Journey
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仕掛けが動かない事を理由に、私はその場に疲れたから休むと言って座り込んだ。服が汚れる事も気にせずに、ペタリとお尻を床につけた
どうしようかなー参ったな。と言いながらシャルも私の隣に座り込む
「疲れた。仮眠とりたいわ」
「まあね、後少しだったのになー。とりあえず団長に電話して仕掛けが動かないって報告するよ」
よろしく。と私が言うと何故かシャルは何秒か電話を操作せずに急に機械の様に止まった。そして持っていた電話をポケットにしまってから私を見つめた
「…な、なに?」
「……いや」
いつものように笑う事もせずに、じっと私を見つめるシャルに何なの?としか言えなくて
固まる私の後頭部に彼の手が置かれた時に私の心臓はドキリと鳴った
「しゃ、る?」
「緊張してるの?可愛い」
そうシャルが言った途端にたった今全身に血が巡ったんじゃないかって位に顔や身体が熱くなった
彼が私を見つめているのが分かっても私は目線を合わせられない。ドキドキしている心臓がうるさいなと思って手で胸を押さえた瞬間に後頭部に置かれた彼の手に力が入る。
気付いた時には私の唇は彼の唇で塞がれていた
目を見開いた私。目の前にあるシャルの顔は目を閉じていて
呆然とキスを受け入れる私の舌を彼は器用に舐める
胸に置いた私の手にシャルの手が絡んできて、キツくぎゅっと握られる
思わずドキドキも忘れて、快楽に少し吐息をもらすと、後頭部にあった手が私の腰を掴んだ
その時に彼の胸からドキドキと早めの心音が耳に聞こえて来て、ああ。彼も人間味があったんだなぁ。なんてよく分からない事を考えてしまっていた
激しくなるキスに私も目を閉じると、どれくらいたったか分からないけれどシャルはゆっくりと唇を離した
静まりかえる部屋で、目を開けた私の目の前にあったのは、幼馴染のネックレスだった。真顔でシャルは、ポケットからいつの間にかくすねたネックレスを私の目の前に吊るしている
「こいつの事好きだったの?」
低い声で囁かれて、思わずビックリしたのと悪趣味だなと思った私の目元が険しくなる
「そんな訳ないでしょ。幼馴染だよ」
「そう」
一言だけ、彼は呟いてから私の目の前でネックレスの先端を握り一瞬で粉々にした。そのバラバラになった破片が私の足元にパラパラと降り注いでくる
その行動に目を見開いて驚く私に、彼はニッコリと微笑むと
それならいいやと言ってから立ち上がってポケットから電話をとった
シャルの言動に未だに硬直する私を全く気にしていないのか、電話でクロロにこちらの現状を話している
その声も、話の仕方も数分前のダークな彼とは違って、いつもの感じが良い彼だった
今のは何だったんだろう
キスは嫌じゃ無かったし。嬉しかったのかもしれない。だけどその後だ。
足元に目をやると、バラバラになった破片がさっきの出来事を鮮明に思い出させる
彼の事がよく分からない。そんな事をモヤモヤ考えていると何人かの足音と気配がこの部屋に向かってきている事に気づいて立ち上がる
急に立ち上がった私に、電話を切ったシャルが団長達だから大丈夫だよ。と笑った
その笑顔に私もああ、うん。と微妙な表情で返事を返してしまった
すぐにクロロが部屋に入ってきて、その後に眼鏡の女の子と髪の長い子供も続いて入ってくる。
私を見た二人はこんにちはと挨拶をしてきてくれたので、私も軽く頭を下げてこんにちはと返した
シャルがクロロに右奥のボタンと仕掛けの話しをしているので、そちらの話には入らずに、さっきの事をまた思い出していた。
「レイ?で合ってる?」
「ん?あっ、合ってるよ」
眼鏡の女の子に急に名前を呼ばれて、私は粉々のネックレスから彼女に目線を向ける
「私はシズク、こっちはコルトピ」
「ああ、ご丁寧にどうも」
「そういえば、もしかして掃除機の人?」
その時プッと、シャルの笑い声が聞こえたけれど、シズクのデメちゃんの事かな?と言う無表情の返事にかき消された。
私とシズクが少しこの村の事を話していると、急に激しく部屋が一度揺れて。奥に通じる扉現れた。
それは昔見た物と変わっていなかった
何をしたのかも見ていなかった私は扉が現れた事にビックリしたけれど、そんな私にクロロは長老に変化した村人を全員始末するかわりに仕掛けを教えてもらった。と言った。が、あの長がよそ者にそんな事を頼むかな?と少し引っかかった。
そんな疑問を抱きつつ、1人1人順番に部屋に入っていく背中を見ていた
