House of the Dead
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それから10分程経って、ボロボロの3人が部屋に入ってきた。先に入って来たクロロの顔には珍しく傷が付いていて血が流れている。フィンクスも右腕から出血していてイラつきが収まらないとゆう顔をしていた
シャル変な顔と言ったシズクの一言に最後に入ってきたシャルの顔を覗きこめば目の上は青く腫れ上がり左足から出血している様だ
なんとも言えない様な表情で私を見たシャルに少し笑いを堪えながら傷にそっと手を当てた
何故肉片が無かったのかは結局は分からなくて、おかしいのが正面玄関と庭の入り口の扉が開けっぱなしでタイラントに他の大型まで通路に溢れかえっていたらしい。シャルと私が彼等を送ってからその短時間で誰が玄関を開けっぱなしに出来るのかと
フィンクスがイライラした顔で舌打ちすると、話していたクロロは一通り狩り尽くしたから帰るかと水を飲み干して静かに立ち上がった。治療が終わり休んでいた私も他の皆んなも何も言わずに立ち上がると正面玄関に向かった
肉片と血のカーペットの様な床を進みながら私はシャルの腕を自然に掴んだ
どした?と言われてううん。と言えばそこからは何も返ってこない。全員が食料不足と戦闘の疲労を感じているのか誰も口を開かなかった。私を除いてピンピンしているように見えるが、全員が24時間隙が無い状態をずっとキープしている様に見え、それにプラスして男性3人はこちらの事も気にかけてくれてる様に感じ内心こいつらすげーと素直に感動する
ふと、無音の建物から足音が聞こえ、クロロが先頭で立ち止まると全員が長い廊下の先を見た。100m程先闇の中に白い服を着た男が見えた
私達の姿を見つけると一瞬顔を強張らせて来た道を走ってゆく。それを見たクロロはシャルについてこいと言いその他は全員外にいろと言って物凄いスピードでその場を後にした
私をチラリと見たフィンクスが一度頷いて行くぞと言って正面玄関に歩き出したので素直にそれに続く。玄関を出れば待ってましたとばかりに犬や感染者に囲まれたがシズクちゃんとフィンクスのおかげで直ぐに戦闘は終わった。遠くから狼の様な遠吠えが聞こえ、私達は誰も何も言わずに静かに玄関を見ながら待った
体力が無い私は眠気に負けてその場に座り込んでしまったが、特に誰も何も言わなかった
やべぇなとフィンクスが一言だけ呟き、えっ?何が?と顔を上に向けた瞬間だった。一瞬でフィンクスがシズク伏せろと大きな声を出し右手でパクを掴んで私に覆い被さった。今まで聞いた事の無い様な大きな音がして目の前が真っ暗になり足が熱くなるのを感じた
耳の中がキィーンと煩くて煩くて目を瞑っていたけれど、どれくらい経っただろうか少しづつ静かになって来て足音が近づいて来る
「さんきゅーフィンクス。でも背中凄い怪我」
「これでも最大にガードしてたんだけどな」
上からそんな声が聞こえてフィンクスの体がシャルに支えられて起き上がると私の体から重みが無くなり安堵して息を思い切り吐いた。真っ赤に燃え上がる建物は月より明るくて眩しい程だった
飛んできた炭を吸い込んでしまいゴホゴホと咳き込んでいると真っ黒焦げのクロロと髪の毛がチリチリになっているシズクちゃんを見て盛大に咽せてしまう
「さっき逃げた男がここの責任者で、1階の階段下に隠し部屋があった」
そうシャルが説明すると、クロロが思い出した様に少し笑いまさか話している最中に起爆装置を押すとはな…と言って建物を見た。結局、ウイルス実験に実験を重ね自分達で手に追えなくなり挙げ句の果てには外に漏れ出した。そんな所だったな…。
クロロのそんな話に炭を飲み込みながら、いいから早く風呂に入ってステーキ食べてシャンパンが飲みたいと呟くと全員が何も言わずに静かに頷いた
「もー新聞に出てる、早いねぇ。何?山火事で済ますんだー。流石だなぁ」
寝癖を付けたまま、朝刊を読み珈琲を啜るシャルに卵サンドを手渡すと目線はそのままで齧り付きもぐもぐと咀嚼している。あれから直ぐに来た時の飛行機に乗り込んで自宅に帰ってきた
風呂に2人で入って髪を乾かし合うとベッドに倒れ込んで爆睡してしまった。シャルは朝刊を読んでいるがもう昼過ぎで日も高く傾いている。シャル隣に座りそのまま彼に寄りかかるとふと蜘蛛の刺青に違和感を感じて思わず凝視する
「シャル、刺青が何か変だよ」
「えっ?うわ、火傷で顔の部分が焦げてる」
「よく痛く無いね」
「今言われたら段々痛くなってきた」
「へぇ、人間て気付かないと痛く無いのか」
「俺前に指吹き飛んだ時もフェイに言われるまで気付かなかったんだよね」
「何それ怖い」
「て事で今日は一日中ベッドでゴロゴロして治療してもらおっと」
「何で一日中なのさ」
最後の卵サンドを口にいれたシャルは私を軽々と持ち上げて自分の上に座らせると、優しく抱き締めて息も出来なくなる様なキスをしてきて私は自然に微笑んでしまう
段々と激しくなるキスと服の中に入って来た手がブゥーっとテーブルの上で振動する音を聞いて一度止まった。黒い耳のついた携帯がうーうーと唸り光ながらクロロの名前を画面に表示している
何やら上を向いて考えているシャルに私が大笑いしているとシャルは片手で携帯を取ってから躊躇なく電源オフのボタンを押した
