I’m pregnant
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それから不死川さんは何だかんだ私の世話をやいてくれて、丸1日経ち具合が良くなると優しい笑みで私の頭を撫でてから帰って行った
テーブルに残された2ヶ月は何もしないでも暮らせそうなお金が入った袋を置いて行った不死川さんは、お前は安定するまで余り働くなよと言ってくれた
義勇に渡されたお金だと言っていたが、そのお金は子供が産まれた時の為にとっておこうと思い大事に戸棚にしまっておく事にした
それから何事も無く2日経ったある日の昼
具合は悪く無いが安定するまで少し仕事を減らしていた私は昼食がてら買い出しをしようと支度をしてから家の戸を開けた
そこには久しぶりに見るやつれた姿の義勇が居た
髪はボサボサで目はくぼみ、所々擦り傷だらけだった
何だかんだ顔をみると涙が出て来てしまって、義勇に走り寄るとそのまま胸に顔を埋めると久しぶりに聞いた義勇の声が何だか心に響く感じがする
「…ただいま。すまなかったな…不死川に文を貰って直ぐに来たんだが遅くなった」
そう言って私を抱き締めてくれた義勇はボロボロだけど今まで見た姿の中で1番カッコいいと思ってしまった
それから義勇の為に風呂を沸かして、簡単な食事を作っていると睡眠をとっていなかったのか彼は座りながら刀を抱きしめ寝てしまっていた
でも、その姿が家にあるだけでとても安堵した私はご機嫌だったと思う
数時間して起きた義勇と一緒にお風呂に入ると、古傷だらけの逞しい身体で不思議そうに私の出っぱったお腹を優しく触っていた
食事が済むと相変わらず何も話さない義勇は皿洗いをしている私を座らせてから、代わりに皿洗いをしてくれたのだが見ているこっちがハラハラする程皿を握り潰したり割ったりするものだから参ってしまい
結局私が台所に立つ事になるのだが、その気持ちはとても嬉しく感じ
どんなに皿が壊れても私は笑顔しか出てこなかった
「これから義勇は皿洗い禁止ね」
「皿はこんなにもろいのだな……面目ない」
「うーん。脆くはないけどね…疲れはとれたの?」
「ああ。それより横になってなくて大丈夫なのか?」
「病人では無いから大丈夫、今は調子も良いし」
そう言って、義勇が割った皿を片付け終わった私は彼の横に座ると肩に頭を寄せた
自然に背中に回された腕に嬉しくなりギュっと腕に抱き付くと珍しく彼は私を見てフッと優しく笑った
「お前は、…俺の事を好きでいてくれてるのか?」
「何言ってるの…愛してるよ」
「…そ、そうか…何だか嬉しいものだな」
「義勇の事、信じられない時期もあったけど不死川さんのおかげと義勇が帰ってきてくれた姿を見た時に信じて大丈夫なんだって確信したから」
「…何で信じられなかったんだ?」
「好きとも言ってくれないし…モテそうだから遊び相手の1人かと思ってたよ…」
「…俺は遊びだなんて思った事は無いし、女で遊んだ事も無い」
「今なら分かるよ。私も何かお腹に子供が出来て不安定だったのかもしれない」
「…そんな時に1人にしてすまなかった。誰かに代わってもらえば良かったと後悔している。これからは直ぐに俺に言ってくれ、不死川にも怒られたからな」
義勇が不死川さんに怒られてションボリしている姿を想像すると内心少し笑ってしまったが、額や頬にしてくれる口付けが嬉しくてそのまま私達は2人で丸まって猫の様にその日は寝てしまった
夜更けに窓が突かれる音がして目を開けた
雪那を起こさない様に静かに窓を開けると、俺の肩に乗った勘三郎は口にしていた文を俺に渡して来る
その文を開くと、お館様からの有難い言葉の数々が書かれていて少し目に涙が滲んだ
俺が親になる事を自分の事の様に嬉しいと言って下さった。心が温かくなる感覚にじんわりと噛み締めていると、いつの間にか俺の肩から居なくなっていた勘三郎が雪那の髪を優しく口ばしで撫でている
「ギユウノヨメ…ヨシヨシ」
「起こすなよ…勘三郎…腹に俺の子がいるんだ…」
「ナンジャト!ギユウハテガハヤイノ…」
ソンナコニソダテタオボエハナイと言ってウロウロしだした勘三郎にめでたい事だろうと言うと、もう俺の言葉は聞いていないのか雪那の腹に頭を擦り寄せ
コギユウコギユウと嬉しそうに言いながらそのまま寝てしまった
文を机に置いてから、雪那の背中を包む様に抱き締めて俺も目を閉じた
自分もこれから親になるのかと思うと妙な気持ちだった。本音を言えばもう少し2人で過ごしたい気持ちもあったのだが…
少し前、長期の隊務時に不死川に雪那の事を見守ってもらうように頼んだ。不死川も隊務があるにも関わらず文句を言いながらも引き受けてくれた
雪那は鬼を見た事も聞いた事も無く、香を炊くとゆう事も分からなかったので少し心配だったのだ
その時に不死川から届いた手紙。
雪那の腹にお前の子がいる。早く帰ってこいと殴り書きがしてあった
それから焦っていたのか、隊務を終わらせ親方様に文を書いてからどこの道を走って来たのかさえ今は覚えていない
丸1日走ってやっと辿り着いた
どうして俺に最初に伝えてくれなかったのかと色々考えたりもしたが、俺は口数が少なく分かりづらいと雪那が言っていたと不死川の文に書かれていた事を思い出した
雪那の頭に顔を擦り寄せて腹を優しく撫でると何だか愛しい様な守らなければとゆう気持ちが初めて胸に溢れてくるような感じがした
