Journey
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シャルに抱えられたまま村に入る。何だかムネがドキドキしていた
久しぶりというか、両親や兄弟、知り合いが徘徊者のような容姿をしていたら私はどうするんだろうゆう気持ちでいっぱいだった
鉄壁の扉を入れば、暗闇の中にすぐ倒れてる人間がちらほら見えた。徘徊者なのか人間なのかも分からない
「団長どこ行ったんだろ」
「シャル、降りる」
「ああ、うん」
素直に下ろしてくれたシャルは、大丈夫?と私に声をかけてくる
何で?と問うと、普通の人は故郷がこんな風になったら泣いたりするもんでしょ?女の子だし。と言って柔らかく頭を撫でてくる
「優しい所もあるんだね」
まあね。意外に俺は旅団の中では常識人と笑ったシャルにちょっと嬉しくて私も微笑んだ
何だかシャルが可愛かったので、常識人の所はつっこまなかった
実家に寄る気は起きず、クロロが居ないけれど禁書がある倉庫に向かうと言うと彼は賛成と言って後ろをついてくる
村の入り口に2人、3人の死体のようなものがあったけれど、そこから村の奥に向かって歩いていても死体は見当たらない。村に入ってから思い出したけれど、テレビで見た薄い膜のようなものも無かった
クロロの言っていた、人が大勢いる気配はするけれど
それは金庫の方では無く、村長の家の方角からする
それに昔はこんなに敷地も広くなかった気がする。
「変わったなぁ」
「ここ、6年で人口が倍に増えて住宅を増やして壁の囲いを広くしたらしいよ」
「そこまで調べたの?」
「一応一通りはね、奇妙な力を持った子も増えたみたいだけど一般サイトには書いてなかった」
ふーん、と言った私にシャルは顔を覗きこんでくる
「ねえレイ、この仕事終わったら旅団に入らない?」
「…えー。うーん」
「考えてんの?絶対嫌って言われると思ったよ」
「うーん、特に普通に話せるような人達だったし、お宝探しも悪く無いなぁとか考えてた」
本当はシャルが居るから何て言えなかった
首の血を舐められた時に彼を意識してるって感じた
この仕事が終わっても会いたいなって思っているけれど、それを言うのはまだ早いんじゃ無いかなって気がしていた
でも、彼が私に旅団に入らないかって聞いてくるって事は彼も私の事を気に入ってくれてるのかと思うと内心嬉しくて堪らなかった
そんな事を考えながら禁書がある建物の前まで来ると、全く建物は変わっていない事にホッとしながら
ここだよ、とシャルに言ってから中に入った
昔と変わらない入ってすぐにある地下の階段を降りる
昔は小さな照明がちらほらあるだけの埃臭い寒々する場所だったのに、照明も立派な物に変わり綺麗に掃除されている
少し降りた所で、ゾクリとして思わず足を止めた私にシャルも足を止めた
うめき声と何かが動く音がする
「俺が先に行く」
止まった私を見てすぐにシャルは私の前を歩き出す。
手すりから下を覗き込むと、やはり徘徊者達が階段下の部屋の前にわんさかといる
数は7人くらいか
少し歩き、もうすぐで下層に到着とゆう時に、シャルが手すりからダイブして下層まで飛んだ。それにつられて、私も早足で階段を降りる
降りている最中に、壁が破壊されるんじゃないか位の音が何回かして建物が軽く揺れるとうめき声は静かになった
「レイ終わったよ、後部屋の中入って平気?トラップとかないー?」
シャルの声にホッとして私も手すりを超えて飛んだ
着地してから、トラップ何て無いよと部屋に続く扉を開けてやるとシャルはすぐ中に入って行った
ふと、壁に埋まるようにめり込んだ徘徊者の1人に目がいく
昔と全く服のセンスが変わっていない
お気に入りだと見せてきた狩りの獲物の牙から作った凄くダサいネックレスも。