後数秒できっと私にかかって来るんだろうなと考えながら笑っているシャルの唇に優しくキスをした
fin
シャル変な顔と言ったシズクの一言に最後に入ってきたシャルの顔を覗きこめば目の上は青く腫れ上がり左足から出血している様だ
なんとも言えない様な表情で私を見たシャルに少し笑いを堪えながら傷にそっと手を当てた
何故肉片が無かったのかは結局は分からなくて、おかしいのが正面玄関と庭の入り口の扉が開けっぱなしでタイラントに他の大型まで通路に溢れかえっていたらしい。シャルと私が彼等を送ってからその短時間で誰が玄関を開けっぱなしに出来るのかと
フィンクスがイライラした顔で舌打ちすると、話していたクロロは一通り狩り尽くしたから帰るかと水を飲み干して静かに立ち上がった。治療が終わり休んでいた私も他の皆んなも何も言わずに立ち上がると正面玄関に向かった
肉片と血のカーペットの様な床を進みながら私はシャルの腕を自然に掴んだ
どした?と言われてううん。と言えばそこからは何も返ってこない。全員が食料不足と戦闘の疲労を感じているのか誰も口を開かなかった。私を除いてピンピンしているように見えるが、全員が24時間隙が無い状態をずっとキープしている様に見え、それにプラスして男性3人はこちらの事も気にかけてくれてる様に感じ内心こいつらすげーと素直に感動する
ふと、無音の建物から足音が聞こえ、クロロが先頭で立ち止まると全員が長い廊下の先を見た。100m程先闇の中に白い服を着た男が見えた
私達の姿を見つけると一瞬顔を強張らせて来た道を走ってゆく。それを見たクロロはシャルについてこいと言いその他は全員外にいろと言って物凄いスピードでその場を後にした
私をチラリと見たフィンクスが一度頷いて行くぞと言って正面玄関に歩き出したので素直にそれに続く。玄関を出れば待ってましたとばかりに犬や感染者に囲まれたがシズクちゃんとフィンクスのおかげで直ぐに戦闘は終わった。遠くから狼の様な遠吠えが聞こえ、私達は誰も何も言わずに静かに玄関を見ながら待った
体力が無い私は眠気に負けてその場に座り込んでしまったが、特に誰も何も言わなかった
やべぇなとフィンクスが一言だけ呟き、えっ?何が?と顔を上に向けた瞬間だった。一瞬でフィンクスがシズク伏せろと大きな声を出し右手でパクを掴んで私に覆い被さった。今まで聞いた事の無い様な大きな音がして目の前が真っ暗になり足が熱くなるのを感じた
耳の中がキィーンと煩くて煩くて目を瞑っていたけれど、どれくらい経っただろうか少しづつ静かになって来て足音が近づいて来る
「さんきゅーフィンクス。でも背中凄い怪我」
「これでも最大にガードしてたんだけどな」
上からそんな声が聞こえてフィンクスの体がシャルに支えられて起き上がると私の体から重みが無くなり安堵して息を思い切り吐いた。真っ赤に燃え上がる建物は月より明るくて眩しい程だった
飛んできた炭を吸い込んでしまいゴホゴホと咳き込んでいると真っ黒焦げのクロロと髪の毛がチリチリになっているシズクちゃんを見て盛大に咽せてしまう
「さっき逃げた男がここの責任者で、1階の階段下に隠し部屋があった」
そうシャルが説明すると、クロロが思い出した様に少し笑いまさか話している最中に起爆装置を押すとはな…と言って建物を見た。結局、ウイルス実験に実験を重ね自分達で手に追えなくなり挙げ句の果てには外に漏れ出した。そんな所だったな…。
クロロのそんな話に炭を飲み込みながら、いいから早く風呂に入ってステーキ食べてシャンパンが飲みたいと呟くと全員が何も言わずに静かに頷いた
「もー新聞に出てる、早いねぇ。何?山火事で済ますんだー。流石だなぁ」
寝癖を付けたまま、朝刊を読み珈琲を啜るシャルに卵サンドを手渡すと目線はそのままで齧り付きもぐもぐと咀嚼している。あれから直ぐに来た時の飛行機に乗り込んで自宅に帰ってきた
風呂に2人で入って髪を乾かし合うとベッドに倒れ込んで爆睡してしまった。シャルは朝刊を読んでいるがもう昼過ぎで日も高く傾いている。シャル隣に座りそのまま彼に寄りかかるとふと蜘蛛の刺青に違和感を感じて思わず凝視する
「シャル、刺青が何か変だよ」
「えっ?うわ、火傷で顔の部分が焦げてる」
「よく痛く無いね」
「今言われたら段々痛くなってきた」
「へぇ、人間て気付かないと痛く無いのか」
「俺前に指吹き飛んだ時もフェイに言われるまで気付かなかったんだよね」
「何それ怖い」
「て事で今日は一日中ベッドでゴロゴロして治療してもらおっと」
「何で一日中なのさ」
最後の卵サンドを口にいれたシャルは私を軽々と持ち上げて自分の上に座らせると、優しく抱き締めて息も出来なくなる様なキスをしてきて私は自然に微笑んでしまう
段々と激しくなるキスと服の中に入って来た手がブゥーっとテーブルの上で振動する音を聞いて一度止まった。黒い耳のついた携帯がうーうーと唸り光ながらクロロの名前を画面に表示している
何やら上を向いて考えているシャルに私が大笑いしているとシャルは片手で携帯を取ってから躊躇なく電源オフのボタンを押した
後数秒できっと私にかかって来るんだろうなと考えながら笑っているシャルの唇に優しくキスをした
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