Journey
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「もしもし」
シャルナークから渡された、耳がついたコウモリのような奇妙な電話に耳を寄せる
「俺だ」とつい最近聞いた声が電話口から聞こえた
「クロロですとか言いなさいよ、俺だとか彼氏面すんな」
わざとクロロの真似をして俺だの部分を強調してやるがフッと鼻で笑った様な声が聞こえて、そういえば嫌味が通じない奴だったのを忘れていた
「彼氏になってやってもいいぞ」
「はい、本題にどうぞ」
「…面白いやつだ、では本題に入らせてもらう。」
明日からシャルナークと村に行き侵入して金庫の中に入る。入ったら持ち出すと消える本をコピーする
コピーはどうするんだと聞けばその辺はシャルがうまくやるからお前は気にするなと言われた
猟奇的な事件になってきた為、お前にはシャルナークの護衛もかねてほしいと言われた
普通逆だよねとも思ったが、彼は戦闘向きじゃないと本人が言ってたのを思い出した。私も向いてないんだけどと言えばシカトをされたのでもう何も言わなかった
こちらは本は特にどうでもいいけれど、一応あまり関心が無いけれど村人を傷つけるような行為はやめて欲しいと言うと
その辺は特に問題ないと言っていた。まあ、彼等が村人に興味を持っているとも思えないのでその辺は信頼する事にした
村の近くまで小さな自家用飛行機で行くらしい
シャルナークが運転すると言っていて、飛行機何て久しぶりだと私は内心少しだけワクワクしてしまった
飛行機で行くなら2時間もかからないし、昼寝でもしていれば直ぐに着いてしまうだろう
成功した時に報酬を渡す、それから俺の電話には必ず出ること。そう言って電話は切れた
夜中の12時にそこを出るようにシャルに言ってあると聞いていたので
今は夕方の5時だから後出発までは7時間くらいかな。と簡単に必要な物を鞄につめると寝室に向かった
寝室のドアを開いて絶句する。人の寝室で大の字になって眠るシャルナークはスヤスヤと寝息をたてている
あどけない寝顔は旅団だとは思えない程可愛くて、見ていると怒りがどんどんおさまってきてしまうのが分かった
部屋を出てシャワーを浴びてからすぐにソファーに横になって仮眠を取ることにした
おはよー。と耳の近くで聞こえた明るい声に自分の部屋で男性の声をテレビ以外から聞くのは久しぶりだな、と思いつつ私は目を覚ました
準備万端ですと言わんばかりの彼が私の枕元に座ると、こんな所で寝たら風邪ひくよと言って軽く頭を撫でてくる。何で隣で寝なかったのか何だらかんだら言っていて
本気でどついたろうかと思ったが、喧嘩になるのも面倒だと思い素直にうんうんと相槌をうった
「今何時?11時半」
「んー。顔洗ってくる」
洗面台で歯を磨いていると彼が勝手に使ったのだろう、ストックの新しい歯ブラシがコップにささっていた
シャルナークのオープンで図々しい感じにも慣れてきた私は身支度を整えてから軽く化粧をして荷物を持った
丁度12時。
「ピッタリだね、行こうか」
ついてきてね、と言われて彼は4階のベランダから隣のマンションに飛んだ。それに続く
5分走ればアジトの1つまで行けるから。そこで飛行機に乗るからねと一言言ってからシャルナークはまた走り出した。
アジトの1つなのだから、元々特に人が多いような所でもないのだろう、夜中なのだから人っこ1人いないのは当たり前なのだが
シャルナークを追いかけてくると同じような建物が幾つも並ぶ中の1つ、倉庫のような大きなシャッターがある建物の前で彼は止まった
目の前には海が広がっていて、夏なのに潮風が肌寒く感じる
シャッターを開けている彼の後ろまで来ると、中には飛行機があるとワクワクする。
カラカラカラカラと開いていくシャッター。私の背の丈まで来ると中から普通の旅客機の二回りくらい小さな飛行機が姿を現した
「ヤッホー!飛行機ー」
「浮かれてないですぐに中入って。出たら連絡しなきゃいけないし」
中に乗り込むと、8人くらいは足を伸ばして乗れますくらいの使用になっている
トイレと小さなバーカウンターまで付いていた。
報酬はこれがいいとシャルナークの服の裾を掴むと、これは俺のだから報酬はクロロから貰いなさいと軽く流された。
操縦席に座った彼の隣に座ると、後ろで寝てていいよと言われたけれど
飛行機の1番前に座って、飛び立ちたいと興奮している私に彼は大笑いしていた
じゃあ、行こうかと彼が何やらボタンを押したりレバーを引くと動き出す飛行機。素人には操作が良くわからないけれど見ているだけで何だか楽しくなってくる
離陸は本当に一瞬の出来事で、窓からどんどん街の灯りが遠くなる。小さくなっていく自分の住む街を見ながらこれから行く所が恐ろしい事件に関わっているなんて事は忘れていて。私は上空から見る街の美しさにうっとりとしていたのだ。
