Journey
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2人で食事をしてからその後、携帯番号を交換してシャルナークの家を出た。クロロもまだ考えこんでるし、家にいても仕方ないしね。まあ後で電話するよ、お疲れと彼に爽やかに言われて玄関で見送られた。
あっさり家の外に出させてもらった私は、エレベーターで1階に降りて周囲を確認する。うちの近くの駅付近のマンションから出てきた事が色々な看板からすぐに分かった。意外に近場にヤバいやつがいるもんだと思いながらタクシーを捕まえた
8分程で自宅に着き、施錠されていないドアを開けてベッドに倒れ込んだ
疲れたような、拍子抜けだったような。自分が5体満足でここに今いれるんだからいっかと思うと安心したのか深い眠りに落ちてしまった。
ピーピーと鳴る電話がうるさくって目を覚ましてしまった
携帯を手にとり、ディスプレイを確認すると知らない番号からの着信だった。時刻を確認すると6時間も経って夕方になっていた。
シャルナークの番号は入れてあるので誰だろうと思いつつ、出ると面倒っぽいかもと勘が働いたのでそれに沿って無視して風呂に入り、外食でもしようと化粧をする事にした。
化粧をしながらニュース右から左に聞き流していると、何とも奇妙なニュースが耳に飛び込んできて思わず手を止めてテレビを凝視する
昨日から今日にかけて行方不明者多数、キーリー街でだ。キーリーはうちの実家のすぐ近くの街で、あまり栄えてはいないけれど山や海の幸が豊富な場所
都会よりも何倍も平和な所だったはずだ
そういえば、キーリーから様子を見に向かったハンターが行方不明者と言っていたな
その事なのか、それとも一般人か。
私はもう10年も実家に帰っていない。別に家族や村の人が嫌いな訳でも無かったが、都会を見てみたかったし何しろ便利で栄えていて暮らしやすかったのだ。
村で産まれた者しか村に居れない為に外部からの技術が入るのが遅い。
それは物にしてもそうだった。
そういえば、正確には13年経つけれどあの思い出したくも無いトイレと風呂は変わったのだろうか……と行方不明とは全然関係の無いことを考えていた
それから2日程経った正午、シャルナークから電話がきた。
「もしもし、レイ?今家にいる?今近くなんだけど行っていい?」
「今は駄目。用事は何?」
「もう着いちゃったよ」
ツーと電話が切れる
ふと気配がして、ベランダを見ると柵の上で手を振るシャルナークを見つけて私は急いで近くにあったガウンを羽織った
マンションの下から電話してやがったなと腹が立ったので入ってきた彼に靴脱げと言って電話を投げつけてやった
「ごめーん、まさか下着とは」
「だからダメって言ったでしょ!」
「減るもんじゃ無いしまあいいじゃん。お土産あるよ」
紙袋のようなものを差し出されて受け取り中を覗き くと、ファーストフードがこれでもかとゆうくらい入っていた。
「ハンバーガーとポテトどんだけ買うの!?」
「俺が4つ食べるから。あとポテトL3つたべる。サラダも2つ頂戴後残りレイにあげる」
ガサガサと紙袋を漁る私がチラリと彼を見るといつの間にかシャルナークは冷蔵庫にあったビールをまるで自宅のように開けて平然と飲んでいた
食べたら食べたでソファに寝そべりテーブルのリモコンを取り私が見ていた番組を変える
「ちょっと見てるんだけど」
「ちょっとこれ見てね」
怒りで血管が切れそうな私を無視しながら、顎でくいっとテレビを指す
ヘリコプターからの上空の映像。乗っているアナウンサーがキーリー街付近の上空と言っている
「わぁお!?凄いや!みた?!」
「うん見えた」
シャルナークのとびきりの笑顔とは逆に私はげんなりとする。キーリーから実家の村にかけて薄い膜のようなものが見える
念を使えないと見えないのか?アナウンサーはそこには触れずに行方不明者が25人を超えた事や、行方不明になった者の名前などを説明している
今日の朝に村の麓の山で行方不明者の1人の左腕のみが見つかったと加えて話した
「…ジーザス」
「中々猟奇的だね、レイと2人で大丈夫かなぁ。俺は情報処理だしあんまり戦闘向きでは無いんだけどな」
「どーゆー事?」
「明日ここに2人で行くって事」
「聞いてない。それに私は本来は戦闘向きでは無いよ」
「何とかなるよ」
「あんた本当に情報処理?何か適当じゃない?」
「明日から2人で旅行だね、よろしく」
余り人の話を聞かない奴なのか、可愛らしい笑みで微笑むシャルナークはポケットから取り出した携帯をポチりポチりと操作して私に渡した。