めり込んでいるのは仲が良かった幼馴染の男だった
顔や手も肉があまり無いけれど、不思議なものだ
面影ばかりは消せないのかもしれない
小さな頃に良く遊んだ事、花をもらった事など一瞬で思い出した
私は気付けば自分の目から涙が出ている事に気づいた
「何やってんの??どしたの?」
中々来ない私の様子を見に来たのか、シャルが笑顔で扉から顔を覗かせると、私の泣き顔を見て少し焦るような表情に変えた
「平気、幼馴染がいただけ」
「ごめん、殺さない方が良かった?」
「ううん、もう彼では無かったから。こんな姿で徘徊するよりは殺してあげた方が良いと私は思うよ」
ちょっとだけ気まずそうな顔をしたシャルは私の解答に良かったよ、とだけ言って部屋の中に入って行った
さっき、ごめんと私に言ったシャルは本当に申し訳無いと思ってくれていた。顔を見れば分かる
旅団なのに。私が泣いたのを見て謝ってくれた。
やっぱり、彼は優しいのかもしれない
旅団のメンバーに恋をするのは楽な道では無いと思いつつ、気付けば私は彼の背中を少しだけ愛しいと思い見つめてしまっていた
私がボンヤリとしているので、考え事をしていた様にみえたのか、シャルが振り返り早く来てと呼んでくる。咄嗟に幼馴染のネックレスを引き千切るとポケットに入れてから直ぐにシャルの後ろに続いた
「金庫はこれ?」
「ううん、こっち」
この部屋も変わっていない。この部屋はダミーの金庫の部屋。12個のダミーの金庫の中に1つづつ本が入っている
その本は特に価値が無い本だと言っていた
右端の壁に目で見えないボタンがあって、それを押すと奥の部屋に入れる
昔は山賊が良くでたから絶対に雷鳴の守りで村には入れないけれど、一応この部屋にもカラクリを付けてあるとシャルに解説しながらも右奥にあるボタンを押した。が昔のように奥に続く仕掛けが動かない
「ありゃりゃ?」
「発動しないね」
あれー??何でだろ。と唸る私にシャルも困ったなと頭をかいた
久しぶりというか、両親や兄弟、知り合いが徘徊者のような容姿をしていたら私はどうするんだろうゆう気持ちでいっぱいだった
鉄壁の扉を入れば、暗闇の中にすぐ倒れてる人間がちらほら見えた。徘徊者なのか人間なのかも分からない
「団長どこ行ったんだろ」
「シャル、降りる」
「ああ、うん」
素直に下ろしてくれたシャルは、大丈夫?と私に声をかけてくる
何で?と問うと、普通の人は故郷がこんな風になったら泣いたりするもんでしょ?女の子だし。と言って柔らかく頭を撫でてくる
「優しい所もあるんだね」
まあね。意外に俺は旅団の中では常識人と笑ったシャルにちょっと嬉しくて私も微笑んだ
何だかシャルが可愛かったので、常識人の所はつっこまなかった
実家に寄る気は起きず、クロロが居ないけれど禁書がある倉庫に向かうと言うと彼は賛成と言って後ろをついてくる
村の入り口に2人、3人の死体のようなものがあったけれど、そこから村の奥に向かって歩いていても死体は見当たらない。村に入ってから思い出したけれど、テレビで見た薄い膜のようなものも無かった
クロロの言っていた、人が大勢いる気配はするけれど
それは金庫の方では無く、村長の家の方角からする
それに昔はこんなに敷地も広くなかった気がする。
「変わったなぁ」
「ここ、6年で人口が倍に増えて住宅を増やして壁の囲いを広くしたらしいよ」
「そこまで調べたの?」
「一応一通りはね、奇妙な力を持った子も増えたみたいだけど一般サイトには書いてなかった」
ふーん、と言った私にシャルは顔を覗きこんでくる
「ねえレイ、この仕事終わったら旅団に入らない?」
「…えー。うーん」
「考えてんの?絶対嫌って言われると思ったよ」
「うーん、特に普通に話せるような人達だったし、お宝探しも悪く無いなぁとか考えてた」
