Journey
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雨がしとしとと降ってきた
葉のおかげで本当に多少は雨を防げているけれど、本降りにならないだろうか心配だ
シャルとクロロが何やら話をしているので、私は私で中の様子を見てくると言うと2人に止められた
「でも、私しか入れないじゃない」
「中からかなりの数の人の気配がする。この状況ではお前を一人で行かせれない」
「クロロ優しいじゃん、女の子扱いしてくれるんだ」
「….いや、その大人数が村人では無く、徘徊するあの化け物だとしたら。囲まれた時にお前の防御爆発が起こって禁書が粉々になる。」
と綺麗な真顔で言われる
「ですよね、知ってた」
チッと舌打ちすると、シャルが何か方法無いかなぁと目を閉じて唸っている。
「うーん、何かあったんだよね。村以外の人が入れる方法が」
「まじで?思い出せそう?」とゆうか何で今まで忘れてたの?と苦笑いするシャルに、何か小さい頃に聞いた気がするんだよね。と私も座り込み頭をひねり思い出そうとする
クロロが、思い出したらどんな些細な事でもいいから言えと呟く
「お母さんと話をしたかな。村のお姉さんが結婚するとかで。……村人じゃない人としてた気がする」
「村の中にその男がいたのか?」
「うん、それで聞いたっぽい。そしたら、儀式したから入れたみたいに言ってて」
「儀式については聞いたのか?」
「……血がうんたら言ってて、良く理解出来なかった気がする」
「血か。」とクロロが呟いてまた静かになった。
村の方角と、来た方角からどちらからも人が唸るような奇妙な聞いた事の無い小さな声みたいな音が響く
「血で思い出したけど、ちょっと調べた時にこのルビーク村の人達って外と交流し始めたのは32年前からだって記載されていた。それまではずっと村内でしか結婚も認められてなかったらしいよ」
シャルが、村からたまに出る不思議な力を持った子を隠したかったってのもあるのかもねえ。とチラリと私を見る
「村は全員家族だって、みんな繋がりがあるってよく長は言ってたなぁ」
と私が言った言葉に2人はピンと来たように私に目線を向ける
「全員血縁だ」
「だね」
全然分かんないんだけど。とげんなりする私に、試してみるかと私を一度見てからクロロは木から飛んで下に降りると村の入り口の鉄壁の門を開けようとする
が、クロロの手が扉に触れた瞬間にバチンと物凄い雷鳴のような音と共に彼の身体が吹っ飛ばされた
「ぎゃあ」
「うわぁ、団長平気?」
音の大きさに私とシャルは驚いてつい声をあげる
上から見てた私達はすぐに下に降り、吹っ飛ばされたクロロの元に急いで向かった
身体は無事なようだが、コートや髪が少し焦げていて
顔も黒くなっている
それにしてもあの雷鳴で怪我が無い事が恐ろしい
顔と髪が少し焦げているクロロをじっくりと見て私がケラケラと笑っていると、一瞬だった。人の動きとは思えないような瞬速でクロロの顔が私に近づいた気がした。気付いた時には首から痛みがはしる
驚いて目を見開き、自然に痛みが走った首に手を置いて呆然と口を開けている私とクロロの目が合うと、クロロの口元に付いているのは私の血なんだなと自然に理解した。そして、私が理解した事を表情で読み取ったのか満足そうな笑みをしてから口元に付いた血をこれ見よがしに舐めた見せた
何故かその時にさっき見た化け物のような男とクロロの姿が重なり、私は半泣きになりながら隣にいたシャルの後ろに隠れてシャルを羽交締めにする
食うんならこっちを食えと喚く私をスルーして、クロロはシャルに何やら合図すると
シャルは苦笑いしながらちょっとごめんね、と言って私を抱き上げてから手で口を覆われた。
そのままクロロはまた鉄壁の扉に向かっていく
シャルが耳元で、さっきの音とレイの声で徘徊者がこっち向かって来てるから今は静かにと言うと口を覆う手を外してくれた。私の耳にギイと扉が開く音が聞こえて、そちらに目線をやるとクロロはもう何処にも居なくて
ただ、開きっぱなしの扉だけが佇んでいた。
「血縁当たりだね。ちょっとごめんね」
と言ったシャルに、どうゆうこと?と尋ねようとすると急にチュッと首にキスをされて思わず固まった
シャルを見れば、シャルの口には私の首筋から出ていた血が滲んでいて彼もそれを躊躇無く舐めた。
その姿に頬が何故か熱くなる現象が私に起きるが、それより頭にピンと来た。血を舐めたクロロが中に入れたって事はと落ち着いて分析する
「…もしかして…私の血で、中に入れるって事?」