「クロロと少し話して」
よろしくね、と言って彼は私の寝室に入っていった
アイツまさか寝る気なんじゃ…と思い私が止めようと立ち上がった所で、電話からクロロの声が聞こえた
あっさり家の外に出させてもらった私は、エレベーターで1階に降りて周囲を確認する。うちの近くの駅付近のマンションから出てきた事が色々な看板からすぐに分かった。意外に近場にヤバいやつがいるもんだと思いながらタクシーを捕まえた
8分程で自宅に着き、施錠されていないドアを開けてベッドに倒れ込んだ
疲れたような、拍子抜けだったような。自分が5体満足でここに今いれるんだからいっかと思うと安心したのか深い眠りに落ちてしまった。
ピーピーと鳴る電話がうるさくって目を覚ましてしまった
携帯を手にとり、ディスプレイを確認すると知らない番号からの着信だった。時刻を確認すると6時間も経って夕方になっていた。
シャルナークの番号は入れてあるので誰だろうと思いつつ、出ると面倒っぽいかもと勘が働いたのでそれに沿って無視して風呂に入り、外食でもしようと化粧をする事にした。
化粧をしながらニュース右から左に聞き流していると、何とも奇妙なニュースが耳に飛び込んできて思わず手を止めてテレビを凝視する
昨日から今日にかけて行方不明者多数、キーリー街でだ。キーリーはうちの実家のすぐ近くの街で、あまり栄えてはいないけれど山や海の幸が豊富な場所
都会よりも何倍も平和な所だったはずだ
そういえば、キーリーから様子を見に向かったハンターが行方不明者と言っていたな
その事なのか、それとも一般人か。
私はもう10年も実家に帰っていない。別に家族や村の人が嫌いな訳でも無かったが、都会を見てみたかったし何しろ便利で栄えていて暮らしやすかったのだ。
村で産まれた者しか村に居れない為に外部からの技術が入るのが遅い。
それは物にしてもそうだった。
そういえば、正確には13年経つけれどあの思い出したくも無いトイレと風呂は変わったのだろうか……と行方不明とは全然関係の無いことを考えていた
それから2日程経った正午、シャルナークから電話がきた。
「もしもし、レイ?今家にいる?今近くなんだけど行っていい?」
「今は駄目。用事は何?」
「もう着いちゃったよ」
ツーと電話が切れる
ふと気配がして、ベランダを見ると柵の上で手を振るシャルナークを見つけて私は急いで近くにあったガウンを羽織った
マンションの下から電話してやがったなと腹が立ったので入ってきた彼に靴脱げと言って電話を投げつけてやった
「ごめーん、まさか下着とは」
「だからダメって言ったでしょ!」
「減るもんじゃ無いしまあいいじゃん。お土産あるよ」
紙袋のようなものを差し出されて受け取り中を覗き くと、ファーストフードがこれでもかとゆうくらい入っていた。
「ハンバーガーとポテトどんだけ買うの!?」
「俺が4つ食べるから。あとポテトL3つたべる。サラダも2つ頂戴後残りレイにあげる」
ガサガサと紙袋を漁る私がチラリと彼を見るといつの間にかシャルナークは冷蔵庫にあったビールをまるで自宅のように開けて平然と飲んでいた
食べたら食べたでソファに寝そべりテーブルのリモコンを取り私が見ていた番組を変える
「ちょっと見てるんだけど」
「ちょっとこれ見てね」
怒りで血管が切れそうな私を無視しながら、顎でくいっとテレビを指す
ヘリコプターからの上空の映像。乗っているアナウンサーがキーリー街付近の上空と言っている
「わぁお!?凄いや!みた?!」
「うん見えた」
シャルナークのとびきりの笑顔とは逆に私はげんなりとする。キーリーから実家の村にかけて薄い膜のようなものが見える
念を使えないと見えないのか?アナウンサーはそこには触れずに行方不明者が25人を超えた事や、行方不明になった者の名前などを説明している
今日の朝に村の麓の山で行方不明者の1人の左腕のみが見つかったと加えて話した
「…ジーザス」
「中々猟奇的だね、レイと2人で大丈夫かなぁ。俺は情報処理だしあんまり戦闘向きでは無いんだけどな」
「どーゆー事?」
「明日ここに2人で行くって事」
「聞いてない。それに私は本来は戦闘向きでは無いよ」
「何とかなるよ」
「あんた本当に情報処理?何か適当じゃない?」
「明日から2人で旅行だね、よろしく」
余り人の話を聞かない奴なのか、可愛らしい笑みで微笑むシャルナークはポケットから取り出した携帯をポチりポチりと操作して私に渡した。
「クロロと少し話して」
よろしくね、と言って彼は私の寝室に入っていった
アイツまさか寝る気なんじゃ…と思い私が止めようと立ち上がった所で、電話からクロロの声が聞こえた