Journey
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身体がとても痛い
動かない。何かでキツく縛られているようだ
目隠しの布は白地だが透けず目を凝らしても何も見えない
バリンとデカイ音が部屋に鳴り響く。正確には私が何処かに投げ捨てられてガツっと顎を打った事で当たった何かが落ちて大きな音がした
匂いと肌に感じる空気からして外のような感じはしない。少しだけ香水のような匂いが漂ってその匂いに一瞬だけ酔いしれる。すると…
「ちょっと!割れちゃったよどうしてくれんの?!」
と、急に聞こえた声に状況を全て判断出来ずに苛ついていた私はこっちは顎打ったんだけど!と悪態をつけば急に口に布を押し込まれる
「可愛い気の無い子だなぁ」
と何処の誰だか分からない男は一言呟いてから気配を消した
どうでもいいけど縄とけや。と思いつつ何もする事も無いので自分の置かれてる状況を整理する事にした。昨日はプラプラと街に出て買い物をしてから家に帰って早めに風呂に入って寝たはず
思い出せるのはそこら辺だし、特に拐われるような環境に身は置いていない
少しだけ思い当たるふしはあるけれど、誰も知らない訳だし
いや…昔を思い返せば心当たりは山程あるなと思ったが。もう何年も前の話だしなとブンブンと頭を振った
銀行に預けてある貯金が目当てかもしれない。どっちにしろ女性に目隠しをして縄でしばり拐うのだから誘拐か強盗には変わりない
まぁ、そこら辺のやつなら負けない自信はあるし、今は攫われる女を演じて彼がどんな理由があって自分をここに連れてきたのかが知りたい
そんな事を考えていると部屋に2人入ってくる足音がした。
「こんにちは、お姉さん」
人当たりの良さそうな声だが、こんな姿の自分に普通はこんな言葉は出てこない
私はプッと口の中の布を吐き捨てる
「あなた、誰??目的は?」
「2つある。1つは君の能力」
「何で知ってる?」
「かなり昔に使った事があるだろう」
「アイツらの仲間か」
「ご名答」
しゅるりと目隠しを外されると綺麗な顔の黒髪の青年が目の前に腰掛けていた。
白のワイシャツにズボンのラフな格好だ
後ろにいる金髪の男が悪態つかなきゃ可愛いのにと嫌味ったらしくニッコリ笑ってくる
こんな時に悪態つかないで日々日常いつ悪態つくんだよと返せば、確かに!勇敢なお答えだ。とまた馬鹿にした様に笑う
「そんで??私の能力を知っていて何をさせたいの?」
「能力はまぁ、置いといて少し仕事を手伝って欲しいんだ。」
「報酬は?」
「金なら望むだけ」
「お金は間に合ってる」
「じゃあタダ働きで」
「はっ?ふざけんのは顔だけにしろ」
と啖呵をきると2人共顔を見合わせて笑った
とゆうか拐わないで家が分かるくらいなんだから電話番号調べて電話してくればいいでしょ!と続けて激しく非難する。それに対して金髪の男は、用件言ったらガチャ切りしそうじゃん。君。と無表情で切り返されて普通に同意した
「そういえばリアクション無いけど俺の事覚えてないの?」
金髪の男が嬉しそうな笑みでこちらを見つめてくる
「う、うーんあの時にいた男の一人?顔は全然覚えてない。」
「他の3人は?」
「全く」
「だよね。俺ら一瞬で焦がされて頭チリチリだったしね」と愉快そうに笑った
あの後、大変だったんだよ。仲間の1人は殺すって切れてもう1人は女に負けたって落ち込んでさ。ねぇ団長。と黒髪に相槌を求める
「俺はちょっと戦ってみたかったけどな」
と美しい笑みで私を見つめた
「ご遠慮します。あれは最終手段なんで」
「ほぉ、まだまだ他に能力を持っていると」
「そっちがどこまで知ってるかは知らないけど、念もあるけど元々一族の特殊な力もあるし。私自身どうゆう原理でそうゆう力が出せてるかも分からないから何とも言えない」
ここらへんは嘘なしで言って構わないだろう。一度つくと念入りに覚えていないとボロが出てしまうから。これは若い頃の教訓だ。
「ふーむ、中々面白いな」
「科学者みたいなやつだね、あんた」
「盗賊だけどな」
「盗賊ってゆうと、あんたくらい強いなら有名なんじゃない?」
「幻影旅団とちまたでは呼ばれているな」
やけに強いと思ったけれど、まさか旅団だとは。
へーと私が目を輝かせたのを見て2人は珍しい反応だとまた小さく笑った。