自分も向かおうとした時に、粉々になったネックレスがつい目に入る
ぼんやりと欠片を見ている私をシャルが見つめていた事は気付かなかった
どうしようかなー参ったな。と言いながらシャルも私の隣に座り込む
「疲れた。仮眠とりたいわ」
「まあね、後少しだったのになー。とりあえず団長に電話して仕掛けが動かないって報告するよ」
よろしく。と私が言うと何故かシャルは何秒か電話を操作せずに急に機械の様に止まった。そして持っていた電話をポケットにしまってから私を見つめた
「…な、なに?」
「……いや」
いつものように笑う事もせずに、じっと私を見つめるシャルに何なの?としか言えなくて
固まる私の後頭部に彼の手が置かれた時に私の心臓はドキリと鳴った
「しゃ、る?」
「緊張してるの?可愛い」
そうシャルが言った途端にたった今全身に血が巡ったんじゃないかって位に顔や身体が熱くなった
彼が私を見つめているのが分かっても私は目線を合わせられない。ドキドキしている心臓がうるさいなと思って手で胸を押さえた瞬間に後頭部に置かれた彼の手に力が入る。
気付いた時には私の唇は彼の唇で塞がれていた
目を見開いた私。目の前にあるシャルの顔は目を閉じていて
呆然とキスを受け入れる私の舌を彼は器用に舐める
胸に置いた私の手にシャルの手が絡んできて、キツくぎゅっと握られる
思わずドキドキも忘れて、快楽に少し吐息をもらすと、後頭部にあった手が私の腰を掴んだ
その時に彼の胸からドキドキと早めの心音が耳に聞こえて来て、ああ。彼も人間味があったんだなぁ。なんてよく分からない事を考えてしまっていた
激しくなるキスに私も目を閉じると、どれくらいたったか分からないけれどシャルはゆっくりと唇を離した
静まりかえる部屋で、目を開けた私の目の前にあったのは、幼馴染のネックレスだった。真顔でシャルは、ポケットからいつの間にかくすねたネックレスを私の目の前に吊るしている
「こいつの事好きだったの?」
低い声で囁かれて、思わずビックリしたのと悪趣味だなと思った私の目元が険しくなる
「そんな訳ないでしょ。幼馴染だよ」
「そう」
一言だけ、彼は呟いてから私の目の前でネックレスの先端を握り一瞬で粉々にした。そのバラバラになった破片が私の足元にパラパラと降り注いでくる
その行動に目を見開いて驚く私に、彼はニッコリと微笑むと
それならいいやと言ってから立ち上がってポケットから電話をとった
シャルの言動に未だに硬直する私を全く気にしていないのか、電話でクロロにこちらの現状を話している
その声も、話の仕方も数分前のダークな彼とは違って、いつもの感じが良い彼だった
今のは何だったんだろう
キスは嫌じゃ無かったし。嬉しかったのかもしれない。だけどその後だ。
足元に目をやると、バラバラになった破片がさっきの出来事を鮮明に思い出させる
彼の事がよく分からない。そんな事をモヤモヤ考えていると何人かの足音と気配がこの部屋に向かってきている事に気づいて立ち上がる
急に立ち上がった私に、電話を切ったシャルが団長達だから大丈夫だよ。と笑った
その笑顔に私もああ、うん。と微妙な表情で返事を返してしまった
すぐにクロロが部屋に入ってきて、その後に眼鏡の女の子と髪の長い子供も続いて入ってくる。
私を見た二人はこんにちはと挨拶をしてきてくれたので、私も軽く頭を下げてこんにちはと返した
シャルがクロロに右奥のボタンと仕掛けの話しをしているので、そちらの話には入らずに、さっきの事をまた思い出していた。
「レイ?で合ってる?」
「ん?あっ、合ってるよ」
眼鏡の女の子に急に名前を呼ばれて、私は粉々のネックレスから彼女に目線を向ける
「私はシズク、こっちはコルトピ」
「ああ、ご丁寧にどうも」
「そういえば、もしかして掃除機の人?」
その時プッと、シャルの笑い声が聞こえたけれど、シズクのデメちゃんの事かな?と言う無表情の返事にかき消された。
私とシズクが少しこの村の事を話していると、急に激しく部屋が一度揺れて。奥に通じる扉現れた。
それは昔見た物と変わっていなかった
何をしたのかも見ていなかった私は扉が現れた事にビックリしたけれど、そんな私にクロロは長老に変化した村人を全員始末するかわりに仕掛けを教えてもらった。と言った。が、あの長がよそ者にそんな事を頼むかな?と少し引っかかった。
そんな疑問を抱きつつ、1人1人順番に部屋に入っていく背中を見ていた
自分も向かおうとした時に、粉々になったネックレスがつい目に入る
ぼんやりと欠片を見ている私をシャルが見つめていた事は気付かなかった