本当に隣なんだとボソッっと呟いていて思わず笑ってしまう
「彰待ってるの?」
「それが、四時半に彰んち集合何ですけど、インターフォンを鳴らしても出てこないんす」
「えっ?寝てんの?」
「カギかかってるし。」
「えー待って、電話してみる!」
私はすぐにポケットから携帯を取り出して彰に発信ボタンを押す。扉にこれでもかとゆうくらい耳をはりつけている福田くんが
中から小さく音鳴ってるんで、出ないんなら寝てますね。と無表情で呟いた
その時、カンカンカンと階段を上がってくる音が聞こえて私達は階段に視線を向ける
そこにはスーパーのビニール袋を持ちながら首を傾げる越野くんがいた。
「何やってんだ福田、仙道は?雪那さんはお久しぶりです」
ペコリと頭を下げてきた越野くんに久しぶりですとこちらも頭を下げる
福田くんは仙道寝てるとポツリと言うと、直後額に青筋を立てた越野くんはインターフォンを連打する
「おい!起きろ!バカ」
「そんなんで起きるかな…。」
「さみーんだよ。全く、何が四時半にうち集合だ、寝てんじゃねーよ」
はぁ、と呆れきみにインターフォン連打をやめた越野くんと無表情の福田くんに、良かったら寒いからうちで待ってなよとうちの扉を開ける
ドアを開けるとオムくんが尻尾を振りながら玄関で待ち構えていて
その姿に2人は、おぉー!犬だ!すげー可愛い!
とキラキラした笑顔でオムくんを盛大に撫で撫でしてくれていた。
家に上がってもらって、2人に遊んでもらって嬉しそうにはしゃぐオムくんを見ながら鍋の支度をする
2人が来る事を知らなかった私は、勝手に彰と食べようと鍋の食材を買って来てたんだけど
せっかくなので2人にご馳走する事にしたのだ。
「2人共、何か飲む??」
「ありがとうございます、でも買って来たんで大丈夫です」
と越野くんはスーパーの袋からペットボトルを取り出すと、福田君にも1つ渡していた
いい匂いですね、と福田くんはちょっと嬉しそうにリビングの椅子に腰掛ける
「何かすみません、食材も買って来ないのにご馳走になっちゃって」
と越野くんがオムくんを抱きながら頭を下げてくる
その言葉に福田くんも、ウッスとペコリと頷く
彰もそうだけど、みんな若いのに何て偉いんだろうと少々驚いた
気遣いも出来るし。思わず2人ともいい子なんだねえと思わず口に出してしまった
「出来たよー!特製寄せ鍋」
じゃーんと自分で効果音を付けながらテーブルのカセットコンロにお鍋をおくと、うまそーと2人は笑顔で顔を見合わせた。
さすが高校生、物凄い食べっぷりが良い
お腹が空いていたのか、次々に口にご飯をかっこむ福田くんの口元が米粒だらけなのも可愛いくてつい笑ってしまう
「雪那さん、そういえば仙道のどこらへんが好きなんですか?」
ちょっとニヤリとしながら、まあアイツは俺から見てもカッコいいっすけど。と越野君は付け加える
「うーん、凄い好きだよって事を行動に示してくれる所かなぁ」
「…例えばどこら辺ですか?!」
「あっ、福田くんのが気になるんだ」
珍しい福田くんのお早い突っ込みに少し笑ってしまう
犬の散歩や買い物、暗い時は必ず付き添ってくれる事
何の記念日でも無いのに花を買ってきてくれたり、食事を作るのを手伝ってくれたりと私が1つ1つ思い出しながら話すと、2人はへぇと最初は感心したように聞いていたが、途中から視線がそれる
「ん?どしたの?」
2人が視線を向けた方に目を向けると、嬉しそうな顔でおはようと笑う彰の姿があった
「全然玄関あく音しなかった!」
「越野からここにいるってライン入ってたから、静かに来てみた」
と笑いながら2人に寝坊した、すまんと謝りながら席につく彰に2人は代わりに飯食い尽くしたから許してやると言って鍋がもう空に近い事を告げる
まじかよ、と本気で落胆する彰に3人で大笑いをした
2人が帰って食器洗いを2人で済ませてからソファに座ると、彰が手を握ってくる
「雪那今日ありがとうね」
手を握り返して、彰の肩にもたれ掛かる
「私凄く楽しかったよ、あの2人面白いし」
「うん、いい奴らだよな。でもさ、流石に俺がいない時に男を部屋に入れるのは感心しないな。今回はあの2人だから危なく無いけど。他は絶対駄目だよ」
険しい顔なんて珍しい。と思うと同時に何だか愛おしくなって意地悪したくなる
「今度マッサージで来るお客さまが、壮絶なイケメンなんだよねぇ。2人っきりになっちゃうけどどうしよう」とちょっとわざとらしく言ってみる
「雪那ちゃん」
「ん?」
「お仕置きしないと分からないみたいだね」
「えっ?今の冗談なん、ちょ、まっ」
手で口を素早く塞ぐ彰の顔はニッコリと、でも額に青筋が。めっちゃ怒ってる
本当イタズラしすぎたと思う頃には遅くって
いつもは首筋に優しくしてくれるキスが、キツく吸い上げる物に変わる
「ん、う、ちょっと」
思わず口から出てしまう声も無視されて
服を脱がされて胸まで吸い上げられる。ふっと感じたような私の声を聞くと彰は嬉しそうに笑って、今日は朝までお仕置きね。と私を組み敷いた
今日は何だかとても激しい気がする
息も荒く動きが強い彰の頬に手を置くと、ちょっと激しすぎじゃない?と本音をもらす
少し意地悪な笑みを浮かべると、俺は意外にやきもち焼きだったみたい。と頬に置いた手をとりキスをしてくれる
可愛い、愛おしいなと感じて私は彼にぎゅっと抱きついた。
その後朝まで寝かしてくれずに次の日は昼まで寝ているハメになってしまったが、彰は何だかすこぶるご機嫌だった。
後日イケメンのマッサージをしにきた、チッポくん
4歳オスと対面した彰は大笑いをしたのだった。
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