「当たり〜」と言ってニッコリ笑ったシャルは私を抱えたままクロロの後を追い走り出した
葉のおかげで本当に多少は雨を防げているけれど、本降りにならないだろうか心配だ
シャルとクロロが何やら話をしているので、私は私で中の様子を見てくると言うと2人に止められた
「でも、私しか入れないじゃない」
「中からかなりの数の人の気配がする。この状況ではお前を一人で行かせれない」
「クロロ優しいじゃん、女の子扱いしてくれるんだ」
「….いや、その大人数が村人では無く、徘徊するあの化け物だとしたら。囲まれた時にお前の防御爆発が起こって禁書が粉々になる。」
と綺麗な真顔で言われる
「ですよね、知ってた」
チッと舌打ちすると、シャルが何か方法無いかなぁと目を閉じて唸っている。
「うーん、何かあったんだよね。村以外の人が入れる方法が」
「まじで?思い出せそう?」とゆうか何で今まで忘れてたの?と苦笑いするシャルに、何か小さい頃に聞いた気がするんだよね。と私も座り込み頭をひねり思い出そうとする
クロロが、思い出したらどんな些細な事でもいいから言えと呟く
「お母さんと話をしたかな。村のお姉さんが結婚するとかで。……村人じゃない人としてた気がする」
「村の中にその男がいたのか?」
「うん、それで聞いたっぽい。そしたら、儀式したから入れたみたいに言ってて」
「儀式については聞いたのか?」
「……血がうんたら言ってて、良く理解出来なかった気がする」
「血か。」とクロロが呟いてまた静かになった。
村の方角と、来た方角からどちらからも人が唸るような奇妙な聞いた事の無い小さな声みたいな音が響く
「血で思い出したけど、ちょっと調べた時にこのルビーク村の人達って外と交流し始めたのは32年前からだって記載されていた。それまではずっと村内でしか結婚も認められてなかったらしいよ」
シャルが、村からたまに出る不思議な力を持った子を隠したかったってのもあるのかもねえ。とチラリと私を見る
「村は全員家族だって、みんな繋がりがあるってよく長は言ってたなぁ」
と私が言った言葉に2人はピンと来たように私に目線を向ける
「全員血縁だ」
「だね」
全然分かんないんだけど。とげんなりする私に、試してみるかと私を一度見てからクロロは木から飛んで下に降りると村の入り口の鉄壁の門を開けようとする
が、クロロの手が扉に触れた瞬間にバチンと物凄い雷鳴のような音と共に彼の身体が吹っ飛ばされた
「ぎゃあ」
「うわぁ、団長平気?」
音の大きさに私とシャルは驚いてつい声をあげる
上から見てた私達はすぐに下に降り、吹っ飛ばされたクロロの元に急いで向かった
身体は無事なようだが、コートや髪が少し焦げていて
顔も黒くなっている
それにしてもあの雷鳴で怪我が無い事が恐ろしい
顔と髪が少し焦げているクロロをじっくりと見て私がケラケラと笑っていると、一瞬だった。人の動きとは思えないような瞬速でクロロの顔が私に近づいた気がした。気付いた時には首から痛みがはしる
驚いて目を見開き、自然に痛みが走った首に手を置いて呆然と口を開けている私とクロロの目が合うと、クロロの口元に付いているのは私の血なんだなと自然に理解した。そして、私が理解した事を表情で読み取ったのか満足そうな笑みをしてから口元に付いた血をこれ見よがしに舐めた見せた
何故かその時にさっき見た化け物のような男とクロロの姿が重なり、私は半泣きになりながら隣にいたシャルの後ろに隠れてシャルを羽交締めにする
食うんならこっちを食えと喚く私をスルーして、クロロはシャルに何やら合図すると
シャルは苦笑いしながらちょっとごめんね、と言って私を抱き上げてから手で口を覆われた。
そのままクロロはまた鉄壁の扉に向かっていく
シャルが耳元で、さっきの音とレイの声で徘徊者がこっち向かって来てるから今は静かにと言うと口を覆う手を外してくれた。私の耳にギイと扉が開く音が聞こえて、そちらに目線をやるとクロロはもう何処にも居なくて
ただ、開きっぱなしの扉だけが佇んでいた。
「血縁当たりだね。ちょっとごめんね」
と言ったシャルに、どうゆうこと?と尋ねようとすると急にチュッと首にキスをされて思わず固まった
シャルを見れば、シャルの口には私の首筋から出ていた血が滲んでいて彼もそれを躊躇無く舐めた。
その姿に頬が何故か熱くなる現象が私に起きるが、それより頭にピンと来た。血を舐めたクロロが中に入れたって事はと落ち着いて分析する
「…もしかして…私の血で、中に入れるって事?」
「当たり〜」と言ってニッコリ笑ったシャルは私を抱えたままクロロの後を追い走り出した