。
動かない。何かでキツく縛られているようだ
目隠しの布は白地だが透けず目を凝らしても何も見えない
バリンとデカイ音が部屋に鳴り響く。正確には私が何処かに投げ捨てられてガツっと顎を打った事で当たった何かが落ちて大きな音がした
匂いと肌に感じる空気からして外のような感じはしない。少しだけ香水のような匂いが漂ってその匂いに一瞬だけ酔いしれる。すると…
「ちょっと!割れちゃったよどうしてくれんの?!」
と、急に聞こえた声に状況を全て判断出来ずに苛ついていた私はこっちは顎打ったんだけど!と悪態をつけば急に口に布を押し込まれる
「可愛い気の無い子だなぁ」
と何処の誰だか分からない男は一言呟いてから気配を消した
どうでもいいけど縄とけや。と思いつつ何もする事も無いので自分の置かれてる状況を整理する事にした。昨日はプラプラと街に出て買い物をしてから家に帰って早めに風呂に入って寝たはず
思い出せるのはそこら辺だし、特に拐われるような環境に身は置いていない
少しだけ思い当たるふしはあるけれど、誰も知らない訳だし
いや…昔を思い返せば心当たりは山程あるなと思ったが。もう何年も前の話だしなとブンブンと頭を振った
銀行に預けてある貯金が目当てかもしれない。どっちにしろ女性に目隠しをして縄でしばり拐うのだから誘拐か強盗には変わりない
まぁ、そこら辺のやつなら負けない自信はあるし、今は攫われる女を演じて彼がどんな理由があって自分をここに連れてきたのかが知りたい
そんな事を考えていると部屋に2人入ってくる足音がした。
「こんにちは、お姉さん」
人当たりの良さそうな声だが、こんな姿の自分に普通はこんな言葉は出てこない
私はプッと口の中の布を吐き捨てる
「あなた、誰??目的は?」
「2つある。1つは君の能力」
「何で知ってる?」
「かなり昔に使った事があるだろう」
「アイツらの仲間か」
「ご名答」
しゅるりと目隠しを外されると綺麗な顔の黒髪の青年が目の前に腰掛けていた。
白のワイシャツにズボンのラフな格好だ
後ろにいる金髪の男が悪態つかなきゃ可愛いのにと嫌味ったらしくニッコリ笑ってくる
こんな時に悪態つかないで日々日常いつ悪態つくんだよと返せば、確かに!勇敢なお答えだ。とまた馬鹿にした様に笑う
「そんで??私の能力を知っていて何をさせたいの?」
「能力はまぁ、置いといて少し仕事を手伝って欲しいんだ。」
「報酬は?」
「金なら望むだけ」
「お金は間に合ってる」
「じゃあタダ働きで」
「はっ?ふざけんのは顔だけにしろ」
と啖呵をきると2人共顔を見合わせて笑った
とゆうか拐わないで家が分かるくらいなんだから電話番号調べて電話してくればいいでしょ!と続けて激しく非難する。それに対して金髪の男は、用件言ったらガチャ切りしそうじゃん。君。と無表情で切り返されて普通に同意した
「そういえばリアクション無いけど俺の事覚えてないの?」
金髪の男が嬉しそうな笑みでこちらを見つめてくる
「う、うーんあの時にいた男の一人?顔は全然覚えてない。」
「他の3人は?」
「全く」
「だよね。俺ら一瞬で焦がされて頭チリチリだったしね」と愉快そうに笑った
あの後、大変だったんだよ。仲間の1人は殺すって切れてもう1人は女に負けたって落ち込んでさ。ねぇ団長。と黒髪に相槌を求める
「俺はちょっと戦ってみたかったけどな」
と美しい笑みで私を見つめた
「ご遠慮します。あれは最終手段なんで」
「ほぉ、まだまだ他に能力を持っていると」
「そっちがどこまで知ってるかは知らないけど、念もあるけど元々一族の特殊な力もあるし。私自身どうゆう原理でそうゆう力が出せてるかも分からないから何とも言えない」
ここらへんは嘘なしで言って構わないだろう。一度つくと念入りに覚えていないとボロが出てしまうから。これは若い頃の教訓だ。
「ふーむ、中々面白いな」
「科学者みたいなやつだね、あんた」
「盗賊だけどな」
「盗賊ってゆうと、あんたくらい強いなら有名なんじゃない?」
「幻影旅団とちまたでは呼ばれているな」
やけに強いと思ったけれど、まさか旅団だとは。
へーと私が目を輝かせたのを見て2人は珍しい反応だとまた小さく笑った。
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