本当はシャルが居るから何て言えなかった
首の血を舐められた時に彼を意識してるって感じた
この仕事が終わっても会いたいなって思っているけれど、それを言うのはまだ早いんじゃ無いかなって気がしていた
でも、彼が私に旅団に入らないかって聞いてくるって事は彼も私の事を気に入ってくれてるのかと思うと内心嬉しくて堪らなかった
そんな事を考えながら禁書がある建物の前まで来ると、全く建物は変わっていない事にホッとしながら
ここだよ、とシャルに言ってから中に入った
昔と変わらない入ってすぐにある地下の階段を降りる
昔は小さな照明がちらほらあるだけの埃臭い寒々する場所だったのに、照明も立派な物に変わり綺麗に掃除されている
少し降りた所で、ゾクリとして思わず足を止めた私にシャルも足を止めた
うめき声と何かが動く音がする
「俺が先に行く」
止まった私を見てすぐにシャルは私の前を歩き出す。
手すりから下を覗き込むと、やはり徘徊者達が階段下の部屋の前にわんさかといる
数は7人くらいか
少し歩き、もうすぐで下層に到着とゆう時に、シャルが手すりからダイブして下層まで飛んだ。それにつられて、私も早足で階段を降りる
降りている最中に、壁が破壊されるんじゃないか位の音が何回かして建物が軽く揺れるとうめき声は静かになった
「レイ終わったよ、後部屋の中入って平気?トラップとかないー?」
シャルの声にホッとして私も手すりを超えて飛んだ
着地してから、トラップ何て無いよと部屋に続く扉を開けてやるとシャルはすぐ中に入って行った
ふと、壁に埋まるようにめり込んだ徘徊者の1人に目がいく
昔と全く服のセンスが変わっていない
お気に入りだと見せてきた狩りの獲物の牙から作った凄くダサいネックレスも。
めり込んでいるのは仲が良かった幼馴染の男だった
顔や手も肉があまり無いけれど、不思議なものだ
面影ばかりは消せないのかもしれない
小さな頃に良く遊んだ事、花をもらった事など一瞬で思い出した
私は気付けば自分の目から涙が出ている事に気づいた
「何やってんの??どしたの?」
中々来ない私の様子を見に来たのか、シャルが笑顔で扉から顔を覗かせると、私の泣き顔を見て少し焦るような表情に変えた
「平気、幼馴染がいただけ」
「ごめん、殺さない方が良かった?」
「ううん、もう彼では無かったから。こんな姿で徘徊するよりは殺してあげた方が良いと私は思うよ」
ちょっとだけ気まずそうな顔をしたシャルは私の解答に良かったよ、とだけ言って部屋の中に入って行った
さっき、ごめんと私に言ったシャルは本当に申し訳無いと思ってくれていた。顔を見れば分かる
旅団なのに。私が泣いたのを見て謝ってくれた。
やっぱり、彼は優しいのかもしれない
旅団のメンバーに恋をするのは楽な道では無いと思いつつ、気付けば私は彼の背中を少しだけ愛しいと思い見つめてしまっていた
私がボンヤリとしているので、考え事をしていた様にみえたのか、シャルが振り返り早く来てと呼んでくる。咄嗟に幼馴染のネックレスを引き千切るとポケットに入れてから直ぐにシャルの後ろに続いた
「金庫はこれ?」
「ううん、こっち」
この部屋も変わっていない。この部屋はダミーの金庫の部屋。12個のダミーの金庫の中に1つづつ本が入っている
その本は特に価値が無い本だと言っていた
右端の壁に目で見えないボタンがあって、それを押すと奥の部屋に入れる
昔は山賊が良くでたから絶対に雷鳴の守りで村には入れないけれど、一応この部屋にもカラクリを付けてあるとシャルに解説しながらも右奥にあるボタンを押した。が昔のように奥に続く仕掛けが動かない
「ありゃりゃ?」
「発動しないね」
あれー??何でだろ。と唸る私にシャルも困ったなと頭をかいた