シャルナークから渡された、耳がついたコウモリのような奇妙な電話に耳を寄せる
「俺だ」とつい最近聞いた声が電話口から聞こえた
「クロロですとか言いなさいよ、俺だとか彼氏面すんな」
わざとクロロの真似をして俺だの部分を強調してやるがフッと鼻で笑った様な声が聞こえて、そういえば嫌味が通じない奴だったのを忘れていた
「彼氏になってやってもいいぞ」
「はい、本題にどうぞ」
「…面白いやつだ、では本題に入らせてもらう。」
明日からシャルナークと村に行き侵入して金庫の中に入る。入ったら持ち出すと消える本をコピーする
コピーはどうするんだと聞けばその辺はシャルがうまくやるからお前は気にするなと言われた
猟奇的な事件になってきた為、お前にはシャルナークの護衛もかねてほしいと言われた
普通逆だよねとも思ったが、彼は戦闘向きじゃないと本人が言ってたのを思い出した。私も向いてないんだけどと言えばシカトをされたのでもう何も言わなかった
こちらは本は特にどうでもいいけれど、一応あまり関心が無いけれど村人を傷つけるような行為はやめて欲しいと言うと
その辺は特に問題ないと言っていた。まあ、彼等が村人に興味を持っているとも思えないのでその辺は信頼する事にした
村の近くまで小さな自家用飛行機で行くらしい
シャルナークが運転すると言っていて、飛行機何て久しぶりだと私は内心少しだけワクワクしてしまった
飛行機で行くなら2時間もかからないし、昼寝でもしていれば直ぐに着いてしまうだろう
成功した時に報酬を渡す、それから俺の電話には必ず出ること。そう言って電話は切れた
夜中の12時にそこを出るようにシャルに言ってあると聞いていたので
今は夕方の5時だから後出発までは7時間くらいかな。と簡単に必要な物を鞄につめると寝室に向かった
寝室のドアを開いて絶句する。人の寝室で大の字になって眠るシャルナークはスヤスヤと寝息をたてている
あどけない寝顔は旅団だとは思えない程可愛くて、見ていると怒りがどんどんおさまってきてしまうのが分かった
部屋を出てシャワーを浴びてからすぐにソファーに横になって仮眠を取ることにした
おはよー。と耳の近くで聞こえた明るい声に自分の部屋で男性の声をテレビ以外から聞くのは久しぶりだな、と思いつつ私は目を覚ました
準備万端ですと言わんばかりの彼が私の枕元に座ると、こんな所で寝たら風邪ひくよと言って軽く頭を撫でてくる。何で隣で寝なかったのか何だらかんだら言っていて
本気でどついたろうかと思ったが、喧嘩になるのも面倒だと思い素直にうんうんと相槌をうった
「今何時?11時半」
「んー。顔洗ってくる」
洗面台で歯を磨いていると彼が勝手に使ったのだろう、ストックの新しい歯ブラシがコップにささっていた
シャルナークのオープンで図々しい感じにも慣れてきた私は身支度を整えてから軽く化粧をして荷物を持った
丁度12時。
「ピッタリだね、行こうか」
ついてきてね、と言われて彼は4階のベランダから隣のマンションに飛んだ。それに続く
5分走ればアジトの1つまで行けるから。そこで飛行機に乗るからねと一言言ってからシャルナークはまた走り出した。
アジトの1つなのだから、元々特に人が多いような所でもないのだろう、夜中なのだから人っこ1人いないのは当たり前なのだが
シャルナークを追いかけてくると同じような建物が幾つも並ぶ中の1つ、倉庫のような大きなシャッターがある建物の前で彼は止まった
目の前には海が広がっていて、夏なのに潮風が肌寒く感じる
シャッターを開けている彼の後ろまで来ると、中には飛行機があるとワクワクする。
カラカラカラカラと開いていくシャッター。私の背の丈まで来ると中から普通の旅客機の二回りくらい小さな飛行機が姿を現した
「ヤッホー!飛行機ー」
「浮かれてないですぐに中入って。出たら連絡しなきゃいけないし」
中に乗り込むと、8人くらいは足を伸ばして乗れますくらいの使用になっている
トイレと小さなバーカウンターまで付いていた。
報酬はこれがいいとシャルナークの服の裾を掴むと、これは俺のだから報酬はクロロから貰いなさいと軽く流された。
操縦席に座った彼の隣に座ると、後ろで寝てていいよと言われたけれど
飛行機の1番前に座って、飛び立ちたいと興奮している私に彼は大笑いしていた
じゃあ、行こうかと彼が何やらボタンを押したりレバーを引くと動き出す飛行機。素人には操作が良くわからないけれど見ているだけで何だか楽しくなってくる
離陸は本当に一瞬の出来事で、窓からどんどん街の灯りが遠くなる。小さくなっていく自分の住む街を見ながらこれから行く所が恐ろしい事件に関わっているなんて事は忘れていて。私は上空から見る街の美しさにうっとりとしていたのだ。