その気持ちを胸に久しぶりに身体も心も満たされながら眠りについた
テーブルに残された2ヶ月は何もしないでも暮らせそうなお金が入った袋を置いて行った不死川さんは、お前は安定するまで余り働くなよと言ってくれた
義勇に渡されたお金だと言っていたが、そのお金は子供が産まれた時の為にとっておこうと思い大事に戸棚にしまっておく事にした
それから何事も無く2日経ったある日の昼
具合は悪く無いが安定するまで少し仕事を減らしていた私は昼食がてら買い出しをしようと支度をしてから家の戸を開けた
そこには久しぶりに見るやつれた姿の義勇が居た
髪はボサボサで目はくぼみ、所々擦り傷だらけだった
何だかんだ顔をみると涙が出て来てしまって、義勇に走り寄るとそのまま胸に顔を埋めると久しぶりに聞いた義勇の声が何だか心に響く感じがする
「…ただいま。すまなかったな…不死川に文を貰って直ぐに来たんだが遅くなった」
そう言って私を抱き締めてくれた義勇はボロボロだけど今まで見た姿の中で1番カッコいいと思ってしまった
それから義勇の為に風呂を沸かして、簡単な食事を作っていると睡眠をとっていなかったのか彼は座りながら刀を抱きしめ寝てしまっていた
でも、その姿が家にあるだけでとても安堵した私はご機嫌だったと思う
数時間して起きた義勇と一緒にお風呂に入ると、古傷だらけの逞しい身体で不思議そうに私の出っぱったお腹を優しく触っていた
食事が済むと相変わらず何も話さない義勇は皿洗いをしている私を座らせてから、代わりに皿洗いをしてくれたのだが見ているこっちがハラハラする程皿を握り潰したり割ったりするものだから参ってしまい
結局私が台所に立つ事になるのだが、その気持ちはとても嬉しく感じ
どんなに皿が壊れても私は笑顔しか出てこなかった
「これから義勇は皿洗い禁止ね」
「皿はこんなにもろいのだな……面目ない」
「うーん。脆くはないけどね…疲れはとれたの?」
「ああ。それより横になってなくて大丈夫なのか?」
「病人では無いから大丈夫、今は調子も良いし」
そう言って、義勇が割った皿を片付け終わった私は彼の横に座ると肩に頭を寄せた
自然に背中に回された腕に嬉しくなりギュっと腕に抱き付くと珍しく彼は私を見てフッと優しく笑った
「お前は、…俺の事を好きでいてくれてるのか?」
「何言ってるの…愛してるよ」
「…そ、そうか…何だか嬉しいものだな」
「義勇の事、信じられない時期もあったけど不死川さんのおかげと義勇が帰ってきてくれた姿を見た時に信じて大丈夫なんだって確信したから」
「…何で信じられなかったんだ?」
「好きとも言ってくれないし…モテそうだから遊び相手の1人かと思ってたよ…」
「…俺は遊びだなんて思った事は無いし、女で遊んだ事も無い」
「今なら分かるよ。私も何かお腹に子供が出来て不安定だったのかもしれない」
「…そんな時に1人にしてすまなかった。誰かに代わってもらえば良かったと後悔している。これからは直ぐに俺に言ってくれ、不死川にも怒られたからな」
義勇が不死川さんに怒られてションボリしている姿を想像すると内心少し笑ってしまったが、額や頬にしてくれる口付けが嬉しくてそのまま私達は2人で丸まって猫の様にその日は寝てしまった
夜更けに窓が突かれる音がして目を開けた
雪那を起こさない様に静かに窓を開けると、俺の肩に乗った勘三郎は口にしていた文を俺に渡して来る
その文を開くと、お館様からの有難い言葉の数々が書かれていて少し目に涙が滲んだ
俺が親になる事を自分の事の様に嬉しいと言って下さった。心が温かくなる感覚にじんわりと噛み締めていると、いつの間にか俺の肩から居なくなっていた勘三郎が雪那の髪を優しく口ばしで撫でている
「ギユウノヨメ…ヨシヨシ」
「起こすなよ…勘三郎…腹に俺の子がいるんだ…」
「ナンジャト!ギユウハテガハヤイノ…」
ソンナコニソダテタオボエハナイと言ってウロウロしだした勘三郎にめでたい事だろうと言うと、もう俺の言葉は聞いていないのか雪那の腹に頭を擦り寄せ
コギユウコギユウと嬉しそうに言いながらそのまま寝てしまった
文を机に置いてから、雪那の背中を包む様に抱き締めて俺も目を閉じた
自分もこれから親になるのかと思うと妙な気持ちだった。本音を言えばもう少し2人で過ごしたい気持ちもあったのだが…
少し前、長期の隊務時に不死川に雪那の事を見守ってもらうように頼んだ。不死川も隊務があるにも関わらず文句を言いながらも引き受けてくれた
雪那は鬼を見た事も聞いた事も無く、香を炊くとゆう事も分からなかったので少し心配だったのだ
その時に不死川から届いた手紙。
雪那の腹にお前の子がいる。早く帰ってこいと殴り書きがしてあった
それから焦っていたのか、隊務を終わらせ親方様に文を書いてからどこの道を走って来たのかさえ今は覚えていない
丸1日走ってやっと辿り着いた
どうして俺に最初に伝えてくれなかったのかと色々考えたりもしたが、俺は口数が少なく分かりづらいと雪那が言っていたと不死川の文に書かれていた事を思い出した
雪那の頭に顔を擦り寄せて腹を優しく撫でると何だか愛しい様な守らなければとゆう気持ちが初めて胸に溢れてくるような感じがした
その気持ちを胸に久しぶりに身体も心も満たされながら眠りについた
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